花令嬢の華麗なる計画 第18話 あらすじ/ネタバレ
花琉璃(かりゅうり)の入念な準備によって、各国使臣の宴は非常に和やかに進み、皆が満足そうな表情を浮かべていた。裴済懐(はいせいかい)は姬元溯 (きげんそ)の慧眼に感服し、花琉璃(かりゅうり)を鴻臚寺卿に抜擢したことを称賛する。一方、闇い牢獄の中で阿瓦(あわ)は毎日ため息をつき、看守さえも辟易して、彼に自害を勧めるほどだった。
金珀国の二皇子?賀遠亭(がえんてい)が約束通り到著し、花琉璃(かりゅうり)は城楼で出迎える。姬元溯 (きげんそ)も黙って傍らに付き添う。花琉璃(かりゅうり)は心の中で、福寿公主の称号は姬元溯 (きげんそ)が皇帝に働きかけて賜ったものだと推測する。賀遠亭(がえんてい)はまず縉国皇宮を訪れ、誠意と謝罪の証として皇帝に絶世の美女を献上しようとするが、皇帝は後宮が充足しているとして断る。その後、賀遠亭(がえんてい)は姫元遡にその女性を献上するが、姫元遡は快諾しつつも、府中の規律が厳格であるため、まずは清河書院で学ばせ、学業が修瞭したら娶ると伝える。これに対し、花琉璃(かりゅうり)は最初は驚き、その後怒りが喜びに変わる。
その後、花琉璃(かりゅうり)は賀遠亭(がえんてい)と面会し、金珀国の敗戦を直接的に指摘する。姬元溯 (きげんそ)は花琉璃(かりゅうり)の身だしなみを丁寧に整え、二人の間の信頼関係と親密さは言葉では言い表せないほどだった。田尚書(でん しょうしょ)は杜太師(とたいし)の依頼で和平交渉に加わり、花琉璃(かりゅうり)と金珀国の和解を後押しする。しかし、賀遠亭(がえんてい)は青寒草原から500裏撤退するという条件に強く仮対し、花琉璃(かりゅうり)は道理を尽くして主張するが、賀遠亭(がえんてい)の言葉に激怒し、交渉は一時的に行き詰まる。田尚書(でん しょうしょ)はため息をつき、姬元溯 (きげんそ)は屏風の後ろで焦り、誤って茶碗を落としてしまう。
花琉璃(かりゅうり)の気持ちを落ち著かせるため、姬元溯 (きげんそ)は裴済懐(はいせいかい)に清茶を届けさせ、そっと彼女の背もたれを外して、姿勢を正し、威厳を失わないように促す。交渉が不調に終わったため、花琉璃(かりゅうり)は田尚書(でん しょうしょ)の提案に従い、一時的に交渉を中断することを決める。しかし、賀遠亭(がえんてい)はこれを機に花琉璃(かりゅうり)を玉京に誘い、姬元溯 (きげんそ)も同行を申し出る。3人の微妙な雰囲気は、突如勃発した「人参争奪戦」によってさらに気まずくなる。
食事の後、賀遠亭(がえんてい)と姬元溯 (きげんそ)は酒を酌み交わしながら、闇に競い合う。裴済懐(はいせいかい)はこれを機に鸢尾(えんび)を呼び寄せ、花琉璃(かりゅうり)を連れ出す口実を作り、姬元溯 (きげんそ)と賀遠亭(がえんてい)の二人きりの時間を作る。酒が進むにつれて、二人は互角の勝負を繰り広げる。酔いが回った姬元溯 (きげんそ)は、裴済懐(はいせいかい)に雲寒(うんかん)を連れてくるように頼む。雲寒(うんかん)は、花琉璃(かりゅうり)と賀遠亭(がえんてい)の過去の秘密を明かす。実は、賀遠亭は商人として花琉璃(かりゅうり)を金珀国に誘拐しようとしたが、誤って鸢尾(えんび)を花琉璃(かりゅうり)と間違えてしまった。最終的には失敗に終わったものの、その過程で花琉璃(かりゅうり)に恋心を抱くようになる。一方、花琉璃(かりゅうり)は相手が誰であるかを知らず、金珀国に騙され、機転と阿瓦(あわ)将軍の助けでなんとか脱出することができた。
雲寒(うんかん)は姬元溯 (きげんそ)が花琉璃(かりゅうり)に恋をしていることに気づいているが、彼自身はまだ気づいていない。姬元溯 (きげんそ)は、花琉璃(かりゅうり)に自分の気持ちを伝える時が来たと決意するが、そのためには週到な計画が必要だった。夜が更け、雲寒(うんかん)は謎の人物と会う。その人物はなんと楽陽(らく よう)長公主の夫であり、謝瑶(しゃ よう)の父である謝臨川(しゃりんせん)だった。実は彼はずっと雲寒(うんかん)の後ろ盾であり、このすべての計画と策略には、より深い秘密と目的が隠されているようだった。
第18話の感想
第18話は、花琉璃(かりゅうり)の知略と姬元溯 (きげんそ)のサポートが光る回でした。各国使臣の宴を成功させ、金珀国との交渉にも臨む花琉璃(かりゅうり)の姿は、まさに鴻臚寺卿としての力量を見せつけるものでした。しかし、賀遠亭との交渉は難航し、一触即発の事態に発展する場面もありました。
姬元溯 (きげんそ)は、花琉璃(かりゅうり)を陰ながら支え、彼女の能力を認めている様子が伺えました。二人の関係は、信頼と親密さが深まっているように感じられます。また、雲寒の存在も気になるところです。彼は花琉璃(かりゅうり)と賀遠亭の過去を知っており、姬元溯 (きげんそ)の恋心にも気づいているようです。今後、どのような形でストーリーに関わってくるのか、注目です。
つづく