斛珠夫人 第22話 あらすじ/ネタバレ
都城を離れ、故郷の漁村へ
海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)と共に故郷の漁村を訪れる。都城とは違い、簡素ながらも自由な空気に海市(かいし)は安堵し、満天の星の下で永遠について思いを馳せる。一方、方鑑明(ほうかんめい)は海市(かいし)の執着を否定し、永遠は人の心が作り出したものに過ぎないと語る。
密告と疑心
帝旭(ていそく)は方鑑明(ほうかんめい)が鵠庫の細作を匿っているという密告を受け取る。証拠は確実であり、方鑑明(ほうかんめい)が海市(かいし)を連れて都を離れていることに帝旭(ていそく)は激怒する。紅薬原の戦でも方卓英(ほうたくえい)を連れて帰った方鑑明(ほうかんめい)は、常に問題を引き起こしているように見える。
漁村での生活
海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)と共に漁に出るが、収穫はなし。仕方なく市場で魚介類を購入する。海市(かいし)は値切りを担当し、方鑑明(ほうかんめい)は支払いをする。阿娘は方鑑明(ほうかんめい)を婿として気に入り、翌日の漁にも誘う。
阿娘の願いと襲撃
阿娘は海市(かいし)に方鑑明(ほうかんめい)を都で大切にして欲しいと頼む。その直後、阿娘が何者かに襲われる。海市(かいし)は恐怖を克服し、襲撃者と戦う。
海への落下と鲛人
駆けつけた方鑑明(ほうかんめい)と共に応戦する海市(かいし)だが、崖から海へ落ちてしまう。方鑑明(ほうかんめい)も海に飛び込み、海市(かいし)を助けたのは鲛人?琅嬛だった。琅嬛は2人が愛し合っていることを察し、海市(かいし)を方鑑明(ほうかんめい)に託す。
都への帰還と密偵の尋問
海市(かいし)は無事回復し、都へ戻る。帝旭(ていそく)は密告を握り潰したが、蘇鳴(そめい)の悪辣さを考え、暗衛営の対策を指示する。方鑑明(ほうかんめい)は、方卓英(ほうたくえい)と奪洛(だつらく)の関係を証明する証拠があれば、それが諸刃の剣になると考える。
帝旭(ていそく)の怒りと密偵の告白
方鑑明(ほうかんめい)は帝旭(ていそく)に謁見するが、遊山遊びを責められる。方鑑明(ほうかんめい)は越州への旅が天啓城の細作を炙り出すための策略だったと説明し、捕らえた密偵を尋問する。密偵は季昶が黒幕だと白状する。
季昶の潔白と新たな動き
帝旭(ていそく)は密偵の言葉を信じず、蘇鳴(そめい)の罠だと考える。方鑑明(ほうかんめい)は蘇鳴(そめい)以外にも有能な人物がいると指摘し、季昶を呼び寄せることを進言する。季昶は潔白を証明する必要がある。
柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)の報告と方卓英(ほうたくえい)の誓い
柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は昭明宮に官服を届け、情報収集の成果を報告する。方鑑明(ほうかんめい)は霽風館で調査すると約束し、柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)の安全を気遣う。方卓英(ほうたくえい)は柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)が霽風館の人間だと知り、彼女を守ることを誓う。
季昶の襲撃と自害
穆德慶は季昶を宮殿に呼び寄せる。方鑑明(ほうかんめい)は密偵を季昶のもとへ連れて行くが、密偵は宮女にぶつかり、花瓶の破片を拾う。季昶に会った密偵は破片で脅迫するが、季昶は驚きすぎて気を失ってしまう。密偵は方鑑明(ほうかんめい)に抵抗し、破片で自害する。
帝旭(ていそく)の決断と新たな皇族
季昶は帝旭(ていそく)に忠誠を誓い、帝旭(ていそく)は皇族の捜索を命じる。各地から皇族を名乗る者が都に集まるが、ほとんどは偽物だった。方鑑明(ほうかんめい)は帝旭(ていそく)の真意を理解する。
褚琳琅の登場
礼部には聶妃(じょうひ)の娘を名乗る褚琳琅が現れる。彼女は季昶の姉だと主張する。
続く...
第22話の感想
- 海市(かいし)と方鑑明(ほうかんめい)の故郷での交流: 海市(かいし)が故郷の漁村で過ごすシーンは、彼女の素朴な一面が垣間見え、方鑑明(ほうかんめい)との関係もより深まりました。
- 帝旭(ていそく)の疑心と怒り: 鵠庫の細作を匿っているという密告を受け、方鑑明(ほうかんめい)への疑心と怒りを露わにする帝旭(ていそく)の姿は、彼の複雑な心情を映し出していました。
- 海市(かいし)の勇敢さと方鑑明(ほうかんめい)の愛: 海市(かいし)が襲撃者と戦うシーンは、彼女の勇敢さと芯の強さを示していました。また、方鑑明(ほうかんめい)が海に飛び込んで海市(かいし)を助けるシーンは、彼の深い愛情を感じさせました。
- 季昶の潔白と新たな謎: 季昶が襲撃され、自害した密偵の言葉から、事件の黒幕は季昶ではないことが明らかになりました。しかし、新たな謎も浮上し、今後の展開が気になります。
- 褚琳琅の登場: 聶妃(じょうひ)の娘を名乗る褚琳琅の登場は、物語に新たな風を吹き込みました。彼女の正体と目的が明らかになることで、今後の展開が大きく変わっていくことが予想されます。