花の告発~煙雨に仇討つ九義人~ 第14話 あらすじ/ネタバレ

かつて貧しい秀才だった李春風(りしゅんふう)は、相変わらず困窮な生活を送っていた。彼は金銭に困り、借金を重ねていたが、返済する様子はなく、人々から窃盗の疑いをかけられるようになっていた。

ある日、李春風(りしゅんふう)は劉薪(りゅうしん)に窃盗の現場を目撃され、問い詰められる。李春風(りしゅんふう)は開き直り、劉薪(りゅうしん)に濡れ衣を著せようとするが、劉薪(りゅうしん)は彼の顔を傷つけることなく、煙雨繡楼を訪れるよう命じる。

一方、呉廉(ごれん)は黄記(こうき)繡庄が国公府の大仕事を引き受けたことを聞き、国公府を訪れる。彼は国公夫人に会い、過去の過ちを謝罪するが、国公夫人は呉廉(ごれん)との関係を断ち切ることを告げる。

孟宛(もうえん)は7年間、かつての仲間たちのために復讐を計画していた。彼女は婁明章(ろうめいしょう)と共に証拠を探し、章榕児(しょうようじ)が福元寺に残した言葉「証拠は目の前にあるが、誰も見ていない」から、煙雨繡楼に証拠が隠されていると推測する。

孟宛(もうえん)は李春風(りしゅんふう)に煙雨繡楼への潜入を依頼する。李春風(りしゅんふう)は厨房の騒ぎを利用して祠堂に侵入し、章榕児(しょうようじ)に言葉を問いただすが、拒否されてしまう。彼は呉廉(ごれん)の言葉をヒントに書房に侵入し、梅花図を見つける。李春風(りしゅんふう)は梅花図に隠された秘密に気づき、図を切り取ろうとするが、呉廉に見つかってしまう。

李春風は図を奪って逃げ出し、呉廉は怒り狂う。李春風は劉薪(りゅうしん)に何も得られなかったと嘘をつくが、図に隠された秘密が明らかになる。花びらには、亡くなった藺如蘭(りんじょらん)(じょらん)、徐大娘子となった孟宛(もうえん)、そして出家した田小玲(でんしょうれい)を含む、被害者の名前が刺繍(ししゅう)されていた。

この発見は、人々を驚かせ、過去の罪が暴かれることを予感させる。

第14話の感想

第14話は、李春風の窃盗行為が明らかになり、物語が大きく動き出す重要な回でした。劉薪(りゅうしん)が李春風を煙雨繡楼に送り込んだことで、孟宛の復讐計画が本格的に始動し、呉廉と国公夫人の関係も決裂しました。

特に印象に残ったのは、李春風が梅花図から被害者の名前を発見するシーンです。花びらに隠された秘密が明らかになり、衝撃的な展開となりました。この発見は、今後の物語の展開に大きな影響を与えるでしょう。

また、呉廉と国公夫人の関係も注目すべき点です。呉廉は国公夫人に過去の過ちを謝罪しましたが、国公夫人は彼との関係を断ち切ることを決意しました。この決断は、呉廉にとって大きな打撃となるでしょう。

つづく