花令嬢の華麗なる計画 第7話 あらすじ/ネタバレ
朝日に目覚める姬元溯 (きげんそ)
朝日の光が雲を突き抜けて、姬元溯 (きげんそ)は宿酔から目を覚ました。裴済懐(はいせいかい)の忠告が頭の中でこだまする。彼はすぐに起き上がり、小七と小八に馬を用意するよう命じて、花家を訪ねることにした。しかし、花琉璃(かりゅうり)はそれを予期していたようで、鸢尾(えんび)を差し向け、嫌疑を避けるためとして面会を断った。姬元溯 (きげんそ)は面子を潰され、仕方なく気楽に振る舞い、通りかかっただけだと咲った。
万国朝会と鴻臚寺卿
一方、皇城では皇帝が盛大な万国朝会を準備していた。大国の威厳を示す機会として、鴻臚寺卿の人選が重要となっていた。英王姬元灏(きげんこう)が立候補し、この機会に地位を固めようとしたが、皇帝は即座に許可せず、民衆の意見も含めて多方面から検討した上で決定するとした。
花琉璃(かりゅうり)の決意
この知らせを聞いた花琉璃(かりゅうり)は、心中に警鍾が鳴り響いた。姬元灏(きげんこう)は花家に好意を抱いていないことを知っており、彼が鴻臚寺卿になれば、花家にとって大きな脅威となるだろう。そこで、彼女は前日の「距離を置く」という言葉に仮して、姬元溯 (きげんそ)に助けを求め、英王と争うことを決意した。
姬元溯 (きげんそ)の葛藤
花琉璃(かりゅうり)の突然の訪問に、姬元溯 (きげんそ)は複雑な心境になった。わざと彼女を少し待たせて、不満を示した。しかし、花琉璃(かりゅうり)は誠意を見せるため、花家の特徴的な香水浴を体験させたり、自らマッサージをしたりした。不慣れな手つきで姬元溯 (きげんそ)を苦しめたものの、前例のないほどのリラックス感を与えた。その後、姬元溯 (きげんそ)は裴済懐(はいせいかい)から、これは「搓澡」と呼ばれる民間療法であることを知り、花琉璃(かりゅうり)を少し見直した。
変化する関係
二 日後、心身ともに爽快になった姬元溯 (きげんそ)は、再び花家を訪れた。しかし、庭には仕掛けが施されており、彼を拒絶した。花琉璃(かりゅうり)はそれを聞いて駆けつけ、姬元溯 (きげんそ)の袖が破れているのを見て、縫い直してあげようと申し出た。そして、手縫いの香囊を贈った。刺繍は下手だったが、心は込められていた。姬元溯 (きげんそ)は花琉璃(かりゅうり)の意図を理解し、この変化がもたらす微妙な変化を楽しんだ。
鴻臚寺卿への道
街角では、鴻臚寺卿の人選について議論が飛び交い、多くの人々が英王を支持していた。花琉璃(かりゅうり)は時間の猶予がないことを痛感し、再び姬元溯 (きげんそ)を訪ねたが、彼は不在だった。実は、姬元溯 (きげんそ)は裴済懐(はいせいかい)と一緒に大理寺(だいりじ)で策略を巡らせており、金珀国の刺客二人を巧妙に解放して、黒幕を引き出そうとしていた。
偶然の出会い
偶然にも、二人が大理寺(だいりじ)を出たところで、花琉璃(かりゅうり)と鸢尾(えんび)に出くわした。鸢尾(えんび)は、裴済懐(はいせいかい)がかつて花家の臨時工「小白」だったことに気づき、問い詰めた。裴済懐(はいせいかい)は仕方なく真相を告白し、花琉璃(かりゅうり)の助けを借りて話題を変え、気まずさを解消した。
花琉璃(かりゅうり)の挑戦
その後、花琉璃(かりゅうり)と姬元溯 (きげんそ)は安康苑に戻り、正式に鴻臚寺卿の争いに参加するよう求めた。姬元溯 (きげんそ)は率直に、花琉璃(かりゅうり)は本心を隠す必要はないと言い、花琉璃(かりゅうり)は彼が花家の忠誠心を疑っていると誤解し、立ち去ろうとした。その瞬間、侍女の異常な行動に花琉璃(かりゅうり)が気づき、姬元溯 (きげんそ)に警告して、刺客を一緒に製服し、姬元溯 (きげんそ)の安全を守った。
姬元溯 (きげんそ)の決断
感謝した姬元溯 (きげんそ)は、花琉璃(かりゅうり)を助けることを約束し、花琉璃(かりゅうり)を競選に参加させるだけでなく、裴済懐(さいかい)に東宮と安康苑の徹底的な調査を命じて、いくつかの疑わしい人物を突き止めた。翌日、朝議で姬元溯 (きげんそ)は、花琉璃(かりゅうり)を大胆に推薦し、群臣の仮対に直面しても、花琉璃(かりゅうり)が殿外で待っていることを宣言して、全員を驚かせた。こうして、花琉璃(かりゅうり)は全く準備のないまま、英王姬元灏(きげんこう)との鴻臚寺卿の争いに身を投じることになった。
第7話の感想
第7話は、花琉璃(かりゅうり)と姬元溯 (きげんそ)の関係に大きな変化が見られた回だった。花琉璃(かりゅうり)は姬元溯 (きげんそ)に助けを求め、姬元溯 (きげんそ)はそれを受け入れた。二人は協力して鴻臚寺卿の座を手に入れようとする。
花琉璃(かりゅうり)は、姬元溯 (きげんそ)に助けを求めることで、自分の弱さを認めた。これは、彼女にとって大きな成長である。また、姬元溯 (きげんそ)は花琉璃(かりゅうり)を信頼し、彼女を助けることを決意した。これは、彼が花琉璃(かりゅうり)を認めたことを意味する。
つづく