『斛珠夫人~真珠の涙~』第44話 あらすじ/ネタバレ

宴会の最中、小郭は二階の部屋に忍び込み、包みの中から昶王府の令牌を発見します。敵の襲撃を悟った小郭は、葉大娘を連れて夜逃げを図りますが、葉大娘の足が遅く、敵に追いつかれてしまいます。小郭は葉大娘を守るため、単身で敵と戦いますが、偽官兵に殺されてしまいます。

一方、方海市(かいし)は馬車で琅嬛を城へ送り届けようとしますが、途中で刺客に襲われます。必死に敵を突破しますが、季昶が差し向けた刺客が葉大娘を人質に取り、龍尾神を渡すよう脅迫します。しかし、葉大娘は娘の責任の重さを知り、方海市(かいし)を巻き込みたくないと思い、自害してしまいます。

悲しみに耐えながら馬を走らせる方海市(かいし)ですが、目の前に断崖絶壁が現れます。その時、方鑑明(ほうかんめい)が軽功で刺客を飛び越え、馬の綱を掴み、方海市(かいし)と共に崖から飛び降ります。二人は生死不明となります。

この知らせを聞いた季昶は激怒し、部下の不手際を責めます。しかし、施内宮は龍尾神が現れなければ、帝旭(ていそく)が逆行倒施を行い、天が味方していないことを証明できると慰めます。符義もこれに同意し、張承謙を買収し、密偵を送り込んだと報告します。

季昶は雷州の各部族が龍尾神を崇拝していることを利用し、帝旭(ていそく)が龍尾神を出現させることができないようにすれば、人々は帝旭(ていそく)から離反すると考えます。そして、5万の兵で天啓城を攻め落とすのは容易だと確信します。

立春の夜宴には、七国の使臣が参列します。しかし、帝旭(ていそく)は龍尾神を現さず、使臣たちは不満を募らせます。季昶は帝旭(ていそく)が徳行を欠いていると非難します。帝旭(ていそく)は季昶の謀反の企みに気付き、失望します。

突然、方鑑明(ほうかんめい)が現れ、張承謙も偽りの降伏を装い、哨子と共に叛軍を包囲します。季昶は抵抗しますが、方海市(かいし)が現れ、水晶の缸に触れ、龍尾神を出現させます。使臣たちは龍尾神を拝み、帝旭(ていそく)に龍尾神を越州へ送還するよう求めます。

帝旭(ていそく)はこれを承諾し、七国は大徵と同盟を結び、龍尾神の名のもとに永遠に友好を誓い、兵を挙げないことを約束します。陰謀が暴かれた季昶は逃げようとしますが、阻止され、帝旭(ていそく)によって牢獄に投獄されます。

その後、方海市(かいし)は琅嬛に感謝の意を込めて湯を用意し、琅嬛は方鑑明(ほうかんめい)の毒を解毒できると言います。しかし、方鑑明(ほうかんめい)は琅嬛が疲れているので、解毒は体力回復後にすべきだと考えます。帝旭(ていそく)も琅嬛の恩義に感謝し、拝礼します。最後に、方鑑明(ほうかんめい)は海市(かいし)が疲れていることを理由に、彼女を気絶させて抱き上げ、帝旭(ていそく)に説明して立ち去ります。

第44話は、怒涛の展開と衝撃的なシーンが満載でした。

まず、小郭の壮絶な死は、視聴者に大きな衝撃を与えました。彼は葉大娘を守るために勇敢に戦い、命を落としました。彼の死は、この物語の残酷さを改めて感じさせると同時に、彼の忠誠心と勇気を称賛せずにはいられません。

また、方海市(かいし)と方鑑明(ほうかんめい)が崖から落ちたシーンも、ハラハラドキドキさせられました。二人は生死不明となり、彼らの運命が気になるところです。

一方、季昶の謀反が明らかになり、帝旭(ていそく)との対立が激化しました。季昶は龍尾神を利用して帝旭(ていそく)を倒そうと企てますが、方海市(かいし)と方鑑明(ほうかんめい)の活躍によって阻止されます。

そして、立春の夜宴では、七国の使臣を前に龍尾神が現れ、帝旭(ていそく)は七国との同盟を結びました。これは、大徵にとって大きな転換点となるでしょう。

つづく