春家(しゅんけ)はトキメキざかり~四つ葉に咲く恋~ 第7話 あらすじ/ネタバレ

複雑な捜索の末、世子(せし)はようやく四皇子の行方を見つけ出した。しかし、目の前に広がっていたのは、四皇子と春可霊(しゅんかれい)が仲良く並んで談咲する姿だった。世子(せし)は春可霊(しゅんかれい)を誘拐犯と勘違いし、焦って四皇子の正体を明かしそうになる。しかし、機転を利かせた四皇子は世子(せし)を兄と偽り、なんとか危機を回避した。春可霊(しゅんかれい)は、李騰雲(りとううん)が姉を騙した占い師だと気づき、警戒心を抱く。しかし、世子(せし)の護衛に阻まれ、怒りを抑えきれずにその場を去る。

春可霊(しゅんかれい)の母である杜如玉(とじょぎょく)は、威風堂々とした世子(せし)を見て、大物と勘違いし、丁重に接する。世子(せし)が凌王(りょうおう)府の世子(せし)だと名乗ると、春錦栄(しゅんきんえい)と杜如玉(とじょぎょく)は驚きを隠せない。春錦栄(しゅんきんえい)は世子(せし)に取り入ろうと、わざとらしい身なりを整え、媚びを売る。特に、世子(せし)が四皇子に贈った簪を頭につけていたため、世子(せし)は春錦栄(しゅんきんえい)を四皇子の恋人だと勘違いしてしまう。

世子(せし)は事態を悪化させるのを避けるため、四皇子を連れて王府に戻る。一方、春錦栄(しゅんきんえい)は世子(せし)の再訪を期待して、一睡もできなかった。杜如玉(とじょぎょく)は縁結び橋を訪れるが、そこには良縁を求める男女老若が集まっていた。彼女は息子に嫁を探そうとする一家と出会うが、春錦栄(しゅんきんえい)の年齢を理由に断られてしまう。さらに、体調を崩したため、縁談は成立しなかった。

一方、春佩蘭(しゅんはいらん)は家計を助けるため、一人で山でキノコを採っていた。そこで師匠である郭振生と出会い、キノコに毒があると指摘される。しかし、春佩蘭(しゅんはいらん)は節約のためにキノコを捨てず、料理にして路不平(ろふへい)と食べる。食事後、路不平(ろふへい)は中毒症状を起こし、めまい、泡を吹くなどの症状が現れ、幻覚まで見るようになる。

世子と李騰雲(りとううん)は、春可霊(しゅんかれい)が四皇子に自分たちを悪く言うのではないかと心配し、護衛を連れて春家(しゅんけ)を訪れる。しかし、春可霊(しゅんかれい)は気性が激しく、一言二言で手を出してしまい、世子を何度も平手打ちにする。

その頃、杜如玉(とじょぎょく)は縁結び橋から帰ると、様子のおかしい路不平(ろふへい)に出くわす。路不平(ろふへい)は意識が混濁しており、杜如玉(とじょぎょく)を父親と間違え、春佩蘭(しゅんはいらん)に絡んで妻だと主張する。杜如玉(とじょぎょく)は気まずい雰囲気を避けるため、春佩蘭(しゅんはいらん)に路不平(ろふへい)を部屋に連れて行くように指示する。しかし、路不平(ろふへい)はますます大胆になり、人前で春佩蘭(しゅんはいらん)を抱き上げてしまう。

一方、四皇子は諦めきれず、再び春家(しゅんけ)を訪れ、春可霊(しゅんかれい)がよく出入りする場所で見張る。しかし、四皇子の再出現に春可霊(しゅんかれい)は冷淡な態度を示し、官僚の家とは関わりたくないと言い放つ。四皇子は怒りを抑えきれず、プレゼントを残して立ち去る。夜になると、杜如玉(とじょぎょく)と春錦栄(しゅんきんえい)が縁結び橋での出来事を話していると、幻覚を起こした春佩蘭(しゅんはいらん)が乱入し、家中は大混乱に陥る。

第7話感想

第7話は、波乱に満ちた展開で、最後まで目が離せない内容でした。

特に印象的だったのは、春可霊(しゅんかれい)の行動です。彼女は気性が激しく、世子を平手打ちするなど、大胆な行動が目立ちました。しかし、その裏には、家族への愛情や、過去の辛い経験が隠されているように感じました。

また、四皇子の恋心が切ないものでした。彼は春可霊(しゅんかれい)に惹かれていますが、身分の違いや週囲の仮対など、様々な障害が立ちはだかります。それでも諦めずに春可霊(しゅんかれい)に想いを伝え続ける姿に、胸を打たれました。

春家(しゅんけ)の人々も、それぞれにドラマがありました。春錦栄(しゅんきんえい)は世子に取り入ろうと必死でしたが、その裏には、家族への愛情や、幸せになりたいという強い思いが隠されていました。杜如玉(とじょぎょく)は、息子や娘の幸せを願う母親として、様々な苦労を背負っていました。

つづく