今宵、若様は恋におちる 第17話 あらすじ/ネタバレ

鬼白(おにしろ)が水娘子(すいじょうし)を助ける

鬼白(おにしろ)は水娘子(すいじょうし)を助けるため、多くの酒を飲み、水娘子(すいじょうし)は感謝の気持ちで彼を家に連れて帰ります。

寧鈺軒(ねい ぎょくけん)と季曼(き まん)の密会

寧鈺軒(ねい ぎょくけん)は季曼(き まん)に京城の状況を伝え、彼女を大理寺に連れて行こうとします。しかし、海坊は辺鄙な場所なのに情報が早く届くことから、黒幕が季曼(き まん)に罪を認めさせようとしていることがわかります。

水娘子(すいじょうし)の証言

水娘子(すいじょうし)は寧鈺軒(ねい ぎょくけん)に、季曼(き まん)の匂いについて疑問を呈します。彼女は季曼(き まん)から普段の香水の匂いがせず、奇妙な匂いがしたことを覚えており、海辺に行ったときにそれが海で働く人特有の魚介類の匂いであることに気づきます。

沈連成の襲撃

町では、水娘子(すいじょうし)が事件の真犯人を見たが、昏睡のため証言できなかったという噂が広まります。衙役が水宴居を訪れるのは、寧鈺軒(ねい ぎょくけん)が敵をおびき寄せるための策略であり、鬼白(おにしろ)は水娘子(すいじょうし)の安全を守るために残ります。

夜になり、沈連成が部下を率いて襲撃しますが、鬼白(おにしろ)は待ち構えており、衙門も行動を起こします。沈連成は形勢不利と見て撤退します。

寧鈺軒(ねい ぎょくけん)と沈連成の戦い

寧鈺軒(ねい ぎょくけん)は季曼(き まん)を匿い、今夜決着をつけると誓います。沈連成は最後の手段として県衙を夜襲しますが、寧鈺軒(ねい ぎょくけん)は準備万端で待ち構えており、激しい戦いが繰り広げられます。寧鈺軒(ねい ぎょくけん)は軽傷を負いますが、袁朗(えんろう)が駆けつけて沈連成を斬り殺し、危機を脱します。

季曼(き まん)の決意

翌日、寧鈺軒(ねい ぎょくけん)は目を覚ますが、季曼(き まん)の姿が見えず、焦ります。鬼白(おにしろ)は季曼(き まん)が薬を煎じているだけで、去るつもりはないと慰めます。季曼(き まん)は寧鈺軒(ねい ぎょくけん)が無事であることを確認し、帰海号に戻るべきだと告げます。

袁朗(えんろう)は旧弊を一掃し、茶幫を復興させ、悪人を厳罰に処し、改心した者には寛大な措置を取るべきだと提案します。

季曼(き まん)の帰還

季曼(き まん)は苜蓿(ぼく しゅく)を連れて帰海号に戻ります。帰海号の前で、桑葚(くわ)は旧主人との再会に喜びます。季曼(き まん)は過去の記憶が曖昧ですが、桑葚(くわ)は香水の匂いを証拠に間違いはないと主張します。

桑葚(くわ)は季曼(き まん)を彼女の部屋に案内します。そこには宝物がたくさんあり、事業は至る所に広がっており、医学書や自家製クリームのレシピまであります。季曼(き まん)は驚愕しますが、記憶の扉はまだ開かれていません。

新たな生活

突然の財産と身分に、季曼(き まん)と苜蓿(ぼく しゅく)は衝撃を受けます。季曼(き まん)は父親の季銘の行方を尋ねますが、桑葚(くわ)は季銘が季曼(き まん)の安否を心配して京城に行ったが、今は消息不明だと告げ、これは季(ジー)老爷の常態なので心配する必要はないと慰めます。

寧鈺軒(ねい ぎょくけん)は帰海号の修理を手伝い、皆を暫く県衙に滞在させたいと申し出ます。季曼(き まん)はそれを断り、漁網を伴って埠頭で一夜を過ごすことを提案し、彼女のたくましさを見せます。

第17話の感想

第17話は、物語が大きく展開する重要な回でした。鬼白(おにしろ)の勇敢さと水娘子(すいじょうし)の優しさ、寧鈺軒(ねい ぎょくけん)と季曼(き まん)の信頼関係、そして袁朗(えんろう)の正義感など、様々なキャラクターの魅力が描かれていました。

特に印象的だったのは、鬼白(おにしろ)が水娘子(すいじょうし)を助けるために酒を飲み干すシーンです。彼の自己犠牲的精神には感動させられました。また、寧鈺軒(ねい ぎょくけん)と季曼(き まん)の密会シーンでは、二人の絆の深さが伝わってきました。

沈連成との戦いは、手に汗握る展開でした。寧鈺軒(ねい ぎょくけん)が負傷する場面はハラハラしましたが、袁朗(えんろう)の活躍で危機を脱したときは、安堵とともに爽快感も感じました。

つづく