斛珠夫人~真珠の涙~ 第2話 あらすじ/ネタバレ

朝早くから海市(かいし)は、試合に負けた悔しさから、夜遅くまで矢を射ち続けていました。方卓英(ほうたくえい)は香ばしい胡饼を持ってきてからかいますが、海市(かいし)は反応せず、卓英が一人で食べ始めます。そこに哨子が薬をもらいにやってきて、宮廷の警備について話していると、海市(かいし)の耳がピクッと反応します。

海市(かいし)は近道をして皇宮に侵入しようとしますが、方卓英(ほうたくえい)に見つかってしまいます。二人は仕方なく霁風館に戻ると、师父の方鑑明(ほうかんめい)が待っていて、二人とも慌ててしまいます。海市(かいし)は機転を利かせて言い訳をし、なんとか师父を誤魔化します。

上元節が近づき、街は賑やかになっていました。海市(かいし)は师父に手作りした元宵を届けに行きますが、哨子が帝旭(ていそく)の仕事について報告しているところに遭遇します。海市(かいし)は思わず帝旭(ていそく)について文句を言ってしまい、师父に叱られてしまいます。师父は哨子に、帝旭(ていそく)を暗に守るように指示しますが、近付きすぎないようにと釘を刺します。

一方、帝旭(ていそく)は宮廷の人々のつまらないお世辞を聞きながら、心の中ではうんざりしていました。しかし、彼は毎年花灯節を心待ちにしていました。このお祭りは、彼と注輦の紫簪(しさん)公主との楽しい思い出を呼び起こしてくれるからです。しかし、紫簪(しさん)はすでに亡くなっており、帝旭(ていそく)はますます気難しい性格になっていました。

その夜、帝旭(ていそく)と方鑑明(ほうかんめい)は街を歩いていると、帝旭(ていそく)はあらゆるものに紫簪(しさん)の姿を重ね、気分を害してしまいます。突然、一団の刺客が方鑑明(ほうかんめい)を狙って襲いかかってきます。灯会にいた海市(かいし)は师父の危機に気づき、帝旭(ていそく)を殺そうとしますが、师父に見つかってしまいます。师父は海市(かいし)に帝旭(ていそく)を守るように命じます。

方卓英(ほうたくえい)は一目惚れした女性を見かけますが、すぐにその女性を見失ってしまいます。海市(かいし)もその女性を追いかけましたが、見つけることができませんでした。最終的に、刺客は全員倒され、帝旭(ていそく)は海市(かいし)に興味を持ち、哨子に彼女の身元を尋ねます。蘇鳴は刺客が全員死んだことを知り、激怒します。彼はそれが方鑑明(ほうかんめい)の仕業だと知っていますが、証拠はありません。

霁風館に戻ると、方卓英(ほうたくえい)は海市(かいし)に师父に薬を届けるように頼みます。海市(かいし)が部屋に入ると、师父が上半身裸でいるのを見て、恥ずかしさでいっぱいになります。その夜、海市(かいし)は师父と親密になる夢を見てしまい、翌朝は师父の顔を見ることもできません。

四殿下季昶が注輦のテイ蘭公主を連れて帰国し、二人は結婚することになります。帝旭(ていそく)はこれを聞いて激怒し、蘇鳴に断るように命じます。そして、蘇鳴が自分の暗殺計画を知っているかどうかを探ります。蘇鳴は汗だくになってしまいます。

鞠典衣は方鑑明(ほうかんめい)に茶を届け、鵠庫の状況を報告します。方鑑明(ほうかんめい)は鞠典衣の姪を置いて、目を治してもらうように頼みます。海市(かいし)は方卓英(ほうたくえい)から、师父が帝旭(ていそく)をとても大切に思っていることを知ります。

その後数日間、海市(かいし)は部屋に閉じこもって経典を書き写していました。彼女の顔は赤く染まっています。方鑑明(ほうかんめい)は彼女が病気になったのかと思いましたが、後に方卓英(ほうたくえい)と仲良くしていることを知り、二人の関係を誤解してしまいます。方鑑明(ほうかんめい)は方卓英(ほうたくえい)と話し合いをします。そして、海市(かいし)が眠れないことを知ると、彼女の部屋の前に座って一緒に瞑想をして、心を落ち着かせようとします。

斛珠夫人~真珠の涙~ 第2話 感想

第2話では、海市(かいし)と方鑑明(ほうかんめい)の師弟関係がより深まり、帝旭(ていそく)の複雑な心情も明らかになりました。

海市(かいし)と方鑑明(ほうかんめい)

海市(かいし)は、师父である方鑑明(ほうかんめい)をとても尊敬しており、彼の役に立ちたいという強い思いを持っています。しかし、同時に、彼のことを異性として意識しているような描写もあり、複雑な感情を抱いていることが伺えます。

方鑑明(ほうかんめい)は、海市(かいし)のことを弟子として大切に思っており、彼女の成長を願っています。しかし、同時に、彼女の無鉄砲な行動を心配しており、彼女を守るために厳しい態度をとることもあります。

帝旭(ていそく)

帝旭(ていそく)は、注輦の紫簪(しさん)公主を亡くして以来、心を閉ざしており、周囲の人々に対しても冷淡な態度をとっています。しかし、花灯節では、紫簪(しさん)との楽しかった思い出を思い出し、少しだけ心が開かれたように見えました。

その他

  • 方卓英(ほうたくえい)は、明るく楽天的な性格で、海市(かいし)の良き理解者です。
  • 苏鳴は、帝旭(ていそく)に忠実に仕える宦官です。
  • 鞠典衣は、方鑑明(ほうかんめい)を慕う女性です。

つづく