双燕秘抄 乱世を舞う二羽の絆 第21話 あらすじ/ネタバレ
万母(ばんぼ)は子孫繁栄を願って、毒を盛った食事を萬嘉桂(ばんかげつ)に食べさせ、鳳瑶(ほうよう)との結婚を強要する。嘉桂は茉喜(まほろ)を心から愛しており、拒否する。万母(ばんぼ)は嘉桂を諦めさせようと、鳳瑶(ほうよう)に家族の不安を訴え、彼女に結婚を懇願する。鳳瑶(ほうよう)は旧情を思い出し、結婚を受け入れる。
嘉桂は母が病気を装って結婚を企てていることに気付き、怒り狂って医師を呼ぶ。しかし、医師は万母(ばんぼ)が不治の病で余命いくばくもないと診断する。茉喜(まほろ)と鳳瑶(ほうよう)はそれを知り、心配でたまらない。
鳳瑶(ほうよう)は嘉桂に好意を持っていることを打ち明ける。茉喜(まほろ)は心は張り裂けそうになるが、涙を堪える。
嘉桂は病床の母に付き添う。母は薬から異変を感じ、自分の寿命を尋ねる。万母(ばんぼ)の願いは嘉桂の結婚を見ることであり、特に茉喜(まほろ)を気に入っているが、彼女の出自を理由に万家への入籍を断固拒否する。嘉桂は母の決意に抗えず、鳳瑶(ほうよう)との結婚を受け入れる。
茉喜(まほろ)は万家の両親の意思を察し、嘉桂がそれを否定しないことで、自分が身分が低く、万家にふさわしくないことを痛感する。嘉桂は茉喜(まほろ)に会いに行きたいが、罪悪感から結婚のことを切り出せない。
鳳瑶(ほうよう)は茉喜(まほろ)を万家の両親に会わせるが、それは結婚式の前夜だった。茉喜(まほろ)は驚き、万家が結婚式のために飾り付けられているのを見て、絶望する。嘉桂は結婚を口にし、茉喜(まほろ)は心を痛めながら去っていく。
結婚式当夜、嘉桂は鳳瑶(ほうよう)に軍務が忙しいこと、結婚は母の命令に従っただけだと打ち明け、家を出て軍営に戻る。茉喜(まほろ)はそれを目撃し、心が張り裂けそうになる。嘉桂に真相を聞かされ、さらに傷つく。茉喜(まほろ)は妾になることを申し出るが、母の願いを優先し、嘉桂に将来帰ってきたら妹として認め、良い相手を見つけてくれるように頼む。
茉喜(まほろ)は悲しみを堪え、自分が先に手放したのだと自分に言い聞かせ、涙を流しながら去っていく。
第21話の感想
第21話では、萬嘉桂(ばんかげつ)と茉喜(まほろ)の恋が悲しい結末を迎えてしまいました。万母(ばんぼ)の強引な策略と嘉桂の葛藤、茉喜(まほろ)の切ない思いが描かれており、見ていて胸が締め付けられるような気持ちになりました。
万母(ばんぼ)は子孫繁栄を願って、嘉桂に鳳瑶(ほうよう)との結婚を強要します。嘉桂は茉喜(まほろ)を愛しているため、当初は拒否しますが、万母(ばんぼ)が不治の病であることを知り、仕方なく受け入れることになります。
茉喜(まほろ)は嘉桂の結婚を知り、絶望します。嘉桂は茉喜(まほろ)に結婚のことを切り出せず、苦しみます。鳳瑶(ほうよう)は嘉桂に好意を持っていることを打ち明けますが、嘉桂は茉喜(まほろ)への愛を貫きます。
結婚式当夜、嘉桂は軍務が忙しいこと、結婚は母の命令に従っただけだと鳳瑶(ほうよう)に打ち明けます。茉喜(まほろ)はそれを目撃し、心が張り裂けそうになります。嘉桂に真相を聞かされ、さらに傷つきます。茉喜(まほろ)は妾になることを申し出るが、母の願いを優先し、嘉桂に将来帰ってきたら妹として認め、良い相手を見つけてくれるように頼みます。
茉喜(まほろ)は悲しみを堪え、自分が先に手放したのだと自分に言い聞かせ、涙を流しながら去っていきます。
第21話は、愛と運命の残酷さを描いた、とても悲しい回でした。萬嘉桂(ばんかげつ)と茉喜(まほろ)の恋は叶いませんでしたが、彼らの純粋な愛は永遠に忘れられないでしょう。
つづく
