マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~ 第12話 あらすじ/ネタバレ

老金と彼のチームは、洛威玉蘭(ユーラン)の事件を深く調査する中で、事件の複雑な実態を明らかにし始めた。ラン社長は詐欺と違法行為の疑いで告発されているものの、洛威玉蘭(ユーラン)の真の支配者ではないことが判明。これにより、検察側の彼女に対する主張は揺らぎ始める。しかし、海外に逃亡した夫の龐定方(パン・ディンファン)が事件の鍵を握っていることが明らかになった。彼が責任を逃れ、資金を持って逃亡する可能性が高く、法的責任を問われることは避けられない状況だ。

老金はラン社長に最悪の事態を告げる。龐定方(パン・ディンファン)が有罪判決を受け、資金を持って逃亡した場合、洛威玉蘭(ユーラン)は破産清算に追い込まれ、夫妻の共有財産は巨額の負債返済に充てられることになるだろう。家庭と事業の両方を失う危機を回避するため、老金はラン社長に離婚を検討することを提案する。これは彼女が自らを救うための最後の手段となるかもしれない。

事件は当初の経済紛争から、家族の運命を左右する選択へと変貌を遂げた。李黛(リー・ダイ)と秦施(チン・シー)、この厄介な離婚事件に関わることをためらう2人の弁護士は、密かに競い合い、案件を引き受ける準備を進める。上司の唐伊慧(タン・イーフイ)から企業部に専念するよう指示を受けているにもかかわらず、秦施(チン・シー)はラン社長の事件に強い関心を抱き、挑戦することを決意する。

一方、陽華(ヤン・ホワ)の生活にも変化が訪れる。彼は引っ越しを計画し、新しい住居を探している。友人である蔡亮(ツァイ・リャン)は、秦施(チン・シー)との同居を検討することを勧める。それは双方にとって良い選択になると彼は考える。一方、陽華(ヤン・ホワ)の母親は蔡亮(ツァイ・リャン)を通じて息子の近況を気にかけている。蔡亮(ツァイ・リャン)の善意の隠蔽に、陽華(ヤン・ホワ)は感謝の気持ちを抱く。

事務所内でも闇流が渦巻いている。李黛(リー・ダイ)は金社長がラン社長の離婚事件を自分に任せようとしていることに気づく。しかし、老喬の分析は別の可能性を示唆する。金社長夫婦は、秦施(チン・シー)が複雑な事件を引き受けて昇進に影響が出ないように守ろうとしているのではないかと推測する。

呉菲(ウー・フェイ)と恋人である陶俊輝(タオ・ジュンフイ)の甘い日常には、洛威玉蘭(ユーラン)事件への好奇心と議論が交錯する。2人は事件について話し合いながら、一緒にスーパーで食材を買い出し、楽しい時間を過ごす。

偶然にも、秦施(チン・シー)と陽華(ヤン・ホワ)も同じスーパーで食材を選んでいた。2人がラン社長事件の詳細について話し合っていると、呉菲(ウー・フェイ)と陶俊輝(タオ・ジュンフイ)に出くわす。4人の出会いは微妙で気まずい雰囲気を作り出す。特に、呉菲(ウー・フェイ)が陶俊輝(タオ・ジュンフイ)との関係を公表し、秦施(チン・シー)に事務所で自分の家庭の背景を秘密にしておくように頼んだ時、場の空気が凍りついた。秦施(チン・シー)は陶俊輝(タオ・ジュンフイ)の言動から何か不自然な点を感じ取り、洛威玉蘭(ユーラン)事件の複雑さを改めて認識する。

帰路、陽華(ヤン・ホワ)は秦施(チン・シー)の気分の変化に気づき、元彼に会ったことで落ち込んでいると勘違いする。慰めの言葉をかけてもらった後、秦施(チン・シー)は事件に対する新たな見解を共有する。事件の背後には、まだ解明されていない謎が隠されていると彼女は考える。

趙丹萍(ジャオ・ダンビン)からの焦燥に満ちた電話は、蘭暁亭(ラン・シャオティン)の安全を脅かす事態を招く。家族、事業、法律が絡み合う戦いの幕が静かに上がり始める。

第12話の感想

第12話は、洛威玉蘭(ユーラン)事件の真相が明らかになり始め、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。ラン社長の離婚の可能性や、龐定方(パン・ディンファン)の逃亡など、今後の展開が気になる要素が満載です。

特に印象的なのは、秦施(チン・シー)と李黛(リー・ダイ)の対決です。2人はそれぞれラン社長の事件を引き受けようと意欲を見せており、ライバル心がむき出しになっています。また、秦施(チン・シー)は陶俊輝(タオ・ジュンフイ)との再会で複雑な感情を抱き、事件の背後に隠された謎に迫ろうとしています。

陽華(ヤン・ホワ)と秦施(チン・シー)の関係も気になるところです。2人は偶然スーパーで出会い、ぎこちない雰囲気になります。しかし、陽華(ヤン・ホワ)は秦施(チン・シー)を気遣い、事件に対する彼女の考えを聞いています。今後2人の関係がどのように発展していくのか楽しみです。

つづく