マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~ 第29話 あらすじ/ネタバレ

この回では、呉菲(ウー・フェイ)の疑念は再び陽華(ヤン・ホワ)の行動によって燃え上がる。彼女は陽華(ヤン・ホワ)が恒利を辞めた後、彼が言ったように投資銀行に転職したのではなく、真実を隠していると確信する。しかし、陶俊輝(タオ・ジュンフイ)はすでに陽華(ヤン・ホワ)について個人的に調査を進めていたことを彼女は知らなかった。

夜が訪れ、陶俊輝(タオ・ジュンフイ)は呉菲(ウー・フェイ)が夕食を食べていないことを心配し、学校近くの思い出の麻辣烫店に連れて行くことを提案する。偶然にも、秦施(チン・シー)と陽華(ヤン・ホワ)もそこで夕食を終えて帰る途中だった。呉菲(ウー・フェイ)はそれを機に秦施(チン・シー)に難癖をつけ、王社長から聞いた陽華(ヤン・ホワ)の過去の秘密をほのめかし、秦施(チン・シー)を困らせようとする。しかし、秦施(チン・シー)はそれを意に介さず、その直後に突然のハプニングが起きる。麻辣烫店の店主が誤って皿を落としてしまい、雰囲気が一瞬で緊張する。陶俊輝(タオ・ジュンフイ)は秦施(チン・シー)を守るために熱々のスープを浴びてしまい、秦施(チン・シー)は彼を病院に連れて行こうとするが、呉菲(ウー・フェイ)に冷たく拒否され、陶俊輝(タオ・ジュンフイ)に近づかないように警告される。

帰路、陽華(ヤン・ホワ)は珍しく陶俊輝(タオ・ジュンフイ)を認める言葉を口にし、もし秦施(チン・シー)が戻ってきたいのであれば、自分はそれを受け入れるとまで言う。同時に、自分の「偽の経歴」がこのことで事務所内でさらに疑念を招くのではないかと心配する。秦施(チン・シー)は自責の念に駆られ、自分のエゴと野心が陽華(ヤン・ホワ)をこの騒動に巻き込んだと仮省し、共に立ち向かうことを約束する。陽華(ヤン・ホワ)もまた、今日の出来事で自分の弱さを痛感したと正直に語り、秦施(チン・シー)への深い愛情と未練を吐露する。

一方、呉菲(ウー・フェイ)は怪我をした陶俊輝(タオ・ジュンフイ)を献身的に看病し、結婚式を延期して、彼が怪我を治し、自分で家を買えるようにすることを提案する。呉菲(ウー・フェイ)の愛情に陶俊輝(タオ・ジュンフイ)は感動するが、延期の理由は婚前契約ではなく、将来の計画と呉菲(ウー・フェイ)への責任感からだと説明する。しかし、呉菲(ウー・フェイ)の敏感さは、陶俊輝(タオ・ジュンフイ)がまだ秦施(チン・シー)のことを忘れられないと思い込み、嫉妬心を抱く。

陽華(ヤン・ホワ)は秦施(チン・シー)に心を開き、若い頃の誇りと挫折を振り返る。彼は王傑森(ワン・ジエセン)、邱建祥(チウ・ジエンシャン)との複雑な関係や、株取引の失敗でキャリアのどん底を味わった経験を打ち明ける。あの頃、彼は自分を見失いかけていたが、母の励ましで自信を取り戻し、株取引で生計を立てていた。秦施(チン・シー)の励ましと寄り添いは、陽華(ヤン・ホワ)に前例のない温もりと力を与えた。

翌日、秦施(チン・シー)は忙しい中でも陽華(ヤン・ホワ)の気持ちを気遣い、友人の蔡亮(ツァイ・リャン)に彼を見守るように頼む。陽父が訪ねてきて、李黛(リー・ダイ)から陽華(ヤン・ホワ)に、恩師の邱建祥(チウ・ジエンシャン)を助けてほしいという依頼が伝えられる。陽母は怒りと仮対の言葉を露わにするが、陽父はより寛容な視点で、陽華(ヤン・ホワ)に許しを学び、成長するよう諭す。

一方、姚遥(ヤオ・ヤオ)は重要な証人として事務所に現れ、何東娜(ホー・ドンナ)の事件について重要な情報を提供し、ホテル側の誤解を解き、事件に新たな転機をもたらす。陶俊輝(タオ・ジュンフイ)のチームは調査を進める中で、姚遥(ヤオ・ヤオ)の経歴を徹底的に調べ、彼女の仕事ぶりは非の打ちどころがなく、ホテル側が簡単に解雇できないことが判明する。呉菲(ウー・フェイ)は世論を利用して圧力をかけることを提案するが、陶俊輝(タオ・ジュンフイ)は未確認の情報が逆効果にならないよう慎重に行動することを主張する。この様子を、新しいオフィスに引っ越してきた秦施(チン・シー)が目撃し、唐伊慧(タン・イーフイ)の登場が秦施(チン・シー)に新たな任務と挑戦をもたらす。

第29話感想

第29話は、登場人物たちの複雑な感情が交錯する回でした。呉菲(ウー・フェイ)の疑念、陽華(ヤン・ホワ)の苦悩、秦施(チン・シー)の自責、陶俊輝(タオ・ジュンフイ)の優しさ、それぞれの想いが絡み合い、物語は新たな展開を迎えます。

特に印象に残ったのは、陽華(ヤン・ホワ)が秦施(チン・シー)に心を開き、過去の挫折を打ち明けるシーンです。彼の弱さと強さ、そして秦施(チン・シー)への深い愛情が伝わってくる場面でした。また、陶俊輝(タオ・ジュンフイ)の呉菲(ウー・フェイ)への献身的な姿も心を打つものでした。

一方、姚遥(ヤオ・ヤオ)の登場は事件に新たな転機をもたらし、秦施(チン・シー)に新しい任務と挑戦をもたらします。今後の展開が気になるところです。

つづく