春家(しゅんけ)はトキメキざかり~四つ葉に咲く恋~ 第8話 あらすじ/ネタバレ

春家(しゅんけ)の小さな庭に朝日が差し込む。路不平(ろふへい)はほうきを手に、春佩蘭(しゅんはいらん)の優しい言葉を思い出しながら、口元を緩める。しかし、郭振生(かくしんせい)の知らせによって、その穏やかな空気は一変する。春佩蘭(しゅんはいらん)がなんとお見合いに行ったというのだ。路不平(ろふへい)は驚き、咲顔が消え失せる。

保和堂

薬局から戻ってきた郭振生は、患者の薬を手に休息を取ろうとしたその時、保和堂の掌柜が訪ねてくる。郭振生は以前、保和堂では手が出せなかった失明患者の治療に成功していた。その腕前に感銘を受けた掌柜は、高待遇で保和堂への加入を熱心に勧誘する。しかし、郭振生は春家(しゅんけ)への思いから、その申し出を断る。掌柜は残念がるものの、将来の再考を期待して去っていく。

そこに春半夏(しゅんはんか)が戻り、保和堂からの誘いを聞くと大喜びする。彼女にとって、保和堂は医術の頂点であり、師叔の加入は喜ばしいことだった。

世子(せし)の宴

一方、世子(せし)は春錦栄 (しゅんきんえい)(しゅんきんえい)を取り込むために、盛大な宴を催す。春錦栄 (しゅんきんえい)は世子(せし)の好意と思い込み、宴席に赴く。しかし、世子(せし)には別の思惑があった。宴席で世子(せし)は春錦栄 (しゅんきんえい)との親交を深めようとするが、互いに本心を隠しているため、会話はぎこちないながらも表面上は穏便に進む。特に春錦栄 (しゅんきんえい)が交杯酒を提案したことで、世子(せし)は驚きを隠せない。さらに、春錦栄 (しゅんきんえい)の行動は世子(せし)を誤解させ、彼女は自分を誘惑していると思い込んでしまう。

春家(しゅんけ)

春佩蘭(しゅんはいらん)がお見合いに行ったことを知った路不平(ろふへい)は、門前で彼女の帰りを待ちわびる。事情を聞くと、趙大叔(ちょうたいしゅく)が杜如玉(とじょぎょく)のために見合いをセッティングしたことがわかり、少し安心する。しかし、郭振生は杜如玉(とじょぎょく)に横恋慕する者がいると聞いて怒りを露わにする。

夕食時、春家(しゅんけ)の娘たちは趙大叔(ちょうたいしゅく)を絶賛し、杜如玉(とじょぎょく)にふさわしい相手だと考える。郭振生はそれを聞き、保和堂からの誘いをさりげなく話題に出して、杜如玉(とじょぎょく)の気を引こうとする。

世子(せし)の苦悩

帰宅した世子(せし)は、李騰雲(りとううん)に悩みを打ち明ける。李騰雲(りとううん)は、これは四皇子が世子(せし)を試している可能性があると分析する。その後、四皇子が帰ろうとした時、世子(せし)は自分の心が春錦栄 (しゅんきんえい)にバレたと思い込み、慌てる。忠誠心を示すため、四皇子を引き留めようとする。

春家(しゅんけ)での説得

春半夏(しゅんはんか)と春錦栄 (しゅんきんえい)は、郭振生に保和堂の誘いを受けるよう説得する。これは彼にとって貴重な機会だと考える。路不平(ろふへい)も加わり、師叔に外に出て自分の実力を証明するよう励ます。皆の説得を受け、郭振生はついに心を動かされ、真剣に検討し始める。

静かな夜、路不平(ろふへい)と春佩蘭(しゅんはいらん)は物置で二人きりになる。毒キノコを食べたあの日の会話を思い出し、微妙な空気が流れる。二人が親密になりかけたその時、郭振生の突然の登場でその雰囲気は壊れてしまう。

世子(せし)の誤算

四皇子を引き留めたい世子は、李騰雲(りとううん)の提案に従い、春錦栄 (しゅんきんえい)を王府に連れてくる。四皇子との取引材料にするためだ。しかし、意気揚々と四皇子に報告しようとした時、四皇子が春可霊(しゅんかれい)(しゅんかりん)を探しに出かけていることを知る。世子はそこで初めて、四皇子の想いが春可霊(しゅんかれい)に向けられていることに気づく。

第8話感想

第8話は、春家(しゅんけ)の人々の恋模様が複雑に絡み合い、今後の展開が気になる回でした。

路不平(ろふへい)と春佩蘭(しゅんはいらん)の距離が縮まり、互いに意識し合う様子が微咲ましかったです。しかし、郭振生の登場で二人の関係は中断されてしまい、今後の進展が気になります。

一方、郭振生は保和堂からの誘いに悩み、春家(しゅんけ)への思いと自分の夢の間で揺れ動いています。春半夏(しゅんはんか)や路不平(ろふへい)の説得を受け、心は動き始めていますが、最終的にどのような決断を下すのか注目です。

世子は春錦栄 (しゅんきんえい)を手に入れようとしますが、思惑通りには進みません。春錦栄 (しゅんきんえい)の行動を誤解し、四皇子の真意にも気づいていません。彼の恋の行方も気になるところです。

つづく