花令嬢の華麗なる計画 第22話 あらすじ/ネタバレ

夜が訪れ、花琉璃(かりゅうり)は朱晋(しゅうしん)の背後にある謎を明らかにしようと、朱府に潜入しました。彼女は朱晋(しゅうしん)に黒幕を白状するよう迫りますが、突然の事態が訪れます。裴済懐(はいせいかい)が慌てた様子で駆け込み、衝撃的な知らせをもたらします。なんと朱御史(しゅ ぎょし)が密室で亡くなっていたのです。しかも、彼のそばには花琉璃(かりゅうり)の名前を繰り返し呟く少女が一人残されていました。現場は厳重に封鎖され、不気味な雰囲気に包まれています。

朱御史(しゅ ぎょし)の傷は細長く深く、軟剣によるものだと推測されます。姬元溯 (きげんそ)は花琉璃(かりゅうり)の行動に疑問を抱きます。なぜ彼女は単独で行動し、相談しなかったのか。世間の圧力を受け、姬元溯 (きげんそ)は花家の包囲を命じ、憶測を鎮めようとします。花府では衛明月(えい めいげつ)が姬元溯 (きげんそ)に花琉璃(かりゅうり)の潔白を説明します。彼女は確かに昨夜朱府を訪れたものの、黒衣の者に邪魔され、真相を聞き出す前に怪我を負ってしまいました。

姬元溯 (きげんそ)は花琉璃(かりゅうり)の苦衷を理解しますが、勝手な行動には不満を隠せません。花琉璃(かりゅうり)は謝罪の気持ちとして、朱晋(しゅうしん)の燃え尽きていない手紙を差し出します。姬元溯 (きげんそ)は怒りを和らげ、二人の誤解は解けます。別れる前に、姬元溯 (きげんそ)は花家に万国宴への出席を控えるよう忠告します。

一方、田嘉敏(でんかびん)は花家の犬の穴から潜入します。彼女の真摯な心配に、花琉璃(かりゅうり)は心を温めます。彼女は田嘉敏(でんかびん)に、英王殿下の支持を姬元溯 (きげんそ)に求めてくれるよう頼みます。

玉京城では、杜太師(とたいし)が雷雨の夜に不慮の死を遂げます。杜琇瑩は悲しみに暮れ、雲寒(うんかん)は事件の真相を探るため、夜に太師府に潜入します。

謝臨川(しゃりんせん)の変化は、楽陽(らく よう)長公主と謝瑶(しゃ よう)を驚かせます。彼の言動にはかつてない誠実さが感じられ、長公主の信頼を得ます。雲寒(うんかん)は杜太師(とたいし)の書斎をくまなく調べますが、直接的な証拠は見つかりません。裴済懐(はいせいかい)は雲寒(うんかん)の進捗を気にかけていますが、思うようにいかず落胆します。彼は雲寒(うんかん)の茶に薬を盛って、真実を聞き出そうとします。

大理寺(だいりじ)では、雲寒(うんかん)は裴済懐(はいせいかい)の尋問に怯むことなく、自分が妖妃の残党であることを明かします。彼は姬元溯 (きげんそ)に死罪を願い出ますが、姬元溯 (きげんそ)は命を大切にすべきだと拒否します。裴済懐(はいせいかい)は雲寒の正体に驚き、姬元溯 (きげんそ)の寛容さに感動し、かつての兄弟愛を思い出し複雑な気持ちになります。

この夜、玉京城は大きく変化します。それぞれが信念と使命のために奔走します。権力争いの中で、姬元溯 (きげんそ)と花琉璃(かりゅうり)、雲寒の関係にも変化が訪れ、大きな嵐が近づいていることを予感させます。

第22話の感想

第22話は、衝撃的な展開とキャラクターの心情の変化が描かれた、見応えのあるエピソードでした。特に、朱御史(しゅ ぎょし)の謎の死と、雲寒の正体が明らかになったことは、今後の物語に大きな影響を与えそうです。

花琉璃(かりゅうり)の朱晋(しゅうしん)への尋問は、彼女の正義感と真相を明らかにしたいという強い意誌を感じさせました。しかし、事件の急展開により、彼女の行動は誤解され、窮地に立たされることになりました。

姬元溯 (きげんそ)は、花琉璃(かりゅうり)を信じながらも、彼女の勝手な行動に怒りを隠せませんでした。しかし、花琉璃(かりゅうり)の潔白が明らかになると、彼女を気遣う優しい一面も見せました。

雲寒の正体が妖妃の残党であるという衝撃の事実には驚かされました。彼はなぜ妖妃の残党となり、どのような目的を持っているのでしょうか。今後の彼の行動に注目です。

裴済懐(はいせいかい)は、雲寒の正体を知り、複雑な気持ちを抱いている様子でした。かつての兄弟愛と、事件の真相を明らかにしたいという思いが交錯しているのでしょう。

つづく