美人骨~前編:周生如故~ 第4話 ネタバレ
朝焼けが差し込む寝室で、周生辰(ジョウション・チェン)は目を覚ました。隣で眠る時宜(シーイー)の寝顔を見つめ、そっと毛布を掛け直す。一方、中州皇宮では微妙な空気が流れていた。幸華公主は劉子行(リウ・ズーシン)のもとを訪れ、彼への想いを滲ませるが、劉子行(リウ・ズーシン)は西州にいる時宜(シーイー)を忘れられず、淡い咲みを浮かべるのみだった。
その頃、三師兄の謝雲(シエ・ユン)と四師姐の凤俏(フォン・チャオ)が任務を終えて帰還。白馬寺から来た僧侶や、家を失った人々を伽藍寺に安置したことを報告する。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シーイー)と共に伽藍寺に向かうことを決意し、武器を置いて寺内に入る。僧侶たちは自らが禅房で修行し、部屋を避難民に提供。周生辰(ジョウション・チェン)は謝雲(シエ・ユン)と凤俏(フォン・チャオ)に避難民の西州への移送を命じ、同時に僧侶たちのために新しい寺院を建てることを考える。
伽藍寺で、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜(シーイー)は一人の避難民の剃度を見学する。しかし、その人物がかつての南蕭の二皇子・蕭文(蕭晏(シャオ・イエン))であることに気づき、驚愕する。かつての栄華と現在の落魄ぶりは、見る者に複雑な思いを抱かせる。
避難民の世話をする凤俏(フォン・チャオ)は、蕭晏(シャオ・イエン)の過去に興味を持ち、彼の身の上を尋ねる。すると、蕭晏(シャオ・イエン)は南蕭の追っ手から逃れるために、凤俏(フォン・チャオ)に自分を人質にするよう提案する。伽藍寺の外で戦闘が勃発。凤俏(フォン・チャオ)は武器を持たないながらも、機転を利かせて蕭晏(シャオ・イエン)を盾にする。そこに周生辰(ジョウション・チェン)が駆けつけ、敵と戦う。時宜(シーイー)は周生辰(ジョウション・チェン)を助けようと、喫音を克服して剣を投げ、敵を倒す。
時宜(シーイー)が声を発したことに喜びを隠せない周生辰(ジョウション・チェン)は、中州に報告を送る。凤俏(フォン・チャオ)は蕭晏(シャオ・イエン)を仏楼に連れて行く。一方、南辰王府には宏曉誉(ホン・シャオユー)が戻ってくる。漼风(スイ・フォン)が出迎えて、二人は温かく食事を共にする。
一方、中州王宮では緊張が高まっていた。宦官の趙騰(チャオ・テン)は権力を握り、皇帝の劉徽(リウ・キ)を操り、太后を幽閉する。劉子行(リウ・ズーシン)は太后と取引をし、彼女の力を借りて皇位を奪おうとする。劉徽(リウ・キ)は周生辰(ジョウション・チェン)の忠誠心を疑い、劉子行(リウ・ズーシン)を使って彼の態度を探る。周生辰(ジョウション・チェン)はそれを理解しているが、宮廷闘争に巻き込まれることを望まず、西州の安寧と時宜の幸せを守ることに専念する。
帰還が近づくにつれて、時宜の心は重くなる。彼女は、思い出の詰まったこの土地と周生辰(ジョウション・チェン)を離れることがわかっているため、不安と心配でいっぱいだ。周生辰(ジョウション・チェン)は何も言わなかったが、時宜の誕生日にプレゼントを用意し、深い愛情と惜別の気持ちを伝えた。このプレゼントは、物質的な贈り物であるだけでなく、2人をつなぐ絆の象徴であり、どこにいても心は常に繋がっていることを思い出させてくれる。
第4話の感想
第4話は、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜の絆が深まる様子が描かれた、温かくも切ないエピソードでした。
周生辰は、時宜の幸せを第一に考え、彼女を守るためにあらゆる努力をしています。時宜もまた、周生辰への愛を深め、彼のそばで支えになりたいと願っています。
しかし、2人の前には困難が待ち受けています。中州王宮の権力闘争に巻き込まれ、離れ離れになる可能性があるからです。
つづく