斛珠夫人~真珠の涙~ 第40話 あらすじ/ネタバレ

雨の西平港と海市(かいし)の体調

西平港では大雨が頻繁に降り、海市(かいし)は風邪をひいてしまいました。夜、方鑑明(ほうかんめい)がそっと海市(かいし)の様子を見に訪れますが、海市(かいし)はすでに起きていて、方鑑明(ほうかんめい)の手を握りしめ安心します。海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)に、劉昌平と百里塬の件を調査するように頼み、もし民衆のために行動したのなら、情状酌量して軽い罰で済ませるようにと伝えます。

海市(かいし)の活躍と方鑑明(ほうかんめい)のサポート

その後数日間、海市(かいし)は粥を炊き出し、数え切れないほどの難民を救い、適切に安置しました。その裏では方鑑明(ほうかんめい)が陰ながら海市(かいし)をサポートし、時々事件の記録を海市(かいし)の机に置いていました。海市(かいし)の調査の結果、劉昌平は本当に災害の影響で私腹を肥やしていなかったことが判明し、海市(かいし)は彼と百里塬に俸禄の罰を与え、共に協力してこの土地の民衆を守ってもらえるように頼みました。

国庫の金流出と西域金客の混乱

司庫監の呉主事は宮殿を訪れ、最近国庫の金が大量に流出し、金の価格が暴落していることを報告します。西南十数カ国は財産の半分以上を失い、民衆は不安に陥り、街では老若男女が激しく憤慨しています。数ヶ月間、都の通りには落胆した西域の金商人が座り込んで酒を飲み、自殺者も少なくありませんでした。

海市(かいし)の帰還と新たな地位

救済活動が終了した後、海市(かいし)は帝旭(ていそく)に報告するために向かう準備をします。民衆は道に並び、海市(かいし)を見送ります。城楼の上から方鑑明(ほうかんめい)は黙って見守ります。今日から、海市(かいし)は霽風館のただの官吏ではなく、大徴の斛珠夫人となり、一歩一歩現在の地位まで上り詰めたのです。

柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)の新たな生活と方卓英(ほうたくえい)の消息

黄泉関にいる柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は、現地の気候に徐々に適応し、服装や生活習慣も迦満人に近づいてきました。普段は老荘と情報を交換し、右菩敦王に情報を提供しています。

老荘は柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)が宮殿で働いていたことを不思議に思い、なぜ方卓英(ほうたくえい)に直接連絡しないのかと尋ねます。しかし柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は、方卓英(ほうたくえい)はもはや霽風館の大公子ではなく、鵠庫右部の王子である奪罕(だつかん)だと答えます。さらに、世間の目には柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)はすでに亡くなっているため、方卓英(ほうたくえい)に会うのはふさわしくないと考えます。

ちょうどその時、服飾店から物音が聞こえてきます。老荘が様子を見に行くと、右菩敦王の娘であるタラが服を作りに来たことがわかり、大将のルルダンも同行していました。安全のため、柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は老荘に夕方まで店を出ないように指示します。タラが服を見ている間に、柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)はタラとルルダンの会話から方卓英(ほうたくえい)に関する情報を聞き出し、内心喜びます。

方卓英(ほうたくえい)の苦悩とタラの想い

奪洛はランズ城に攻撃を仕掛けるため、全軍を動員します。方卓英(ほうたくえい)は迦満人を支援して反撃し、同盟を結ぶことで、将来迦満部の支援を得たいと考えています。しかし右菩敦王は方卓英(ほうたくえい)を婿に迎えようとしており、方卓英(ほうたくえい)は悩んでいます。タラは方卓英(ほうたくえい)が他の女性を想っていることを気にしていませんが、自分にも少しだけ愛を分けてほしいと願っています。

海市(かいし)の帰還と方鑑明(ほうかんめい)の体調

海市(かいし)は宮殿への帰路、西陸の金商人が車の前で飛び降り自殺するのを目の当たりにします。方鑑明(ほうかんめい)がすぐに駆けつけ、さらなる混乱を防ぐために海市(かいし)を宮殿まで護送します。その間、海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)の様子を伺い、顔色が悪く、痩せていることに気づき、心配します。

