美人骨~前編:周生如故~ 第16話 ネタバレ
周生辰(ジョウション・チェン)と時宜(シーイー)は軍営に戻り、周生辰(ジョウション・チェン)は広大な景色を眺めながら、来年春に時宜(シーイー)を雁門関へ連れて行くことを約束します。時宜(シーイー)はそれをとても楽しみにしています。軍営に戻った周生辰(ジョウション・チェン)は、秦厳(シン・ゲン)に会い、謝崇(シエ・チョン)の死について探るために、部下を中州へ派遣します。彼はそこに何か不審な点があると疑っています。その後、周生辰(ジョウション・チェン)は捻挫した足の時宜(シーイー)を背負って部屋に戻り、時宜(シーイー)は心の中で喜びます。
謝雲(シエ・ユン)が周生辰(ジョウション・チェン)に会いに行くと、周生辰(ジョウション・チェン)は謝雲(シエ・ユン)に彼の本当の身分を明かします。彼は謝崇(シエ・チョン)の息子であり、戚氏の報復を恐れて名前を隠していたのです。本来、謝崇(シエ・チョン)は謝雲(シエ・ユン)に一生このことを隠すつもりでしたが、周生辰(ジョウション・チェン)は考えた末に謝雲(シエ・ユン)に真実を告げることにしました。謝雲(シエ・ユン)はそれを聞いて、心の中に悲しみと苦しみがさらに増します。
時宜(シーイー)は清河郡に手紙を書き、一生西州に留まって周生辰(ジョウション・チェン)に付き添いたいと伝えます。しかし、宮中から清河郡に賜婚の聖旨が届きます。漼(スイ)侍中も一緒にやってきました。この聖旨を受け取った漼三娘(スイ・サンニャン)は表情を曇らせ、漼四娘に荷物をまとめさせて西州へ向かいます。西州の南辰王府では、時宜(シーイー)は漼三娘(スイ・サンニャン)の到著を喜びますが、漼三娘(スイ・サンニャン)は賜婚の話を持ち出し、時宜(シーイー)は驚き、なかなかそれを受け入れようとしません。
漼三娘(スイ・サンニャン)は時宜(シーイー)の部屋を訪れます。彼女は時宜(シーイー)が周生辰(ジョウション・チェン)に想いを寄せていることを知っていますが、漼氏と南辰王府は並大抵の家柄ではありません。両家が婚姻関係を結べば、殺される危険性があります。時宜(シーイー)は周生辰(ジョウション・チェン)と結ばれることはできない運命なのです。自分のためではなく、周生辰(ジョウション・チェン)の安全のためにも、時宜(シーイー)は彼を諦めるべきです。目の前で苦しむ時宜を見て、漼三娘(スイ・サンニャン)の心も痛みます。漼风(スイ・フォン)もこのような苦しみを経験し、一人娘もまた同じ苦しみの中に陥ろうとしていますが、彼女は何もできず、ただ時宜に寄り添うことしかできません。時宜はこれまでずっと従順でしたが、今となっては状況を変えることはできないことを理解し、あと数日間だけ滞在させてほしいと懇願します。漼(スイ)侍中と宮中の内侍は驿館にいるため、漼三娘(スイ・サンニャン)は時宜に一日だけ南辰王府の人々との別れを告げる時間を与えます。
時宜は新しい衣装に著替え、身なりを整えて周生辰(ジョウション・チェン)の部屋を訪れ、王府に初めて来た頃のことを話します。一皿一皿の料理はすべて彼女が手作りしたもので、彼女は悲しみを堪えながら周生辰(ジョウション・チェン)と杯を交わします。時宜は酒に弱く、周生辰(ジョウション・チェン)は時宜をベッドまで抱きかかえますが、時宜は泣きながら周生辰(ジョウション・チェン)を抱きしめます。周生辰(ジョウション・チェン)も初めて時宜に応えますが、二人の前に待ち受けているのは別れです。
漼(スイ)侍中は周生辰(ジョウション・チェン)に会い、太后的懿旨を持ってきます。周生辰(ジョウション・チェン)に時宜を義理の娘として迎え入れるように命じ、漼氏と南辰王府の婚姻に関する噂を打ち消すように求めます。時宜は周生辰(ジョウション・チェン)の義理の娘になることを望んでいません。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜が悲しんでいるのを見て、彼女のために一度だけ懿旨に背くことを決意します。別れ際、時宜は周生辰(ジョウション・チェン)に別れを告げ、彼の美人骨を撫でながら、その骨がなぜそれほど特別なのか、人々に語り継がれるだけでなく、王室からも恐れられているのかと問いかけます。時宜は西州に来てから数年になりますが、西州城を完全に見たことがありません。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜を連れて西州城の隅々まで案内し、二人でこれまで一度も訪れたことのない阿房宮に行きます。阿房宮には二人の名前が刻まれ、阿房宮は常に鍵がかけられており、この宮殿を出れば、二人の秘密は永遠にここに閉じ込められることになります。
第16話 感想
第16話は、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜の切ない別れが描かれた回でした。漼三娘(スイ・サンニャン)の登場によって、漼氏と南辰王府の婚姻が不可能であることが明らかになり、時宜は周生辰(ジョウション・チェン)との永遠の別れを決意します。
周生辰と時宜の最後の夜は、とても美しく描かれていました。時宜が作った料理を二人で食べ、杯を交わすシーンは、二人の幸せな時間を思い出させてくれました。しかし、その幸せは長くは続かず、別れの時が訪れます。
時宜は、周生辰の美人骨を撫でながら、その骨がなぜそれほど特別なのかと問いかけます。それは、人々に語り継がれるだけでなく、王室からも恐れられているからです。時宜は、周生辰の美人骨が、彼を不幸にしているのではないかと心配します。
周生辰は、時宜の心配を否定し、美人骨は自分の運命であり、受け入れるしかないと言います。そして、時宜に阿房宮に連れて行き、二人の名前を刻みます。阿房宮は常に鍵がかけられており、二人の秘密は永遠にそこに閉じ込められることになります。
つづく