玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~ 第20話 あらすじ/ネタバレ
新しい県令が上庸県に着任すると、高正は昇進と同時に権限を奪われることになりました。石羊寨の事件で新県令が警戒するのは当然のことですが、高正は以前のようにはもう上庸を守ることができず、許清嘉が示してくれた方向を見失ってしまいました。許清嘉がいなくなってから、高正は玉娘(たまむすめ)に心を開いて話をするようになりました。
玉娘(たまむすめ)は高正がなぜ許清嘉と一緒に襄州に行かなかったのか探ってみますが、高正は玉娘(たまむすめ)には何も言わず、玉娘は複雑な気持ちになります。
襄州に着いた許清嘉は、穀物の収穫量と耕地面積が一致せず、隣の華州府から穀物を買わなければならないことに気づきます。一方、胡厚福は薬草を買いに行きますが、約束を破られ、殴られてしまいます。永寿によると、殴った男は府衙の腰牌をつけていたそうです。胡嬌と胡厚福は、この事件が官府と関係があるのではないかと疑います。
許清嘉は湯澤に相談し、胡厚福のことも話します。湯澤は顔色を変え、知事の甥も薬草の商売をしていると言い、余計なことはしないようにと忠告します。胡嬌も襄州の街を歩き回り、南封斎の薬局が異常に多いことに気づきますが、証拠はありません。
高正が去ることを聞いた玉娘は、病気の弟を見て、高正への思いを断ち切ろうと決意します。高正が去る前に、玉娘は荷物を用意して馬の手配をします。高正は花朝節に玉娘が多くの公子に誘われることを聞いて、複雑な気持ちになります。
許清嘉は、知事の韓南盛について調べたことをみんなに話します。胡嬌には、今は落ち着いて様子を見るようにと諭します。韓南盛と彼の甥が本当に結託しているなら、単なる商売の妨害ではなく、汚職の可能性もあると考えるからです。湯澤が協力を約束してくれたので、まずは彼の意見を聞くことにしました。しかし、湯澤は韓南盛に接触しないようにと忠告します。そして、許家には謝罪の品を届けさせます。
胡嬌は追及したい気持ちでしたが、許清嘉は房契だけを受け取り、金銀は返すように言います。胡嬌は納得できませんでしたが、許清嘉に従います。後で、許清嘉は韓南盛に油断させるために面子を保たせたことを知ります。
第20話の感想
第20話では、高正と玉娘の恋模様と、許清嘉が襄州で直面する問題が描かれました。
高正は新県令の登場で立場が変わり、玉娘への思いを胸に秘めたまま襄州へと旅立ちます。玉娘は高正の気持ちを知りながらも、弟の病気を理由に気持ちを断ち切ろうとします。二人の切ないすれ違いが描かれ、視聴者の心を掴みました。
一方、襄州では許清嘉が穀物の不足と薬草の不正取引という問題に直面します。知事の甥が関わっている可能性が高く、許清嘉は湯澤の助けを借りながら真相を突き止めようとします。
つづく