美人骨~前編:周生如故~ 第9話 ネタバレ
周生辰(ジョウション・チェン)の苦悩と謝崇(シエ・チョン)の決意
周生辰(ジョウション・チェン)は、謝崇(シエ・チョン)の処遇に悩んでいた。謝崇(シエ・チョン)は師であり父のような存在であり、彼を都に残すのは不安だった。謝崇(シエ・チョン)は周生辰(ジョウション・チェン)を気遣い、自らの意思で都に残ることを申し出る。ただ、死後は西州に葬ってほしいと望む。権力の頂点に留まる謝崇(シエ・チョン)は凶兆を得ていたが、周生辰(ジョウション・チェン)を心配させまいと隠していた。
西州への出発と漼风(スイ・フォン)と幸華公主の婚礼
周生辰(ジョウション・チェン)は西州への帰路につく。太后の意向により、漼风(スイ・フォン)と幸華公主は結婚することとなり、時宜(シーイー)は清河郡に残らなければならない。彼女は周生辰(ジョウション・チェン)に、2年以内に必ず西州に戻ると約束する。蕭晏(シャオ・イエン)は周生辰(ジョウション・チェン)に会おうとするが、凤俏(フォン・チャオ)に止められる。凤俏(フォン・チャオ)は、今日別れたら2年間会えない時宜(シーイー)と周生辰(ジョウション・チェン)の時間を邪魔しないよう、蕭晏(シャオ・イエン)に言う。周生辰(ジョウション・チェン)は時宜(シーイー)を連れ宮殿を出て白馬寺へ行く。周生辰(ジョウション・チェン)はこれまで一度も香を焚いたことがなかった。彼は血の海を潜り抜けてきたため、仏様を汚したくないと考えていた。時宜(シーイー)は、これからは自分が周生辰(ジョウション・チェン)の代わりに師兄たちのために香を焚き、彼らの平安を祈ると言う。
漼文姬(スイ・ブンキ)への謝罪と出陣
周生辰(ジョウション・チェン)と時宜(シーイー)は漼府を訪れる。2人は漼広(スイ・コウ)に香を供えた後、周生辰(ジョウション・チェン)は漼文姬(スイ・ブンキ)と二人だけで話す。彼は、南辰王が当年婚約を破棄したことを謝罪する。南辰王は宮廷に逼迫されて婚約を破棄したのだ。それは南辰王の一生の悔恨であった。彼は漼文姬(スイ・ブンキ)に心のわだかまりを解いてほしいと願う。
翌日、軍隊が出発する。周生辰(ジョウション・チェン)は軍師たちと別れを告げる。彼は再会を願うが、軍師は内心、今日が最後の別れになることを悟っていた。周生辰(ジョウション・チェン)が出発する時、契胡人の金将軍と出会う。金将軍は劉子行(リウ・ズーシン)に会いに行く。2人は現在の朝廷の情勢について話す。趙騰(チャオ・テン)と劉元(リウ・ゲン)を殺害した後、秦厳(シン・ゲン)と謝崇(シエ・チョン)が現れ、軍隊の権力は南辰王府の秦厳(シン・ゲン)の手に握られている。金将軍の娘である金嬪(キンヒン)は宮中で寵愛を受けていない。劉子行(リウ・ズーシン)は金将軍に、金嬪(キンヒン)を大切にすると約束する。金将軍も、太原軍を劉子行(リウ・ズーシン)の指揮下に置くと約束する。
漼风(スイ・フォン)の結婚と劉子行(リウ・ズーシン)の求愛
漼府は3年間の喪が明けていないため、幸華公主と漼风(スイ・フォン)は盛大な結婚式を挙げなかった。劉子行(リウ・ズーシン)が幸華公主を府邸に送り届けるだけで、儀式は簡素に行われた。漼风(スイ・フォン)の結婚式のこの日、宏曉誉(ホン・シャオユー)は軍報を燃やし、泣き崩れる。彼女の心の中の愛は、永遠に胸に秘められるしかない。漼风(スイ・フォン)の結婚により、劉子行(リウ・ズーシン)は府内で時宜(シーイー)と再会する。彼は時宜(シーイー)に、一緒に宮廷を離れて封地に行かないかと尋ねる。もし時宜(シーイー)が望むなら、彼は太子妃や皇后になることを諦めると言う。時宜(シーイー)は劉子行(リウ・ズーシン)の申し出を断る。彼女は宮廷に入ることを考えたこともなく、劉子行(リウ・ズーシン)にも漼氏の娘であることを忘れてほしいと願う。彼女の心は劉子行(リウ・ズーシン)にはないのだ。
劉子行(リウ・ズーシン)の野望と金嬪(キンヒン)の企み
劉子行(リウ・ズーシン)は宮殿に戻り、大酒を飲む。金嬪(キンヒン)が劉子行(リウ・ズーシン)を訪ねてくる。2人は権力も寵愛も得られず、金嬪(キンヒン)は劉子行(リウ・ズーシン)を皇帝に擁立しようとする。しかし、劉子行(リウ・ズーシン)は金嬪(キンヒン)に皇后の地位を約束しなければならない。
清河郡の争い
清河郡では、各家の当主が漼広(スイ・コウ)の弔問を名目に集まっていた。漼文君(スイ・ブンくん)が塢水房の当主になったことを知った漼徴(スイ・チョウ)は、漼文君(スイ・ブンくん)と結婚して塢水房と縁を結びたいと考える。漼文君(スイ・ブンくん)は、漼徴(スイ・チョウ)が六房の人間であり、家業と宗主の座を奪うために来たことを理解していた。彼女は漼徴(スイ・チョウ)の企みを阻止する。そして、多くの出来事を通して、時宜(シーイー)も漼文君(スイ・ブンくん)の身勝手さを理解し、当年漼文君(スイ・ブンくん)が七郎と離縁したことを許す。
第9話の感想
第9話は、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜(シーイー)の別れ、漼文君(スイ・ブンくん)の苦悩、劉子行(リウ・ズーシン)の野望など、様々な要素が絡み合い、ドラマが大きく動き出す重要な回でした。
特に印象的だったのは、周生辰(ジョウション・チェン)と時宜(シーイー)の別れです。2人はお互いを深く愛し合っているにもかかわらず、運命に翻弄され、離れ離れになることになりました。白馬寺でのシーンは、切なくも美しいものでした。
また、漼文君(スイ・ブンくん)の苦悩も描かれていました。彼女は、漼家の当主として家を守らなければならず、自分の幸せを犠牲にする決断を強いられました。
一方、劉子行(リウ・ズーシン)は権力を手に入れるために手段を選ばない人物として描かれていました。彼は、金嬪(キンヒン)と手を組み、皇帝の座を狙っていました。
つづく