玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~ 第13話 あらすじ/ネタバレ

許清嘉 (きょ せいか)はいつものように玉春楼を訪れた。胡嬌への想いは募るばかりだが、それは誰にも明かせない秘密だった。幼馴染から夫婦となり、特に胡嬌が石羊寨に単身乗り込んだ時には、この先も絶対に裏切らないと心に誓った。しかし、胡嬌の気持ちは掴みきれていない。そこで、玉娘(たまむすめ)に相談し、胡嬌への贈り物として銀簪を贈ることにした。

ところが、その場面を胡嬌が目撃してしまう。誤解した胡嬌は、食盒を落としたまま走り去ってしまう。許清嘉 (きょ せいか)は追いかけようとするが、玉娘(たまむすめ)に止められる。玉娘(たまむすめ)は地面に落ちた面鯉魚を指差し、作戦が成功したことを示唆した。

乞巧節の夜、街にはカップルが溢れていた。胡嬌は周りの賑わいを眺めながら、許清嘉 (きょ せいか)との間に広がる識字力の差に不安を感じていた。そこに玉娘が現れ、銀簪を手に誤解を解き、許清嘉 (きょ せいか)の変わらぬ想いを伝えた。続けて許清嘉 (きょ せいか)も駆けつけ、熱い想いを告げる。永寿も雲莱鎮から胡嬌のために点心を持って駆けつけた。胡嬌は二人の気持ちに涙を流し、二人の絆はより一層深まった。

一方、玉娘は一人窓辺に佇んでいた。そこに高正が現れ、温もりが訪れる。高正は本物の帳簿の行方を尋ねるが、玉娘は直接答えることはなかった。代わりに、楊主簿と小紅の密会について情報を提供する。高正は感謝の言葉を述べて去り、点心を残していく。玉娘は内心喜びつつも、高正の不器用さを笑う。

高正はすぐに情報を許清嘉 (きょ せいか)に伝え、作戦を練る。胡嬌の「馭夫術」の評判を利用し、役人の妻たち、特に楊主簿の妻に近づき、楊主簿の秘密を明かして信頼を得ることにした。

石羊寨の件で頭を抱えていた朱県令は、宋押司に捜査を任せる。一方、雲姨娘は黒衣の男を使って胡嬌の離縁状を盗み出す計画を企てていた。

楊主簿と小紅の密会の日、許清嘉 (きょ せいか)たちは計画通りに行動する。しかし、黒衣の男が現れ、高正は毒の塗られた刀で負傷してしまう。崔五郎は楊主簿の部屋に催眠剤を撒くが、「小紅」は実は男だったことが判明し、気まずい雰囲気になる。許清嘉 (きょ せいか)は隙を見て帳簿をすり替え、玉娘に預ける。

朱県令が駆けつけ、胡嬌たちの行動を阻止する。許清嘉は事前に胡嬌の字で偽の離縁状を用意しており、事なきを得る。宋押司は部屋で酔っ払った楊主簿と帳簿を発見するが、不審に思うことはなかった。一方、負傷した高正は玉春楼に忍び込み、玉娘の手厚い看護を受ける。

13話 感想

第13話は、ハラハラドキドキの展開と感動的な場面が交互に訪れ、見応えのある内容でした。

特に印象的だったのは、胡嬌と許清嘉 (きょ せいか)の誤解が解けたシーンです。玉娘の機転と永寿の協力により、二人の想いが通じ合った瞬間は、見ていて心が温まりました。

また、高正の負傷や黒衣の男の登場など、緊迫感のあるシーンも満載でした。特に、高正が毒の塗られた刀で負傷した場面は、ハラハラさせられました。

一方、玉娘と高正のやり取りは、コミカルでほっこりするものでした。高正の不器用な優しさや、玉娘のツンデレな態度が可愛らしく、二人の関係が今後どのように発展していくのか楽しみです。

つづく