想いの温度差~九霄寒夜暖~ 第13話 あらすじ/ネタバレ

あらすじ

蘇玖児と文駿は南風斎の人々を尋問している間、寒狰は督查衛で事件の捜査に追われていた。彼らは徐有道には犯行時間がないことを突き止め、彼を解放する。しかし、寒狰は徐有道を尾行し、叱蘭が突然彼を捕らえる場面に遭遇する。

徐有道の狼頭の印にある3本の傷は誰かが故意に描いたものであり、叱蘭は彼を尋問して黒幕を突き止めようとしていた。彼らは徐有道を高い場所に吊るし、言うことを聞かなければ落とすと脅迫する。しかし、徐有道が落下しそうになるたびに、彼らは彼を引き上げる。この繰り返しで、徐有道は恐怖に怯える。最終的に、彼は夢の中で狼頭を見て描いたことを認める。それは夢であったが、徐有道は非常にリアルに感じたという。

この手がかりを得た寒狰と叱蘭はすぐにその場を去る。彼らは徐有道が嘘をついていないと考え、祺原石の影響で夢を見た可能性が高いと推測する。寒狰は驚きを隠せず、叱蘭に調査を任せて狼頭事件の追跡を続ける。

一方、蘇玖児と文駿は南風斎の調査を終え、徐有道に嫌疑がないことを確認する。その時、胡八道は蘇玖児に寒狰を追跡していたことを告げる。林画師は蘇玖児に車椅子を届け、一枚の絵を見せる。その絵は無名画社から買い戻されたものであり、文駿は名前を聞いて顔を曇らせ、この場所とは相性が悪いと語る。

その瞬間、寒狰が現れ、蘇玖児を無名画社に連れて行く。文駿は彼らを画社の入り口まで送り届けると、急いで立ち去る。彼は本当にこの場所を恐れているようだ。蘇玖児と寒狰は無事に画社に入り、その豪華さに驚く。彼らは掌櫃に王計容が買い戻した絵について尋ね、王計容がすでに亡くなっていることを伝える。掌櫃は、その絵は当初は特別なものではなかったが、奇妙な出来事によって珍品から極品になったと語る。その日、絵の中の釣りをしている老人が突然消えてしまったのだ。掌櫃は彼らにこの事件を調査しないように忠告する。彼はその絵に殺されたと考えているのだ。

しかし、寒狰はそんな迷信を信じない。彼らはもう一枚の事件の絵、雪夜九霄図について質問を続ける。この絵は南風斎の魏先生の傑作であり、絵の中の仙楽と奇香は見る人を魅了する。そして、しばらくすると赤い服を着た女性が現れる。そのため、この絵は画中仙と呼ばれている。

蘇玖児は奇妙な事件だと感じるが、寒狰は事件が解決しなければ犯人は存在しないと考える。最終的に、寒狰は蘇玖児に偏見があったことを謝罪し、三本の傷についてこれ以上質問しないように頼む。蘇玖児は彼の謝罪を受け入れ、彼を許す代わりに家に送ってくれるように要求する。しかし、寒狰は彼女を南風斎に連れて行き、画中仙を見せる。蘇玖児はすぐに眠ってしまう。

目が覚めた後、彼らはそれぞれ手がかりを探し始めるが、曖昧な雰囲気は悲鳴によって打ち砕かれる。徐有道が凄惨な姿で倒れており、彼も絵に変わってしまったようだ。調査の結果、次の犠牲者は林画師の可能性が高いと考えられ、彼を守ることにする。しかし、蘇玖児と寒狰は犯人の思うままには動きたくないと考え、独自の調査を続けることを決意する。

寒狰は蘇玖児を家に送り届け、蘇玖児は寒狰が謝罪の際にくれた金平糖を握りしめる。

第13話の感想

1. 徐有道の夢

徐有道が夢の中で狼頭を見たという証言は、事件の謎をさらに深めました。祺原石の影響なのか、それとも別の理由があるのか、今後の展開が気になります。

2. 無名画社の謎

無名画社は、王計容が買い戻した絵や、雪夜九霄図など、奇妙な事件が絡む絵画に関係しているようです。掌櫃が忠告するほど危険な場所なのか、その真相が明らかになるのを楽しみにしています。

3. 寒狰と蘇玖児の関係

寒狰は蘇玖児に偏見があったことを謝罪し、二人の関係に変化が見られました。しかし、三本の傷について追及しないように頼むなど、まだ隠していることがあるようです。今後、二人の関係がどのように発展していくのか注目です。

4. 次の犠牲者

徐有道の死後、次の犠牲者は林画師の可能性が高いと推測されました。蘇玖児と寒狰が彼を守ることができるのか、ハラハラドキドキの展開が続きます。

5. 事件の真相

狼頭事件や無名画社の謎など、様々な謎が絡み合う事件の真相が気になります。蘇玖児と寒狰は犯人を捕まえることができるのか、最終回の展開が楽しみです。

つづく