華麗なる花令嬢の計画 第8話 あらすじ
きらびやかな朝堂で、花琉璃(かりゅうり)は予想外の知らせに驚きを隠せない。太子?姬元溯 (きげんそ)が、彼女を鴻臚寺卿の候補に推挙したのだ。
皇帝の期待と、朝臣たちの励ましに押され、花琉璃(かりゅうり)は戸惑いながらも承諾せざるを得ない。しかし、姬元溯 (きげんそ)の独断に不満を抱き、二人の間に不穏な空気が漂う。
花府に戻った花琉璃(かりゅうり)は、他人に頼るのではなく、自らの実力を証明する決意をする。鴻臚寺卿の選考に真摯に向き合い、準備を進めていく。
一方、花琉璃(かりゅうり)の窮状を知った姬元灏(きげんこう)は、太后に彼女の負担を軽減するよう訴える。太后は意味深な咲みを浮かべ、花琉璃(かりゅうり)を宮中に呼び寄せる。
体調不良を理由に延期を図る花琉璃(かりゅうり)だったが、太監の端錦(たんきん)嬷嬷に阻まれてしまう。仕方なく侍女?鸢尾(えんび)を伴い、宮中へ向かう。
道中、姬元溯 (きげんそ)と遭遇する。彼はさりげなく自分の駕籠に乗るよう促し、何かを企んでいる様子だ。寿康宮に到著すると、太后は花琉璃(かりゅうり)の体調を理由に別殿での滞在を命じる。
別殿での生活の中で、花琉璃(かりゅうり)は機転と口達者さで宮人たちの好感を得る。辺境での出来事を面白おかしく語り、距離を縮めていく。
姬元溯 (きげんそ)も折に触れて訪れ、太后的歓心を得る方法を指南する。特に、太后が布錦を好むことを強調する。花琉璃(かりゅうり)はそれを理解し、準備を進める。しかし、いざという時は体調不良を理由に巧みに回避し、一定の距離と神秘性を保つ。
しかし、花琉璃(かりゅうり)の“小芝居”に太后は苦咲しつつも、ついに堪忍袋の緒が切れる。ある日、布に関する支離滅裂な議論の後、すべての布を侍女たちに分配し、花琉璃(かりゅうり)が心待ちにしていた黛紫色の布錦だけを残した。
花琉璃(かりゅうり)はこれを機に懇願し、太后もそれに応じて貴重な布錦を譲り渡す。
ある朝、花琉璃(かりゅうり)は夢から覚め、花家を守る決意を新たに固める。後花園で三皇子?姬元弘(ひのもと こう)が絵を描いているのを見かけ、その独特の画風に魅瞭される。そして、大胆にも自分の肖像画を描いてもらうよう懇願し、自信と奔放さを示す。
その後、太后から賜った黛紫色の衣裳を身に纏い、後宮の妃たちを驚かせる。さらに、端切れを縫い合わせて作ったその衣裳は、太后的目にも留まり、大いに喜ばれる。
太后は観察を重ねる中で、花琉璃(かりゅうり)は聡明で策略に長け、性格も頑固であることに気づく。憨直な性格の英王?姬元灏(きげんこう)とは好相性だと考える。
そこで、姬元溯 (きげんそ)と花琉璃(かりゅうり)が同席している場で、さりげなく姬元灏(きげんこう)について言及し、二人の仲を取り持とうとする。鋭い観察眼を持つ姬元溯 (きげんそ)と花琉璃(かりゅうり)は、その意図を察する。
こうして、宮廷の恋愛模様と権力闘争は、花琉璃(かりゅうり)の登場によってさらに複雑さを増していく。
第8話の感想
第8話は、花琉璃(かりゅうり)の成長と決意が描かれた、見応えのある回だった。当初は戸惑いながらも、鴻臚寺卿の選考に真摯に向き合う彼女の姿は、頼もしさを感じさせた。また、宮廷での駆け引きや、姬元溯 (きげんそ)や太后との関係の変化も興味深かった。
特に印象的だったのは、花琉璃(かりゅうり)が太后の歓心を得るために布錦を巡って繰り広げた駆け引きだ。最初は体調不良を理由に巧みに回避していたが、最終的には自分の思いを伝え、貴重な布錦を手に入れることに成功した。彼女の機転と大胆さは、見ていてスカッとするほどだった。
また、後花園で姬元弘(ひのもと こう)に肖像画を描いてもらうシーンも印象に残った。花琉璃(かりゅうり)の自信と奔放さが表れており、彼女の魅力が存分に発揮されていたと思う。
つづく