今宵、若様は恋におちる 第34話 あらすじ/ネタバレ
銭一明(せん いちめい)は薬方に精通していることを明かし、温婉(おんえん)は彼に秘方を練り込んだ面脂を作るよう命じます。聶将軍(じょうしょうぐん)は海坊を訪れ、季曼(き まん)に亡き娘の聶桑楡(にえ さんゆ)にそっくりだと驚きます。季曼(き まん)は聶青雲の近況を伝え、聶将軍(じょうしょうぐん)は驚愕します。
宴会で、陶思維(とう し い)は祖伝の髪飾りを聶青雲に贈ります。聶将軍(じょうしょうぐん)は喜び、陶思維(とう し い)に青雲との結婚を望みます。
席間、寧ギョク軒は聶将軍(じょうしょうぐん)と聶桑楡(にえ さんゆ)と季曼(き まん)の謎について話し、世事無常であることを感じます。寧ギョク軒は聶桑楡(にえ さんゆ)のために牌位を立てたことを明かし、聶将軍(じょうしょうぐん)は牌位に拝みたいと頼みます。陶思維(とう し い)はそれを聞き、聶桑楡(にえ さんゆ)が亡くなったことを知ります。
陶思維(とう し い)は季曼(き まん)に会い、昔のことを思い出させて、彼女の正体を確かめようとします。季曼(き まん)は警戒し、深入りを拒否します。その後、季曼(き まん)は寧ギョク軒に陶思維(とう し い)が自分の身元を知っているかもしれないと告げます。寧ギョク軒は友情を信じながらも、慎重になります。季曼(き まん)は寧ギョク軒を困らせたくないので、去る決意をします。寧ギョク軒は自分は何でも季曼(き まん)のために捨てられることに気づき、忠誠と感情の間で苦悩します。
鬼白(おにしろ)は怪我から回復し、水娘子(すいじょうし)に迷惑をかけたくないので、彼女を拒絶しようとします。しかし、水娘子(すいじょうし)は真心は風雨を恐れないと言い、一緒にいたいと願います。袁朗(えんろう)は酔っ払って季曼(き まん)に心を開こうとしますが、归海一刀に止められます。凌剣星(りょうけんせい)は温婉(おんえん)に戦いの準備をさせますが、陶思維(とう し い)が現れて聶桑楡(にえ さんゆ)が亡くなったことを明かし、凌剣星(りょうけんせい)に真実を見るように求めます。温婉(おんえん)は知らないふりをして、心は動揺します。
凌剣星(りょうけんせい)は疑念を抱き、归海一刀に娘の病気について尋ねます。归海一刀は慎重に答えます。归海一刀は急いで季曼(き まん)を探し、危険な状況であることを警告し、すぐに逃げるように説得します。季曼(き まん)は桑葚(くわ)に寧ギョク軒に知らせに行くように頼み、自分は何故か船に乗ります。寧ギョク軒が駆けつけると、埠頭は空っぽで、彼は悲しみに暮れます。季曼(き まん)が現れ、寧ギョク軒の気持ちを試す質問をし、二人は感情を爆発させて抱き合い、共に未来の嵐に立ち向かうことを決意します。
袁朗(えんろう)は遅れて到着し、二人が深い愛情を持っているのを見て、長年の秘密を告白します。彼の父は、かつて蔡聞正(さい ぶんせい)になりすまし、寧ギョク軒の父を殺した真犯人だったのです。寧ギョク軒は衝撃を受け、血の海の恨みに心を揺さぶられます。
第34話の感想
第34話は、衝撃の展開と複雑な感情が交錯する、見応えのある回でした。
まず、銭一明(せん いちめい)が薬方に精通していることが明らかになり、温婉(おんえん)が彼に秘方を託すという意外な展開に驚かされました。また、聶将軍(じょうしょうぐん)が季曼(き まん)を亡き娘の聶桑楡(にえ さんゆ)に重ねるシーンは切なく、陶思維(とう し い)が聶桑楡(にえ さんゆ)の死の真相を知った際の複雑な表情も印象的でした。
さらに、寧ギョク軒と季曼(き まん)の恋模様にも大きな進展がありました。陶思維(とう し い)が季曼(き まん)の正体を疑い始め、季曼(き まん)が寧ギョク軒のために身を引こうとするなど、二人の関係は試練に晒されます。しかし、最終的に二人は互いの気持ちを確かめ合い、共に未来を歩むことを決意する姿に感動しました。
一方、袁朗(えんろう)の告白は衝撃的でした。彼が蔡聞正(さい ぶんせい)になりすまし、寧ギョク軒の父を殺した真犯人の息子であるという事実は、今後のストーリーに大きな影響を与えるでしょう。寧ギョク軒がどのようにこの事実を受け止め、袁朗(えんろう)と対峙していくのか、目が離せません。
つづく