思いの温度差~九霄寒夜暖~ 第20話 あらすじ/ネタバレ
九霄城で、蘇玖児と寒狰の名前が突然話題になった。督察衛の人々が、彼らの冒険物語を描いた話本を面白そうに読んでいたのだ。この噂を止めるために、蘇玖児と寒狰は急いで姿を現し、喧嘩をして別れるふりをする。
胡八道が駆けつけ、城郊で任先生の侍女である小梅の遺体が発見されたという新たな情報を伝える。蘇玖児と寒狰はすぐに口論をやめ、遺体を確認しに行く。小梅の死は異常であり、自殺の可能性はないと判断する。岳大仁は小梅の事件を蘇玖児に任せ、寒狰は突然岳大仁と一緒に捜査することを提案する。蘇玖児と胡八道は、寒狰の演技がなかなか上手いことに気づく。岳大仁は寒狰に気に入られ、今後もコンビを組みたいと考えるが、寒狰は嫌そうな顔をする。
捜査を進めるうちに、蘇玖児と寒狰はいくつかの手がかりを発見する。任先生は舞台に上がる前に梨湯を飲む習慣があったという。事件当日も、任先生は梨湯を飲んでいた。そこで、二人は厨房に向かう。途中、蘇玖児は誰かが自分を尾行していることに気づく。寒狰だと思っていたが、雲察だった。寒狰は、自分が直接蘇玖児を守れないため、雲察に密かに彼女を守ってもらっていたと説明する。
一方、叱蘭は李公公が祺元石を売っている真相を探るため、侍女になりすまして近づこうとする。しかし、会話を盗み聞きしている最中に李公公の手下に発見され、殺されそうになる。幸いなことに、文嬰が駆けつけ、叱蘭を救い、外套を着せてくれる。叱蘭は文嬰に口外しないように警告し、同時に犯人を見つける手伝いをしてくれるよう頼む。
事件に戻ると、蘇玖児と胡八道は任先生の体から幻神散の匂いがすることを発見する。小梅の死と関係があると疑う。同時に、寒狰は小梅を殺した犯人を見つけ出す。表面上は屠殺者だが、実際は殺し屋だった。しかし、犯人は真犯人を知らず、事件はさらに捜査する必要がある。
夜、蘇玖児は叱蘭を誘って河灯を見に行く。中元節の前夜、川辺は賑わっていた。蘇玖児は数個の河灯を購入し、親族への想いを託す。彼女は、今夜父に会えるかもしれないと信じている。二人は河灯を流しながら、事件と今後の計画について話し合う。多くの困難と課題に直面しているにもかかわらず、二人は正義が悪を打ち破ると確信している。
第20話の感想
第20話は、蘇玖児と寒狰の活躍はもちろんのこと、叱蘭の奮闘や文嬰の優しさなど、見どころ満載のエピソードでした。特に、蘇玖児と寒狰が喧嘩をして別れるふりをするシーンは、コミカルで思わず笑ってしまいました。また、叱蘭が李公公に接近するシーンはハラハラドキドキする展開で、最後まで目が離せませんでした。
事件の真相はまだ解明されていませんが、蘇玖児と寒狰が協力して犯人を追い詰めていく姿は痛快でした。また、叱蘭と文嬰のコンビも、今後の活躍が期待されます。
つづく