斛珠夫人~真珠の涙~ 第46話 あらすじ/ネタバレ

琅嬛は方鑑明(ほうかんめい)を救うため、彼の体に流れる帝旭(ていそく)の柏溪を解く必要があると判断します。柏溪は満月の日に結ばれたため、解くには満月の日を待たなければなりません。

琅嬛は方鑑明(ほうかんめい)に、自分の血を飲めばどんな毒でも解毒できると告げますが、方鑑明(ほうかんめい)は流觴方氏の血統のため、相性が悪いと逆に毒となり死に至る可能性があると説明します。

方鑑明(ほうかんめい)はそれでも解毒を試みる決意をし、満月の夜に琅嬛の血を飲みます。柏溪は無事に解かれ、帝旭(ていそく)も痛みを感じます。しかし、方鑑明(ほうかんめい)は突然血を吐き、海市(かいし)の腕の中で息を引き取ります。

帝旭(ていそく)は方鑑明(ほうかんめい)を清海公として追封し、その功績を称えます。方鑑明(ほうかんめい)は外界には死んだことになり、暗衛たちは霽風館に戻ります。

海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)を訪ね、彼の旧傷が琅嬛の血によって癒えたことを知ります。方鑑明(ほうかんめい)は海市(かいし)のために流觴方氏の地位を捨てたことを気にしますが、海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)が生き生きとした表情をしていることを喜びます。

帝旭(ていそく)は方鑑明(ほうかんめい)と海市(かいし)が自由に暮らせるように、戸籍と路引を用意します。海市(かいし)は越州で家を探し、各地を旅することを楽しみにします。

方鑑明(ほうかんめい)と海市(かいし)は出発前に昭明宮を訪れ、帝旭(ていそく)と別れを告げます。帝旭(ていそく)は方鑑明(ほうかんめい)を気遣い、3、5年後には微服で会いに行くことを約束します。

海市(かいし)はテイ蘭に別れを告げ、龍尾神を護送するために越州へ向かいます。帝旭(ていそく)は方鑑明(ほうかんめい)の不在を寂しく感じますが、テイ蘭と生まれてくる子供に支えられ、前を向いていきます。

旅の途中で方鑑明(ほうかんめい)は、海市(かいし)が帝都を離れて寂しがっているのではないかとからかいます。海市(かいし)を喜ばせるために、方鑑明(ほうかんめい)は桂花糖を買い、海市(かいし)が好きなお店をすべて越州に開くことを決意します。

方鑑明(ほうかんめい)は如意坊を手に入れ、周幼度をからかいます。海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)の子供のような姿に喜びます。

帝旭(ていそく)は索蘭(さくらん)とテイ蘭を引き合わせ、索蘭(さくらん)は龍尾神をもとに吉祥娃娃の絵を描きます。海市(かいし)は琅嬛を海に返し、越州で再会することを約束します。

第46話の感想

第46話は、感動と切なさ、そして希望に満ちた素晴らしいエピソードでした。

まず、方鑑明(ほうかんめい)の死は非常に悲しいものでした。彼は海市(かいし)のために命を犠牲にし、その自己犠牲の精神に心を打たれました。しかし、彼の死は無駄ではなく、帝旭(ていそく)の柏溪を解き、彼を救うことができました。

また、海市(かいし)と方鑑明(ほうかんめい)の絆の強さにも感動しました。海市(かいし)は方鑑明(ほうかんめい)の死を深く悲しみましたが、彼の意志を受け継ぎ、新しい人生を歩み始めました。

帝旭(ていそく)の心情も複雑でした。彼は方鑑明(ほうかんめい)を失った悲しみと、彼を自由にしてあげられなかったという後悔の気持ちに苦しみました。しかし、彼はテイ蘭と生まれてくる子供に支えられ、前を向いていく決意をしました。

第46話は、愛と犠牲、そして希望を描いた素晴らしいエピソードでした。このエピソードは、視聴者に多くの感動を与え、忘れられないものとなるでしょう。

つづく