鳳梧宮に戻った海市(かいし)は、玉苒に金価格暴落の具体的な原因と西陸各部の対応を調査させ、昭明宮の医官を呼び、方鑑明(ほうかんめい)の容態を調べさせます。医官は、長い間診察を命じられていなかったことを正直に答えます。海市(かいし)は帝旭(ていそく)に事情を尋ねようと考えますが、方鑑明(ほうかんめい)が帝旭(ていそく)に付き添っていることを知り、とりあえず思いとどまります。

方鑑明(ほうかんめい)の病状と帝旭(ていそく)の怒り

李御医は方鑑明(ほうかんめい)の脈を診て、脈が乱れていることに気づきますが、帝旭(ていそく)の怒りを恐れて報告せず、穆德慶にだけそっと伝えます。方鑑明(ほうかんめい)は自分の体の状態を理解しており、金価格の問題が解決すれば、死んでも悔いはないと考えています。帝旭(ていそく)はこれに激怒し、鲛珠は毒を抑えるだけで根絶できないため、海市(かいし)に鲛人を探させようと考えます。しかし方鑑明(ほうかんめい)は騒ぎ立てることを嫌い、鲛人が毒を解毒できても、自分で探すと言います。

立春と西南各国の使臣

立春前、西南各国の使臣が虹州に集結し、黄泉関の軍隊に護送されて天啓城に向かいます。その際、鵠庫の混乱に関する情報も伝えられました。左菩敦王の奪洛は迦満を併合しようとしましたが、迦満人の激しい抵抗に遭いました。宿敵である右菩敦王の額爾済(がくじせい)は、娘を奪罕(だつかん)に嫁がせ、軍隊を派遣して奪罕(だつかん)を支援し、鵠庫左部をランズ城から追い出しました。方卓英(ほうたくえい)は師匠に手紙を書き、方鑑明(ほうかんめい)と海市(かいし)のことを気遣い、いつか再会できることを願っています。

朝議と海市(かいし)の権限拡大

翌日、朝議の場で帝旭(ていそく)は海市(かいし)を大いに称賛し、巡天の印を授与し、議政を許可します。大臣たちは口々に反対し、帝旭(ていそく)が祖先の掟に背いてはならないと主張します。帝旭(ていそく)は激怒し、海市(かいし)に救済活動をさせた時の彼らの態度を非難します。言官は西陸の金商人の自殺について上奏し、遺族が帝旭(ていそく)に会いたいと申し出ます。方鑑明(ほうかんめい)はまずは使臣の意図を確認してから決断すべきだと提案し、帝旭(ていそく)は穆德慶に各部の使臣を偏殿に招くように命じます。

第40話の感想

海市(かいし)

  • 海市(かいし)は、大雨の被害を受けた西平港で、難民を救うために尽力しました。彼女のリーダーシップと決断力は、人々の心を動かし、彼女を英雄として称賛する声が多く上がりました。
  • 海市(かいし)は、金価格暴落の真相を突き止め、西陸の混乱を解決するために奔走しました。彼女の聡明さと正義感は、多くの人々に希望を与えました。
  • 海市(かいし)は、帝旭(ていそく)から巡天の印を授与され、議政を許可されました。これは、女性が政治に参加する道を切り開く大きな一歩であり、彼女の功績を称える声が多く聞かれました。

方鑑明(ほうかんめい)

  • 方鑑明(ほうかんめい)は、海市(かいし)の体調を気遣い、陰ながら彼女をサポートしました。彼の献身的な愛は、多くの視聴者の感動を誘いました。
  • 方鑑明(ほうかんめい)は、病を患いながらも、国のために尽力しました。彼の忠誠心と責任感は、多くの人々に尊敬されました。
  • 方鑑明(ほうかんめい)は、金価格暴落の真相を突き止め、西陸の混乱を解決するために奔走しました。彼の聡明さと正義感は、多くの人々に希望を与えました。

柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)

  • 柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は、黄泉関で新しい生活に馴染み、迦満人を支援するために尽力しました。彼女の勇気と行動力は、多くの人々に勇気を与えました。
  • 柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)は、方卓英(ほうたくえい)との再会を心待ちにしていました。彼女の純粋な愛は、多くの視聴者の共感を得ました。

第40話は、感動的でドラマチックな展開が満載でした。海市(かいし)、方鑑明(ほうかんめい)、柘榴(しゃりゅう)(しゃりゅう)などの登場人物の活躍は、多くの視聴者の心を捉えました。今後の展開がますます楽しみです。

つづく