『花令嬢の華麗なる計画』第9話 あらすじ/ネタバレ
朝もやの中、太后(た いこう)の言葉に心がざわつく姬元溯。その怒りをぶつけられたのは、不運にも近くにいた裴済懐(はいせいかい)だった。一方、林妃(りん ひ)は息子の姫元弘と花琉璃(かりゅうり)の親しさを気にかけていない様子。林家は権勢に固執しない家柄だから、安心して交際するようにと諭す。
午後、太后(た いこう)と後宮の庭園を散策する花琉璃(かりゅうり)。側にはいつも通り鸢尾(えんび)が付き添っている。そこへ賢妃(けん ひ)と淑妃(しゅく ひ)が現れ、賢妃(けん ひ)は花琉璃(かりゅうり)の派手な装いを皮肉交じりに揶揄し、まるで皇帝を誘惑しようとしているかのようだ。花琉璃(かりゅうり)が仮論しようとした瞬間、太后(た いこう)が威厳たっぷりに姿を現す。一言で賢妃(けん ひ)は土下座して謝罪し、その場を立ち去る。気まずい雰囲気の中にも、太后的威厳が漂う。
姬元溯は太后を訪ね、東宮で宴会を開きたいと申し出る。名目は花琉璃(かりゅうり)との誤解を解くことだが、真の目的は別にあるようだ。太后はその意図を見抜きながらも、花琉璃(かりゅうり)の出席を許可する。花琉璃(かりゅうり)は体調不良を理由に断ろうとするが、烤肉の宴と聞いてすぐに承諾してしまう。彼女の食いしん坊ぶりは隠しようもない。
皇帝と太后が対局する中、太后の態度が変化する。花琉璃(かりゅうり)の能力を高く評価し、太子?姫元灏との交流を望む発言まで飛び出す。烤肉の宴では、姬元溯は花琉璃(かりゅうり)についてより深く理解する。そして、彼が大切に保管していた幼い頃の贈り物が、彼の心の中に隠された優しさを垣間見せる。
祭天の大典の日、花琉璃(かりゅうり)は早起きして入念に身支度をし、厳粛な儀式に臨む。太后は彼女の準備に細心の注意を払い、万が一の事態に備える。宮中で田嘉敏(でんかびん)と再会するが、彼女の白眼視や軽蔑は花琉璃(かりゅうり)の気分を害さない。大典では、姬元溯が祭文を読み上げる中、花琉璃(かりゅうり)は退屈ながらも田嘉敏(でんかびん)と冗談を交わし、緊張した雰囲気を和ませる。
大典が終わり、花琉璃(かりゅうり)は宮殿を離れて花府に戻る。太后は端錦(たんきん)に多くの贈り物を用意させ、彼女への愛情と気遣いを示す。姬元溯は花琉璃(かりゅうり)を親自に見送り、金雀大街の花府に戻るなら全力でサポートすると申し出る。しかし、花琉璃(かりゅうり)は西郊の古い邸宅に愛著を持ち、そこには彼女の思い出だけでなく、彼女が設計した仕掛けもあり、離れることができない。
一方、英王?姫元灏は宮廷の外で名声を高めており、鸢尾(えんび)は花琉璃(かりゅうり)の立場を心配し、この静かな戦いで彼女が敗北するのではないかと恐れる。しかし、花琉璃(かりゅうり)は自信に満ちており、時間が彼女の最高の味方になると信じている。一方、皇帝は万国朝会の開催場所の問題で激怒し、役人の失態に憤慨する。そこで、姫元灏と花琉璃(かりゅうり)に民衆の移転問題を共同で解決するよう命じる。
第9話の感想
第9話は、花琉璃(かりゅうり)と姬元溯の関係に大きな進展があった回でした。姬元溯は花琉璃(かりゅうり)への誤解を解くために東宮で宴会を開き、花琉璃(かりゅうり)の能力を高く評価するようになりました。一方、花琉璃(かりゅうり)は烤肉の宴で姬元溯の優しさに触れ、彼のことをより深く理解するようになりました。
また、第9話では田嘉敏(でんかびん)との再会や祭天の大典など、見どころ満載でした。田嘉敏の白眼視や軽蔑は花琉璃(かりゅうり)を全く動揺させることなく、大典では冗談を交わして緊張した雰囲気を和ませるなど、花琉璃(かりゅうり)の強さと明るさが印象的でした。
つづく