美人骨~前編:周生如故~ 第11話 ネタバレ

楊邵(ヨウ・ショウ)は時宜(シーイー)を傷つけないと約束し、周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シーイー)の安全を確保するために同行することを許される。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シーイー)を気遣い、楊邵(ヨウ・ショウ)に時宜(シーイー)に危害を加えれば、江南の水、西の砂漠、果ては地獄の果てまで追いかけて殺すと警告する。その後、周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シーイー)と共に楊邵(ヨウ・ショウ)に同行し、楊邵(ヨウ・ショウ)は周生辰(ジョウション・チェン)の心情を察しながら、時宜(シーイー)は皇太子妃として生まれたため、周生辰(ジョウション・チェン)とは結ばれない運命にあると語る。時宜(シーイー)は婚約がなく、周生辰(ジョウション・チェン)とは師弟関係にあるだけだと答える。周生辰(ジョウション・チェン)は一昼夜何も食べていなかったため、時宜(シーイー)は楊邵(ヨウ・ショウ)から貰った食べ物を周生辰(ジョウション・チェン)に渡す。

周生辰(ジョウション・チェン)は楊邵(ヨウ・ショウ)と共に南蕭へ渡り、宏曉誉(ホン・シャオユー)は斥候軍を江辺に配置し、楊邵(ヨウ・ショウ)の動きに備える。南蕭に到著した楊邵(ヨウ・ショウ)は時宜(シーイー)を解放し、周生辰(ジョウション・チェン)に返す。楊邵(ヨウ・ショウ)は劉長善(リウ・チョウゼン)を救った恩を返したものの、劉長善(リウ・チョウゼン)から兵符を奪うために、二皇子?蕭晏(シャオ・イエン)の情報を提供する。

劉長善(リウ・チョウゼン)は周生辰(ジョウション・チェン)が江陵城にいるという噂を広め、城門を閉鎖する。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シーイー)と共に故人の住処に向かう途中、夫婦と間違われ、時宜(シーイー)は内心喜びを隠せない。30分後、二人は山の上の書院に到著し、周生辰(ジョウション・チェン)は旧友である桓癒(カン・ユウ)と再会する。桓癒(カン・ユウ)は周生辰(ジョウション・チェン)に恩義を感じており、二人は忘年交となる。

桓癒(カン・ユウ)は周生辰(ジョウション・チェン)と時宜(シーイー)のために食事を用意し、二人が仲睦まじい様子を見守る。弟子には二人が同じ部屋で過ごすように指示する。一方、劉徽(リウ・キ)は周生辰(ジョウション・チェン)が南蕭にいることを知り、出兵を計画するが、謝崇(シエ・チョン)に阻止される。謝崇(シエ・チョン)は南蕭が周生辰(ジョウション・チェン)を攻撃することはなく、無事に北陳に帰還させると分析する。宏曉誉(ホン・シャオユー)たちも周生辰(ジョウション・チェン)を心配するが、蕭晏(シャオ・イエン)は南蕭皇帝が周生辰(ジョウション・チェン)を攻撃することはないと予測し、周生辰(ジョウション・チェン)は南蕭での滞在を楽しんでいるだろうと推測する。

桓癒(カン・ユウ)は書院には部屋が一つしか残っていないため、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜に同じ部屋で過ごすように指示し、紗のカーテンで仕切る。時宜は恥ずかしがるが、他に部屋がないため受け入れる。時宜は床で寝ることになり、周生辰(ジョウション・チェン)は床で寝る。夜になり、時宜は居場所がバレるのではないかと心配するが、周生辰(ジョウション・チェン)は南蕭皇帝が南陳との戦争を望んでいないため、安全だと説明する。

翌日、二人は書院でのんびり過ごす。書院の弟子たちは時宜が漼氏の弟子であることを知り、教えを請う。桓癒(カン・ユウ)も時宜に弟子たちとの交流を促す。時宜は弟子たちが弓術の練習をしているのを見て、自分も参加する。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜の手を取り、弓の持ち方を教える。時宜は的に命中させ、二人は咲顔を浮かべる。弓を射った際に時宜は肩を痛め、桓癒(カン・ユウ)は周生辰に薬を渡し、掌で温めてから時宜に塗るように指示する。

劉子行(リウ・ズーシン)は時宜との婚約が破棄されたにもかかわらず、時宜を諦められずにいる。なぜ時宜が王妃の地位を捨ててまで周生辰と一緒になりたいのか理解できない。

第11話の感想

第11話は、周生辰と時宜の絆が深まる重要なエピソードでした。楊邵(ヨウ・ショウ)との緊張感の中で、周生辰は時宜を命をかけて守ると約束し、時宜もまた周生辰への信頼を深めます。南蕭への道中、二人は夫婦と間違われるなど、ほほえましいシーンも描かれていました。

特に印象的なシーンは、桓癒(カン・ユウ)の書院での場面です。周生辰と時宜は同じ部屋で過ごすことになり、紗のカーテンで仕切られます。時宜は恥ずかしがるものの、周生辰の優しさに心を打たれます。また、桓癒(カン・ユウ)が周生辰に薬を託し、時宜に塗るように指示する場面は、二人の関係をさらに深めるものでした。

一方、劉子行(リウ・ズーシン)は時宜への思いを断ち切れずに苦悩する姿が描かれました。時宜が王妃の地位を捨ててまで周生辰と一緒になりたい理由を理解できず、もどかしさを感じている様子が伝わってきました。

つづく