斛珠夫人~真珠の涙~ 第20話 あらすじ/ネタバレ

金城宮では、注輦の使臣の処遇を巡って帝旭(ていそく)とテイ蘭が対立。帝旭(ていそく)はテイ蘭の意見を無視して使臣の追放を命じ、テイ蘭は帝旭(ていそく)の怒りを買って宮を追放される。

一方、柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は綾錦司の典衣となり、施内宮の庇護を受ける。方卓英(ほうたくえい)は柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)を訪ね、柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は方卓英(ほうたくえい)が自分を助けてくれた「神明」であることに気づく。

海市(かいし)は方卓英(ほうたくえい)と共に天啓城に戻り、中郎将に昇進する。帝旭(ていそく)は海市(かいし)の功績を称え、従三品の云麾将軍に封じ、金百両と様々な珍宝を下賜する。

しかし、海市(かいし)は自分の功績ではなく、黄泉営の将兵の奮闘によるものだと主張し、恩賞を辞退する。方鉴明も海市(かいし)の意見に賛同し、帝旭(ていそく)に恩賞を取り下げるよう懇願するが、帝旭(ていそく)は海市(かいし)の功績を認め、恩賞を強行する。

宴会の最中、季昶が抱いていた蒼隼の卵が割れてしまう。海市(かいし)は湯乾自(とうかんじ)が何者かに合図を送っていることに気づく。

海市(かいし)は方鉴明に奪洛(だつらく)と蘇鳴(そめい)の叛逃について相談する。方鉴明は奪洛(だつらく)が方卓英(ほうたくえい)に似ていることを懸念し、海市(かいし)に注意するよう忠告する。

海市(かいし)は方鉴明への想いを告白し、方鉴明は動揺してその場を逃げる。方鉴明は海市(かいし)との関係に悩み、夢の中で海市(かいし)と結婚するが、海市(かいし)が矢に射られて亡くなる幻を見る。

方卓英(ほうたくえい)は海市(かいし)を宮中を案内し、綾錦司を訪れる。海市(かいし)は柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)の失明を悲しみ、湯乾自(とうかんじ)の合図の意味を推測する。

帝旭(ていそく)は宴席で海市(かいし)を気遣い、蟹肉を勧める。テイ蘭は紫簪(しさん)に扮して帝旭(ていそく)に近づき、帝旭(ていそく)の怒りを買って関係が悪化する。

第20話は、帝旭(ていそく)とテイ蘭の対立、海市(かいし)の昇進、海市(かいし)と方鉴明の関係、そして柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)の失明など、様々なドラマが展開されました。

特に印象に残ったのは、帝旭(ていそく)とテイ蘭の対立です。テイ蘭は注輦の使臣の処遇を巡って帝旭(ていそく)と意見が対立し、帝旭(ていそく)の怒りを買って宮を追放されてしまいました。テイ蘭は帝旭(ていそく)の寵愛を得るために必死でしたが、その結果、帝旭(ていそく)の信頼を失ってしまいました。

また、海市(かいし)の昇進も印象的でした。海市(かいし)は黄泉営の将兵として活躍し、従三品の云麾将軍に昇進しました。海市(かいし)の功績は大きく、帝旭(ていそく)もその功績を認めています。しかし、海市(かいし)は自分の功績ではなく、黄泉営の将兵の奮闘によるものだと主張し、恩賞を辞退しました。海市(かいし)の謙虚な姿勢は、帝旭(ていそく)の心を打ったことでしょう。

海市(かいし)と方鉴明の関係も進展しました。海市(かいし)は方鉴明への想いを告白し、方鉴明は動揺してその場を逃げてしまいました。方鉴明は海市(かいし)との関係に悩んでいますが、その気持ちは本物であることは間違いありません。

そして、柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)の失明も悲しい出来事でした。柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は綾錦司の典衣となり、幸せな生活を送っていましたが、何者かに襲われて失明してしまいました。柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)の失明は、海市(かいし)と方卓英(ほうたくえい)の心に大きな傷を残しました。

つづく