玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~ 第18話 あらすじ/ネタバレ
胡嬌が口を開く前に、崔五郎は小貝を家の中に連れてきた。小貝は年が若いが、気性が激しく、寧王に甘やかされてしまっている。寧王は王妃の面子を立てて、胡嬌の条件を渋々受け入れた。しかし、彼が軍営に戻ると、賈繼榮が待ち構えていた。
寧王は賈繼榮の偽善的な態度にうんざりし、小貝に手を出さないように忠告する。しかし、賈繼榮は諦めず、阿武に許家を見張らせる。阿武はこれを利用して、上庸への任務を寧王に願い出て、賈繼榮に情報を流そうとする。
一方、胡嬌は小貝を学校に通わせるためにあらゆる手段を尽くす。しかし、小貝は甘やかされて育ったため、胡嬌を全く相手にしない。胡嬌は最初は我慢して優しく説得するが、小貝が芍薬の花にオシッコをしてしまうと、ついに堪忍袋の緒が切れる。小貝を縛り上げて、荷車で学校まで送り届ける。
学校では、胡嬌が子供たちに拳法を教えるが、小貝は阿黄を蹴り飛ばし、しかも反省しない。胡嬌は怒り、人前で小貝のお尻を木の棒で叩き、「私はあなたの叔母であり、半分は母親のようなものだ。あなたを躾けないわけにはいかない」と言う。阿武はそれを目撃し、賈繼榮と寧王に報告する。寧王は怒るどころか、胡嬌の教育を称賛する。
しかし、許清嘉は胡嬌のやり方を過激だと考え、聖人の言葉を引用して諫める。胡嬌は冷静になり、自分がやり過ぎたかもしれないと反省し、薬を持って小貝に謝罪に行く。そして、「私を信じるなら、ここはあなたの家だと思っていい」と伝える。
この言葉は効果があり、小貝は態度を改める。昼食時、他の子供たちが小貝をからかい、彼の食事を奪ってしまう。小貝は怒るが、阿黄の姉が彼に鶏の足をくれる。小貝は阿黄の姉に好意を持ち、彼女の注意を引こうと、彼女の教科書を隠して、野犬から取り返したように装う。この作戦は成功する。
午後の遊び時間、小貝はまた阿黄の姉の赤い髪紐を盗んでしまう。胡嬌はそれを察知し、髪飾りを阿黄の姉にプレゼントして、事態を収拾する。
一方、高正は黑衣人の調査で玉春楼の玉娘(たまむすめ)に協力を求めるが、逆にからかわれてしまう。許清嘉は様子がおかしいことに気づき、高正をからかう。二人はどちらも黑衣人と遭遇しており、朱県令との関係を疑い、銀鉱の真相を聞き出すために彼を捕まえたいと考えている。しかし、黑衣人の次の行動は不明だ。
小貝はまた新しい悪戯を思いつく。彼は誰も見ていない隙に、阿黄の姉の宣紙に落書きをし、隠れて様子を伺う。阿黄の姉はそれに気づいて泣き出し、胡嬌と玉娘(たまむすめ)が駆けつける。玉娘(たまむすめ)は宣紙の内容を見て、阿黄の姉を褒める蔵頭詩が書かれていることに気づく。
胡嬌は小貝を見つけ、追いかける。小貝は自分のしたことを認め、間違っていないと主張する。胡嬌は小貝を西郊に連れて行き、貧しい人々の生活を見せ、他人を尊重することを教える。
胡嬌の辛抱強い指導により、小貝はようやく自分の行動を反省し、胡嬌との関係も改善していく。夜、許清嘉は胡嬌を家に送るとき、臘梅に気づかれないようにそっとキスをし、胡嬌は恥ずかしくもあり、嬉しくもあり、複雑な気持ちになる。
第18話の感想
第18話は、胡嬌と小貝の絆が深まる重要な回でした。胡嬌は小貝の教育に苦労しながらも、辛抱強く接することで、小貝の心を少しずつ開いていきます。小貝も最初は反抗的でしたが、胡嬌の優しさに触れて、徐々に態度を改め、成長していく姿が印象的でした。
また、許清嘉と胡嬌の夫婦関係にも進展が見られました。許清嘉は胡嬌の教育方針に理解を示し、時には助言を与えるなど、夫婦として協力していく姿が微笑ましかったです。特に、ラストシーンでの許清嘉のキスは、二人の関係が深まっていることを感じさせ、今後の展開が楽しみです。
一方で、黑衣人の存在や、賈繼榮の暗躍など、物語の謎も深まってきました。高正と許清嘉が黑衣人の正体を掴むことができるのか、そして、賈繼榮の目的とは何か、今後の展開が気になります。
つづく