美人骨~前編:周生如故~ 第2話 ネタバレ

皇陵の前

劉徽(リウ・キ)は周生辰(ジョウション・チェン)に皇陵への立ち入りを請う。周生辰(ジョウション・チェン)は自分は外戚であるため入陵はできないと断るが、劉徽(リウ・キ)は班剣黄钺を授け、今後は奏事の際に名乗る必要がなく、入朝の際も趨行する必要がないことを告げる。周生辰(ジョウション・チェン)は劉徽(リウ・キ)の厚意に感謝するが、それらを必要としていないため、劉徽(リウ・キ)に背を向け、颯爽と馬に乗って去っていく。

順昌四年

帝が崩御し、わずか6歳の太子劉徽(リウ・キ)が即位する。しかし、戚嬪(セキヒン)は時宜(シーイー)との婚約を破棄し、炎武王の三男である劉子行(リウ・ズーシン)を太子に立てようと画策する。漼広(スイ・コウ)は聖旨を受け入れることを余儀なくされる。戚嬪(セキヒン)は太后の座を手に入れると、高太后の一族を滅ぼす。

数年後

時宜(シーイー)は美しく成長していた。彼女は口がきけないものの、優しい眼差しをしていた。兄の漼风(スイ・フォン)は時宜(シーイー)が南辰王府で修行することを知り、西州まで送ってきた。周生辰(ジョウション・チェン)は南徴からまだ戻っておらず、漼风(スイ・フォン)は時宜(シーイー)を驿館に滞在させる。周生辰(ジョウション・チェン)が西州に到著し、城風で閲軍を行うことを知った漼风(スイ・フォン)は、時宜(シーイー)を連れて城壁の上から周生辰(ジョウション・チェン)の姿を眺める。時宜(シーイー)は高台に立つ周生辰(ジョウション・チェン)の姿を目に焼き付ける。夜が明け、三軍が出陣し、狼煙が立ち上る中、周生辰(ジョウション・チェン)は70万の兵を率いる小南辰王として君臨していた。

拝師宴

漼文君(スイ・ブンくん)と漼风(スイ・フォン)は時宜(シーイー)を南辰王府に送り、時宜(シーイー)は周生辰(ジョウション・チェン)に拝師の礼を行う。周生辰(ジョウション・チェン)はすでに10人の弟子がいるため、時宜(シーイー)を十一と呼ぶことにする。その時、王府に班剣黄钺が届けられる。周生辰(ジョウション・チェン)は受け取らざるを得ず、時宜(シーイー)の部屋に贈る。また、宮中から画家が時宜(シーイー)の肖像画を描くためにやってくる。この肖像画は東宮に送られる予定である。周生辰(ジョウション・チェン)は画家と時宜(シーイー)を書房に連れて行く。漼文君(スイ・ブンくん)は漼寿(スイ・ジュ)を西州に残したいと申し出る。漼寿(スイ・ジュ)は2000人の兵士を率いて時宜を守り、漼风(スイ・フォン)も西州城に残り、周生辰(ジョウション・チェン)と共に軍に加わる。

漼文君(スイ・ブンくん)は周生辰(ジョウション・チェン)に時宜が口がきけないことを伝え、時宜を託した後、時宜に別れを告げる。時宜が母親と涙ながらに別れを告げるのを見て、周生辰(ジョウション・チェン)は心を痛め、自ら時宜を庭に連れて行く。夜中、時宜の世話をする侍女が慌てて周生辰(ジョウション・チェン)のもとに駆け寄り、時宜がいなくなったことを告げる。周生辰(ジョウション・チェン)は侍女に慌てないように伝え、時宜を探しに行く。周生辰(ジョウション・チェン)は蔵書楼で時宜を見つけ、蔵書楼の鍵を今日の拝師の礼として渡す。時宜は喜んで受け取る。

その後

時宜は毎日周生辰(ジョウション・チェン)に弟子としての礼を行う。周生辰(ジョウション・チェン)はもともと束縛されるのが嫌いだったが、時宜が望族の娘であるため、煩わしい規則を忘れてほしいと伝える。周生辰(ジョウション・チェン)は10人の弟子がいるが、時宜は初めて正式に弟子として迎えた人物であるため、何を教えればいいのか頭を悩ませる。時宜が普段何を学んでいるのかを知った周生辰(ジョウション・チェン)は、謝崇(シエ・チョン)に琴を用意させ、琴を教えることにする。時宜は謝崇(シエ・チョン)と一緒に琴房に行き、周生辰(ジョウション・チェン)が使っていた長風という琴を選ぶ。

第2話の感想

第2話は、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜の出会いが描かれた重要な回でした。皇陵での周生辰の凛とした姿、時宜の可憐な姿、そして漼文君(スイ・ブンくん)の母としての愛情など、見どころ満載でした。特に、周生辰が時宜に蔵書楼の鍵をプレゼントするシーンは、二人の絆の始まりを感じさせる感動的な場面でした。

また、第2話では周生辰の師匠としての葛藤も描かれていました。彼はこれまで10人の弟子を育ててきましたが、時宜は初めて正式に弟子として迎えた人物です。何を教えればいいのか悩む周生辰の姿は、親近感を覚えました。

劉徽 (リュウ・キ)

戚嬪 (セキヒン)

つづく