『今宵、若様は恋におちる』第21話 あらすじ/ネタバレ

季曼(き まん)と寧ギョク軒の恋心

酒に酔った季曼(き まん)は、寧ギョク軒と一緒に河辺を散歩しながら、じゃんけんをすることを提案します。 負けたら、お酒を飲むか、本音を話すかのどちらかを選ばなければなりません。 寧ギョク軒は同意します。

最初のじゃんけんは、寧ギョク軒が勝ちました。 彼は季曼(き まん)に、好きな人がいるかどうかを尋ねます。 季曼(き まん)は笑って、「いる」と答えますが、名前を答えるのは2番目の質問だと言います。

2回目のじゃんけんは、季曼(き まん)が勝ちました。 彼女は寧ギョク軒に、好きな人がいるかどうかを尋ねます。 寧ギョク軒も笑って、「いる」と答えますが、名前を答えるのは2番目の質問だと言います。

3回目のじゃんけんは、またしても季曼(き まん)が勝ちました。 彼女は寧ギョク軒に、正直に答えるように要求します。 寧ギョク軒は静かに季曼(き まん)の名前を言い、すぐに情熱的にキスをします。 季曼(き まん)は恥ずかしそうに、いつから好きになったのかと尋ねます。 寧ギョク軒は笑って、「もう3つの質問の制限を超えている」と答えます。

老婦人の訴え

翌日、2人は村人に見送られながら村を後にします。 村人たちは、2人の善行を称賛します。 道中、2人は以前出会った老婆を探します。 村人たちは、老婆を狂っていると言いますが、寧ギョク軒は彼女の言葉は嘘ではないと言います。

老婆は、息子が孝行心から海に出なかったのに、ある日仕事に出かけて帰ってこなかったと訴えます。 その後、息子から手紙が届き、海に出て元気だと書いてありましたが、それ以降音信不通になりました。

老婆は、王老板が粥を配った後、海に出た人が全員行方不明になったと疑っており、2人に息子の行方を探してほしいと頼みます。 季曼(き まん)は真相を明らかにすると約束します。

王老板の陰謀

帰路についた2人は、長年続いている大事件の背後に何か隠されているのではないかと推測し、海賊は実は村人が偽装しているのではないかと疑います。

王老板は袁朗(えんろう)を訪ねて、8月15日の歳銀を京に運ぶ際に海賊のせいにしようと考え、袁朗(えんろう)に賛同を求めます。 袁朗(えんろう)は同意し、2人は密かに分け前を話し合います。

王老板は寧ギョク軒を歳銀の輸送に誘い、温婉(おんえん)は彼の荷物を整理します。 季曼(き まん)は心配になり、苜蓿(ぼく しゅく)と一緒に船に乗り込んで様子を探ります。 すると、温婉(おんえん)がまだ船を降りていないことがわかり、彼女を追いかけると、温婉(おんえん)が寧ギョク軒に食べ物を渡しているところを見ます。 季曼(き まん)は船倉の中で、火薬の跡を発見し、大きな疑問を抱きます。

苜蓿(ぼく しゅく)が密告したため、寧ギョク軒は急いで温婉(おんえん)を船から降ろします。 温婉(おんえん)は自分が捨てられたことに気づき、仕方なく屋敷に戻ります。

王老板は寧ギョク軒を将棋に誘い、海賊に対する彼の態度を探ります。 また、袁朗(えんろう)と季曼(き まん)が旧知の仲であることをほのめかし、2人を分断しようとします。 将棋盤の上で、王老板は自信満々ですが、寧ギョク軒は淡々と対応し、勝負はまだわからないと答えます。

第21話の感想

第21話は、ロマンチックさとサスペンスが絶妙に融合した素晴らしいエピソードでした。

季曼(き まん)と寧ギョク軒の恋の進展に胸が躍りました。2人は酒に酔った勢いでじゃんけんをし、負けた方が本音を話すというゲームを始めます。このゲームを通して、お互いの気持ちを確認し合い、ついにキスをするシーンは、見ていてドキドキしました。

一方、村で起こっている失踪事件の謎が深まります。老婆の息子が海に出たきり行方不明になり、王老板が怪しい動きをしていることから、事件の背後に大きな陰謀が隠されているのではないかと推測されます。

また、王老板と袁朗(えんろう)が手を組んで、歳銀を奪う計画を立てていることも明らかになりました。寧ギョク軒が王老板の誘いに乗って歳銀を運ぶことになり、危険な状況に巻き込まれるのではないかと心配です。

つづく