花の告発~煙雨に仇討つ九義人~ 第8話 あらすじ/ネタバレ

7年後、沈牧(しんぼく)は都の頭領として威風堂々と活躍していた。ある日、京城で事件が発生し、沈牧(しんぼく)は危機に陥った三娘と劉薪(りゅうしん)を救出する。しかし、二人は沈牧(しんぼく)の立場を問う暇もなく姿を消す。

一方、混乱に乗じて逃げようとした呉廉(ごれん)は、月明かりに照らされた冷たい刃によって阻まれる。相手は「故人」と名乗り、呉廉(ごれん)を捕縛しようと迫る。呉廉(ごれん)は抵抗するも、沈牧に一撃で気絶させられ、騒動は収束する。

沈牧は劉薪(りゅうしん)を煙雨楼の協力者と誤解し、刀を向ける。劉薪(りゅうしん)は沈牧の誤解を解こうとするが、聞き入れられず、やむなく身を隠す。沈牧は劉薪(りゅうしん)が去る前に、呉廉を捕らえたことを告げる。

夜、劉薪(りゅうしん)は一人の謎の女性を連れて舟で戻ってくる。女性は面紗を取ると、沈牧が7年前に亡くした如蘭(じょらん)にそっくりだった。沈牧は驚愕し、如蘭(じょらん)の死の真相を追求する決意を固める。

沈牧は孟宛(もうえん)、劉薪(りゅうしん)と協力し、呉廉への復讐を誓う。彼らの計画は、陳之遠(ちんしえん)と国公夫人の耳に入る。陳之遠(ちんしえん)は呉廉と趙寅(ちょういん)を救出するため、沈牧たちと対峙する。

陳之遠(ちんしえん)は苦肉の策として、部下に矢を放つよう命じるが、沈牧たちは動じない。沈牧は趙寅(ちょういん)を別室に連れ出し、呉廉が罪を認めたと偽って自白を強要する。趙寅(ちょういん)は動揺し、真実を明かす。

国公夫人は孟宛(もうえん)と侍女の紋月が行方不明になり、不審に思う。孟宛(もうえん)の部屋で意識を失わせる香を発見し、紋月に疑念を抱く。

真相と権力を巡る戦いが、幕を開ける。

第8話 感想

第8話は、沈牧の成長と復讐への決意、そして新たな謎の登場など、見どころ満載でした。特に印象的だったのは、沈牧と如蘭(じょらん)の再会シーンです。7年前に亡くなったはずの如蘭が生きていたことに驚き、沈牧の複雑な感情が伝わってきました。また、沈牧と劉薪の誤解による対立もハラハラドキドキさせられました。

キャラクターの成長も描かれており、沈牧は都頭(ととう)として活躍し、孟宛と劉薪も沈牧を支える頼もしい存在になりました。一方で、呉廉と趙寅は悪事を重ね、陳之遠も国公夫人も策略を巡らせています。

つづく