美人骨~前編:周生如故~ 第3話 ネタバレ

平秦 (ヘイシン)王が周生辰(ジョウション・チェン)を探して書斎に入ると、偶然にも時宜(シーイー)と出会い、彼女を周生辰(ジョウション・チェン)が隠している紅顔知己と勘違いします。周生辰(ジョウション・チェン)が現れて誤解が解けるまで、平秦 (ヘイシン)王は時宜(シーイー)を周生辰(ジョウション・チェン)の恋人だと疑っていました。しかし、この誤解は二人の関係だけでなく、西州の民衆と王軍にも影響を及ぼします。周生辰(ジョウション・チェン)は自分の行動が不適切であったことを仮省し、翌日、時宜(シーイー)を連れて王軍に赴き、真実を明らかにすることを決意します。

翌日、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜(シーイー)は城楼に立ち、三軍を閲兵します。これは時宜(シーイー)が周生辰(ジョウション・チェン)の弟子であることを公に発表するためでした。時宜(シーイー)は足元の広大な兵士たちを見て、周生辰(ジョウション・チェン)への敬意が湧き上がってきます。

勉強の合間に、時宜(シーイー)は眠気を覚え、気づかぬうちに周生辰(ジョウション・チェン)の肩に寄りかかって眠ってしまいます。それを謝崇(シエ・チョン)が目撃し、彼はさりげなく退散します。周生辰(ジョウション・チェン)は眠っている時宜(シーイー)を見て、狐の裘でそっと包み、居室に運んで寝かせます。この光景を周天行と宏曉誉(ホン・シャオユー)が目撃します。二人は時宜(シーイー)の兄であり姉でしたが、驚きながらも、周生辰(ジョウション・チェン)の行動が男女の隔たりを守るためのものだとすぐに理解します。

翌日、時宜(シーイー)は目が覚めると、書斎で夜遅くまで眠っていたことに気づきます。恥ずかしさから、彼女は自省のために閉門思過し、書物を写すことにしました。宏曉誉(ホン・シャオユー)は時宜(シーイー)の体調を心配し、周生辰(ジョウション・チェン)に説得を頼みます。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シーイー)に辛抱強く説明し、外で食事をするように誘います。その後、彼は謝崇(シエ・チョン)に時宜の失語症について相談します。謝崇(シエ・チョン)は、病根は心の問題であり、心の薬で治す必要があると指摘します。

宮廷では、劉徽(リウ・キ)が太后を陥れる密書を隠していたことが太后にバレてしまいます。太后は激怒し、劉子行(リウ・ズーシン)は主を守るために罪を被りますが、太后に厳罰を受け、杖責20回で死にそうになります。その後、広陵王に封じられますが、宮廷の渦中に巻き込まれ、名利を捨てなければ生き残れないことを悟ります。劉徽(リウ・キ)は劉子行(リウ・ズーシン)を見舞い、時宜の肖像画を贈り、彼女が将来の太子妃になると告げます。劉子行(リウ・ズーシン)は心の中で時宜に憧れます。

時宜の誕生日に、宮中と漼家から贈り物が届きます。周生辰(ジョウション・チェン)も例外ではなく、降伏した将軍の印鑑を時宜に贈り、深い意味を込めました。しかし、周生辰(ジョウション・チェン)はまもなく出徴することになり、時宜の安全を心配します。彼女は武術に詳しくなく、病弱なため、同行することはできません。出徴前、彼は自分の行方を時宜に伝え、一人で生活する準備をするように頼みます。時宜は寂しさを感じながらも、彼の言葉を全力で支持し、捷報を待つだけです。

大軍が出徴する日、時宜は周生辰(ジョウション・チェン)と兄姉を見送り、彼らの無事を祈ります。数ヶ月後、周生辰(ジョウション・チェン)が勝利して帰ってきたことを知り、彼女は喜び勇んで書斎に駆けつけますが、周天行一人しかいません。兄から周生辰(ジョウション・チェン)が負傷して野営していることを知った時宜は、急いで見舞いに行きます。軍営で久々に再会した時宜は涙を浮かべますが、周生辰(ジョウション・チェン)は毒矢に当たって静養が必要なため、時宜に軍営に戻って休むように勧めます。しかし、時宜は軍医に薬を頼み、自分の手で周生辰(ジョウション・チェン)に薬を飲ませようとします。周生辰(ジョウション・チェン)は眠りから覚めると、時宜の姿を見て驚きながらも温かさを感じ、二人はより深い絆で結ばれます。

第3話の感想

第3話は、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜の関係が大きく進展する重要な回でした。誤解から始まった二人の関係は、周生辰(ジョウション・チェン)の誠実さと時宜の純粋さによって深まっていきます。

特に印象的だったのは、周生辰(ジョウション・チェン)が眠っている時宜をそっと抱きかかえるシーンです。このシーンは、周生辰の優しさと思いやりを表しており、二人の関係がただの師弟関係を超えていることを感じさせます。

また、時宜が周生辰のために自省し、書物を写すシーンも感動的でした。時宜の周生辰への愛情と、自分の行動を仮省する誠実さが伝わってきます。

つづく