氷雨火 第12話 あらすじ/ネタバレ

呉振鋒(ウー・ジェンフォン)は死の淵から生還し、簡素な住居へと戻った。鏡の前に立ち、心の恐怖と疲労を鎮めようと努める。彼は自分の惨状を見て、様々な思いが頭をよぎる。陳宇(チェン·ユー)の協力の言葉を思い出し、呉振鋒(ウー・ジェンフォン)は郝東(ハオ・ドン)と一人で戦うのは無謀であることを悟る。しかし、熟考の末、彼は陳宇(チェン·ユー)に連絡せず、この重荷を一人で背負うことに決める。

一方、郝東(ハオ・ドン)と万賀達は意見の相違から衝突を起こす。しかし、郝東(ハオ・ドン)はすぐに歩み寄り、関係を改善しようと試みる。万賀達は郝東(ハオ・ドン)に勐佧との継続的な対立を避けるよう忠告するが、郝東(ハオ・ドン)は頑固に主張し、適度な衝突は悪くはないと考える。

呉振鋒(ウー・ジェンフォン)は傷だらけの姿で陳宇(チェン·ユー)の前に現れる。陳宇(チェン·ユー)の問いに対し、彼は屋台で喧嘩をしたと嘘をつく。姜磊(ジアン·レイ)の名前は出すが、郝東(ハオ・ドン)との遭遇は隠す。陳宇(チェン·ユー)は疑念を抱くが、それ以上は追及せず、呉振鋒(ウー・ジェンフォン)には言えない事情があると考える。

姜磊(ジアン·レイ)は怪我をして帰宅し、劉愷華(リウ·カイホワ)の心配に、現場監督に殴られたとごまかし、何とか切り抜ける。

陳宇(チェン·ユー)と呉振鋒(ウー・ジェンフォン)は腹を割って話す。陳宇(チェン·ユー)は呉振鋒(ウー・ジェンフォン)に更生を促し、まだやり直す道があると説得する。呉振鋒(ウー・ジェンフォン)は陳宇(チェン·ユー)の誠意に打たれ、重要な証拠を見つけたらすぐに報告し、自身を餌にして陳宇(チェン·ユー)の信頼を得ると約束する。そして、呉剛(ウー・ガン)社の資料が入ったUSBメモリを陳宇(チェン·ユー)に渡す。

陳宇(チェン·ユー)は資料を持って林徳賛(リン·ドーザン)に会い、呉剛(ウー・ガン)事件の徹底的な捜査を依頼する。呉振鋒(ウー・ジェンフォン)との協力の橋渡しとし、K組織の正体を暴くためだ。林徳賛(リン·ドーザン)は捜査を許可するが、呉振鋒(ウー・ジェンフォン)に捜査の進捗を漏らさないよう陳宇(チェン·ユー)に命じる。劉愷華(リウ·カイホワ)は陳宇(チェン·ユー)の独断に心配しつつも、頼もしさを感じる。林徳賛(リン·ドーザン)は陳宇(チェン·ユー)に若い頃の劉愷華(リウ·カイホワ)の姿を重ね、劉愷華(リウ·カイホワ)に呉振鋒(ウー・ジェンフォン)の監視を指示し、陳宇(チェン·ユー)の安全を確保する。

藍安然(ラン·アンラン)と陳宇(チェン·ユー)は万賀達に直接会い、呉剛(ウー・ガン)と事故を起こした運転手について質問する。一方、郝東(ハオ・ドン)と万賀達の関係にも変化が訪れる。郝東(ハオ・ドン)は万賀達の圧力に不満を持ち、王毅坤(ワン・イーコン)に分配して懐柔しようと考える。しかし、王毅坤(ワン・イーコン)の義理堅さに郝東(ハオ・ドン)はさらに不満を募らせ、金がすべてを解決できると考える。

万萌萌(ワン・モンモン)が薬物中毒を起こし、万賀達は急いで駆けつけるが、薬物の要求を拒否し、于大夫に鎮静剤を注射させる。その頃、呉振鋒(ウー・ジェンフォン)と陳宇(チェン·ユー)は資料を確認していたが、一団が押し入り、証拠を破棄しようとする。激しい抵抗の末、資料の大部分は破棄されたが、2人は一部の残ページを救出する。

王毅坤(ワン・イーコン)は昆都で阿燦(アーサン)と大黄カプセルの取引について交渉する。万賀達は万萌萌(ワン・モンモン)の将来を心配する。于大夫は万賀達の身勝手さを非難し、2人は険悪な雰囲気になる。一方、警察は手がかりから万賀達の会社の車両を特定し、呉振鋒(ウー・ジェンフォン)の動向にも注目する。

鬼手(グイショウ)が突然呉振鋒に連絡し、K組織の取引に同行する必要があると告げる。相手は彼を知っているという。林徳賛(リン·ドーザン)はそれを聞いて陳宇(チェン·ユー)の慎重さを批判し、呉振鋒の勝手な行動は警察を窮地に陥れると考える。劉愷華(リウ·カイホワ)はすぐに万賀達の会社と呉振鋒の監視を強化するよう指示する。

同時に、姜磊(ジアン·レイ)は鬼手(グイショウ)を見つけ、呉振鋒を殺害すると不気味に告げる。新たな嵐が静かに近づいている。

第12話の感想

第12話は、緊張感と緊迫感が高まる展開が続きました。呉振鋒と陳宇(チェン·ユー)の協力関係が深まりつつある一方で、郝東(ハオ・ドン)と万賀達の関係に亀裂が生じ、新たな衝突が予感されます。

特に印象的だったのは、呉振鋒と陳宇(チェン·ユー)の会話シーンです。呉振鋒の苦悩と決意、陳宇(チェン·ユー)の誠意と信頼が伝わってくる場面で、二人の絆が強固なものになっていく様子が描かれていました。

また、万賀達と王毅坤(ワン・イーコン)の対立も興味深いものでした。金銭至上主義の万賀達と、義理を重んじる王毅坤(ワン・イーコン)の価値観の違いが浮き彫りになり、今後の展開が気になります。

一方で、姜磊(ジアン·レイ)の不気味な動きも気になるところです。呉振鋒を殺害する計画を立てているようで、第13話ではどのような行動に出るのか、目が離せません。

つづく