想いの温度差~九霄寒夜暖~ 第17話 あらすじ/ネタバレ
冯画師の逃亡
馮画師は孟淮芸が殺された2年間、故郷を離れて修行していたため、愛する女性を守ることができなかった。蘇玖児、文駿、寒狰の3人は馮画師の部屋にたどり着くが、彼はすでに気づいて逃亡していた。馮画師が残した隠し通路で、蘇玖児は軟禁されていた魏公鱗を発見する。寒狰は追跡しようとするが、蘇玖児は同行を主張し、文駿は督查衛の人員を召集するために残る。
馮画師は車椅子に乗った魏公鱗を連れて逃亡し、魏公鱗は自首するように説得する。実は魏公鱗は、南風齋の名声を守るために、3人の师兄の罪を隠蔽していたのだ。馮画師は魏公鱗に、彼の選択が南風齋を破壊したことを理解させようとする。生死の危機に瀕した魏公鱗は、孟淮芸の遺体を埋葬した場所を明かし、馮画師に情けをかけてほしいと懇願する。
馮画師の過去と謎の人物
寒狰と蘇玖児が現場に到着し、馮画師を落ち着かせようとする。彼らは、馮画師が孟淮芸の师兄であり、孟淮芸が有名になる前に2人は知り合っていたことを知る。孟淮芸の画技は上達し、宮中に送られるほどになったが、馮画師は修行のために彼女との最後の別れを逃してしまった。孟淮芸が行方不明になったことを知った馮画師は、自分を責め、彼女を守れなかったことを悔やむ。
捜査の過程で、馮画師は謎の仮面の人物が自分を助けてくれたことを明かす。その条件は、狼頭人の夜遊びを作り出し、寒狰にいくつかの秘密を漏らすことだった。督查衛の人員が到着すると、馮画師は湖に飛び込んで自害する。寒狰は心配して湖に飛び込むが、水泳が苦手なため気を失ってしまう。蘇玖児がすぐに彼を助け出し、人工呼吸を行う。
事件解決と蘇玖児の想い
文駿と胡八道が蘇玖児と寒狰を見つけると、2人ともびしょ濡れだった。数日後、画中仙事件は解決し、文駿は新しい話本の構想を始める。彼は蘇玖児と寒狰が頻繁に言う「健康長寿」の意味を尋ねると、蘇玖児は恥ずかしそうに茶を吹き出す。文駿は、雪祺一族の回復能力が強いことから、寒狰が蘇玖児の体力を回復させるためにそう言っているのではないかと推測する。蘇玖児は寒狰に、自分の気持ちは薬物依存だけではないと正直に伝える。
蘇玖児は馮画師が湖に投身する前に送ってきた絵を受け取り、落胆する。寒狰は、彼女が馮画師の孟淮芸に対する深い愛情に気づいたことを慰め、この勝負で自分が負けたことを認める。蘇玖児はこれを機に、父親が毒殺された事件の真相を解明してほしいと寒狰に頼む。寒狰は真相を明らかにすると誓い、犯人が乾人を無意味に傷つけることはないはずだと信じている。
蘇玖児は寒狰からもらった金平糖を持って家に帰ると、秦湘宜は寒狰との関係を大切にするように忠告する。寒狰は突然、蘇玖児が祺元石を使用したことを思い出し、祺人に触れたことで夢に陥ってしまうのではないかと心配する。2人は祺元石の作用によって一緒に夢の中に入り、寒狰は蘇玖児が自分の祺元石を使用したことに気づく。夢の中で、彼らは馮画師と孟淮芸の深い愛情を目の当たりにし、夢の中で戯れる。最終的に、馮画師は孟淮芸を抱いて湖に眠りにつき、蘇玖児と寒狰は街中で伝説のコンビとして語り継がれる。寒狰に関する噂はどんどん広がっていくが、2人の絆はますます深まっていく。
第17話の感想
第17話は、複雑な感情が渦巻く、とても印象的なエピソードでした。馮画師の孟淮芸に対する深い愛情、彼の苦悩と選択、そして蘇玖児と寒狰の絆の深まりなど、見どころ満載でした。
馮画師の心情
馮画師は、孟淮芸への愛情と自責の念に苦しんでいました。彼は孟淮芸を守れなかったことを悔やみ、その罪を償うために自害を選びました。彼の行動は、彼の深い愛情と苦悩を物語っており、見る者に強い同情を感じさせました。
蘇玖児と寒狰の絆
蘇玖児と寒狰は、馮画師の死を乗り越え、絆を深めました。蘇玖児は馮画師の死を悼み、寒狰は彼女を慰め、支えていました。2人の信頼関係が深まっていることが伝わってきて、今後の展開が楽しみになりました。
事件の真相
事件の真相は、まだ明らかになっていません。馮画師がなぜ魏公鱗を軟禁していたのか、なぜ自害を選んだのかなど、謎は残されています。
つづく