斛珠夫人~真珠の涙~ 第39話 あらすじ/ネタバレ

方海市(かいし)、西平港の惨状を目の当たりにする

方海市(かいし)は西平港に到着する。しかし、刺史の刘昌平と名商の百里塬は、方海市(かいし)を欺くために、災民を追い払い、粥棚の食料をすり替えていた。方海市(かいし)は途中ですでに異変を感じ、密かに調査を開始していた。

方海市(かいし)、劉昌平の宴で真相を探る

入城後、劉昌平は方海市(かいし)を宴に招く。方海市(かいし)は民衆の苦しみを知らぬふりをして、歌舞を要求する。しかし、彼女は密かに調査を進めていた。宴席で方海市(かいし)は酔ったふりをして早退し、玉苒に真相を探らせる。そして、祈雨を名目に外出する。

方海市(かいし)、真実を明らかにする

方海市(かいし)は城外で苦しむ災民の姿を目の当たりにする。一方、城内は偽りの平和に包まれていた。方海市(かいし)は劉昌平が米を売り払い、民衆を苦しめていることを知る。彼女は巧妙な手段で、自分が祈雨に忙しいと見せかけ、真実を把握する。

方鑑明(ほうかんめい)、方海市(かいし)を助ける

方鑑明(ほうかんめい)は方海市(かいし)の行方を知り、帝旭(ていそく)に救援を要請する。帝旭(ていそく)は方鑑明(ほうかんめい)の体調を心配するが、説得されて救援を許可し、鮫珠粉を贈る。

方海市(かいし)、民衆を救う

西平港に雨が降る。方海市(かいし)は雨を利用して民衆を安心させ、自分が龍尾神使であると告げる。民衆は喜び、感謝する。方海市(かいし)は食料を積んだ船が到着することを発表し、状況を安定させた後、汚職の調査を開始する。

方海市(かいし)、劉昌平と百里塬を裁く

方海市(かいし)は劉昌平と百里塬の罪に怒り、厳罰に処そうとする。しかし、百里塬は朝廷の遅延を理由に情状酌量を求め、民衆も劉昌平を庇う。方海市(かいし)は一旦処罰を保留し、さらに調査を進める。

方海市(かいし)、西平港を救う決意

再び雨が降り、方海市(かいし)の掌の印が光る。民衆はこれを神蹟と考える。一方、方鑑明(ほうかんめい)は人混みに紛れ、方海市(かいし)が状況を掌握していることを確認する。方海市(かいし)は食料が到着するまでに西平港の腐敗を一掃し、民衆の生活を回復させることを決意する。

帝旭(ていそく)の密偵、軍の真実を明らかにする

帝旭(ていそく)が派遣した密偵も行動を開始する。軍の真実が徐々に明らかになる。方海市(かいし)は、汚職を完全に一掃しなければ、救済活動が成功せず、民衆に平和な生活が訪れないことを理解する。

第39話 感想

第39話は、方海市(かいし)が西平港の惨状を目の当たりにして奮闘する姿が描かれた、緊迫感あふれる回でした。

方海市(かいし)は、刘昌平と百里塬の策略によって、民衆の苦しみを知らぬまま宴に招かれます。しかし、彼女はすでに異変を感じており、密かに調査を進めていました。宴席での演技や、巧妙な情報収集など、方海市(かいし)の頭の回転の速さと行動力が印象的でした。

一方、方鑑明(ほうかんめい)は方海市(かいし)の身を案じ、帝旭(ていそく)に救援を要請します。帝旭(ていそく)は方鑑明(ほうかんめい)の体調を心配しますが、最終的には救援を許可し、鮫珠粉を贈ります。このシーンは、帝旭(ていそく)の優しさと方鑑明(ほうかんめい)への信頼が感じられる場面でした。

西平港では、方海市(かいし)が民衆を救うために奔走します。彼女は、龍尾神使を名乗り、雨を利用して民衆を安心させ、食料を積んだ船が到着することを発表します。方海市(かいし)の機転と行動力によって、民衆は希望を取り戻します。

しかし、劉昌平と百里塬の罪は重く、方海市(かいし)は厳罰に処そうとします。しかし、民衆は劉昌平を庇い、方海市(かいし)は一旦処罰を保留します。このシーンは、民衆の苦しみと劉昌平の狡猾さが描かれており、物語の今後の展開が気になります。

つづく