マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~ 第16話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まり、秦施(チン・シー)は車の中で兄に問いかけます。「お兄ちゃん、本当に嫂さんを愛してる?」兄は穏やかな咲みを浮かべ、「愛というより、深い愛情に変わったのかもしれない。責任と寄り添う気持ちの方が強い。今は幸せと満足でいっぱいだ」と答えます。

家に帰った秦施(チン・シー)は複雑な気持ちで陽華(ヤン・ホワ)に「陽華(ヤン・ホワ)、私を好き?」と率直に尋ねます。陽華(ヤン・ホワ)は本を置き、優しい眼差しで「好きだ。でも、それは母親の誤解を解き、安心させるためでもある。それに、僕と財神は君の家を愛し、離れたくない」と本音を明かします。二人は顔を見合わせ、3年間の婚姻契約書を作成し、結婚式は簡素にすることを決めます。当面の目標は戸籍を取得し、婚姻登録を完瞭させることです。

一方、趙丹萍(ジャオ・ダンビン)と蘭暁亭(ラン・シャオティン)の会話は温かく深いものでした。趙丹萍(ジャオ・ダンビン)は、母親の目には蘭暁亭(ラン・シャオティン)は優秀で、羨ましくもあり誇らしい存在だと打ち明けます。彼女は蘭暁亭(ラン・シャオティン)に夢を追い続けるよう励まし、どんな困難があっても見捨てないと約束します。蘭暁亭(ラン・シャオティン)は株主総会で、疑念とプレッシャーに直面しながらも、趙丹萍(ジャオ・ダンビン)を玉蘭(ユーラン)グループの新社長に任命すると宣言します。この決断に一部の株主は憤慨して退席しますが、彼女の決意と胆力は明らかになりました。

秦施(チン・シー)と李黛(リー・ダイ)はオフィスで玉蘭(ユーラン)グループの将来について話し合いますが、蘭佑国の存在に頭を悩ませます。そんな中、事務所の独身職員が偽装結婚をしているという噂が流れ、秦施(チン・シー)は李黛(リー・ダイ)が秘密を漏らしたと誤解しますが、すぐに誤解は解けます。二人が議論を再開しようとしたその時、唐伊慧(タン・イーフイ)が怒りながらオフィスに飛び込んできます。スティーブンが離婚を隠し、不倫が発覚したことで、唐伊慧(タン・イーフイ)は裏切られたと感じていました。秦施(チン・シー)は彼女の相談相手となり、問題の解決方法を話し合います。

唐伊慧(タン・イーフイ)の結婚審査に対応するため、秦施(チン・シー)は陽華(ヤン・ホワ)との婚姻届けを早めることを決意します。彼女は両親に結婚することを報告しますが、秦父と秦母は驚きながらも、娘の急な決断を心配します。特に秦母は陽華(ヤン・ホワ)のことを何も知らず、不安を隠せません。一方、陽華(ヤン・ホワ)も母親の仮対で戸籍取得が難航していました。陽父は陽母を説得すると約束し、陽華(ヤン・ホワ)には先に秦施(チン・シー)を安心させるよう伝えます。

秦施(チン・シー)と陽華(ヤン・ホワ)は対策を練り、まずはそれぞれの家庭を納得させることにします。陽華(ヤン・ホワ)は友人?蔡亮(ツァイ・リャン)の助言を受け、秦家の人々に良い印象を与えようと準備します。夕食時、秦家は大賑わい。兄嫁、二哥、二嫂が勢ぞろいします。蔡亮(ツァイ・リャン)の「訓練」のおかげで、陽華(ヤン・ホワ)は食事の席で適切な振る舞いを見せ、秦家の人々の初步的な承認を得ます。

この夜は、秦施(チン・シー)と陽華(ヤン・ホワ)にとって、結婚準備の重要な一歩であるだけでなく、二人で人生の課題に立ち向かう始まりとなりました。前途は未定ですが、彼らは互いに信頼し合えば、乗り越えられない困難はないと信じています。

第16話の感想

第16話は、秦施(チン・シー)と陽華(ヤン・ホワ)の結婚に向けた大きな一歩となる回でした。二人は互いに本音を明かし、3年間の婚姻契約を結びます。また、蘭暁亭(ラン・シャオティン)は玉蘭(ユーラン)グループの新社長に就任し、趙丹萍(ジャオ・ダンビン)との絆を深めます。唐伊慧(タン・イーフイ)の離婚問題も浮上し、秦施(チン・シー)が彼女を支える姿が描かれました。

特に印象的なのは、秦施(チン・シー)と陽華(ヤン・ホワ)の会話です。二人は愛というより、責任と寄り添う気持ちの方が強いと語り、互いの家族を説得するために協力する決意をします。このシーンは、結婚という人生の大きな決断をする際に必要な信頼関係の大切さを示唆しています。

つづく