想いの温度差~九霄寒夜暖~ 第18話 あらすじ/ネタバレ
あらすじ:
寒狰と蘇玖児は事件解決に協力し、その息の合った動きは、人々に「乾祺恋」の噂を呼び起こした。噂は広がり、蘇玖児は未来の少主夫人と呼ばれるまでに。しかし、当の二人には困惑が広がり、阿花は寒狰が蘇玖児を好きだと噂を吹き込む。蘇玖児はそれを否定し、自分が寒狰を好きになることはないと断言する。
克哈も二人の仲を応援するが、乾祺両国の婚姻は叶わず、寒狰の身分を考えると、蘇玖児は自分が少主夫人にはなれないと考える。秦湘宜も蘇玖児に、乾人の寿命は短く、祺人は数百年生きてしまうため、乾祺恋は束の間の喜びに過ぎないと忠告する。蘇玖児は悩み、寒狰も苦悩する。
ある日、二人は同じ夢を見る。夢の中で、蘇玖児は乾祺恋で排斥されることを恐れながらも、寒狰を抱きしめると安心感を得る。しかし、夢には二人を責める人々が現れ、秦湘宜は蘇玖児に寒狰から離れるよう忠告する。最終的に、蘇玖児は夢の中で寒狰と別れることを選択し、夢に過ぎないにも関わらず、寒狰は胸が締め付けられるような痛みを感じる。彼は本当に蘇玖児を好きになってしまったのかもしれない。
夢から覚めた蘇玖児は安堵する。その時、文駿は画中仙の物語を書いており、結末をオープンエンドにする。蘇玖児は話を聞きながら、なぜ事件解決をしているだけで非難されるのか理解できずにいた。文駿は、感情は足かせではなく、素晴らしいものだと慰める。蘇玖児は突然悟ったように、心を開く。
その時、石露清の歌声が聞こえ、人々は恐怖に怯える。文駿は、石露清は半年前に亡くなったが、最近鬼門が開いたという噂があり、彼女は復讐のために戻ってきたと説明する。蘇玖児は慌てて文駿と一緒にその場を去る。
叱蘭も寒狰と蘇玖児の噂を知り、乾祺六約が実施されても、二人の関係は認められないだろうと告げる。寒狰は祺族の王になることを考えたことはなかったが、乾国では祺人と付き合う女性は非難を受け、生活が困難になることも知っていた。
ある夜、寒狰は蘇玖児を訪ねると、彼女が文駿と一緒に祺人の芝居を見ているところを発見する。しかも、その芝居は祺人によるものだった。寒狰は激怒するが、蘇玖児は自分が自発的に参加したと言い、陳老板から報酬も受け取っていると説明する。寒狰は蘇玖児の言葉を信じられないものの、最終的には二人で銀子を使って陳老板をなだめる。
その後数日間、西厢堂では夜遅くに石露清の歌声が聞こえ、人々はそれを避けるようになった。蘇玖児と寒狰の関係もぎこちなくなり、二人はお互いに話そうとしなくなる。蘇玖児は胡八道に石露清について尋ねると、彼女は歌で有名になったが私生活は乱れており、最終的には城門から飛び降りたと聞く。蘇玖児は突然頭がクラっとし、そこに現れた寒狰が彼女の ?を握る。蘇玖児はその感覚を、干ばつに苦しむ草が甘露に出会ったように心地よく感じる。胡八道は二人の手つなぎを見て驚き、蘇玖児を寒狰に預けてその場を去る。二人は相変わらず喧嘩をしているように装うが、心は近づいていく。
感想:
第18話は、寒狰と蘇玖児の関係が大きく進展する回でした。二人は同じ夢を見ることで、お互いの気持ちに気付き始めます。しかし、周囲の人々の反対や乾祺六約の存在など、二人の関係を阻む要因は多く存在します。今後の展開が気になります。
特に印象に残ったのは、以下のシーンです。
- 寒狰と蘇玖児が同じ夢を見るシーン。二人がお互いを大切に思っていることが伝わってくる、とてもロマンチックなシーンでした。
- 石露清が幽霊となって戻ってくるシーン。幽霊の登場によって、物語がさらにミステリアスな雰囲気になりました。
- 寒狰が蘇玖児に特別な感情を抱いている可能性があるシーン。寒狰の行動から、彼が蘇玖児に特別な感情を持っていることがうかがえます。
- 蘇玖児と寒狰の関係は、乾祺六約によって認められないかもしれないシーン。乾祺六約の存在が、二人の関係に大きな障害となる可能性があります。
- 二人の関係は、周囲の人々から非難される可能性があるシーン。周囲の人々の反対は、二人の関係に大きなプレッシャーを与えるでしょう。