玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~ 第23話 あらすじ/ネタバレ

謎の死を遂げた老三

老三の不可解な死を前に、皆が頭を悩ませていた。その時、永寿が門外で手紙を発見する。そこには "関門放人" と記されており、南封斎の仕業であることは明らかだった。許清嘉は手紙に従おうとするが、玉娘(たまむすめ)はそれを制止する。高正寧は、老百姓の福祉を重んじる許清嘉を信頼し、襄州までやって来たのだ。

玉娘(たまむすめ)は、南封斎を倒す機会を逃すべきではないと説得する。もし許清嘉が諦めれば、高正寧もきっと後悔するだろうと。そう言って、彼女は高正寧のもとへ食盒を届けに行く。しかし、そこには傷だらけの姿で横たわる高正寧の姿が。玉娘(たまむすめ)は涙を堪えられなかった。

韓南盛の対応

この事態を知った韓南盛は、許清嘉と高正寧の確執には関与しないとしながらも、証拠がないため高正寧を解放することはできないと告げる。許清嘉は、高正寧が牢獄で苦しまないようにと韓南盛に懇願する。

一方、韓文芳は潇湘藝館で宴を催し、胡嬌を招く。しかし、それは胡嬌の側近を狙った策略だった。胡嬌は、歪んだ考えを持つ韓文芳に警告を発する。その後、玉娘(たまむすめ)は高正寧に度々食事を届け、手作りの点心も振る舞う。

胡記薬鋪の苦境

南封斎の怒りを買った胡記薬鋪は、風評被害を受け、客足が途絶えてしまう。店は閉店寸前となり、仕入れ資金も底をついたため、村人たちは泣く泣く薬材を南封斎に安く売り渡さざるを得なかった。華拓は胡嬌にこの窮状を報告し、胡嬌は薬鋪の権利書を担保に借金をしようと決意する。しかし、そこを韓文芳に付け込まれ、彼女は胡嬌の債権者となってしまう。

窮地からの脱出

皆は対策を協議する中で、胡厚福は玉娘(たまむすめ)に借金を申し出るが、胡嬌はそれを拒否する。最終的に林翠が妙案を思いつく。それは、在庫の薬材を雲莱に運び、兄に販売してもらうというものだった。彼らは富商への出資を成功させ、迎風鏢局に護衛を依頼し、多額の利益を得ることに成功する。

迎風鏢局の活躍

湯澤と韓文芳は、3日後には胡記薬鋪を手に入れることができると信じていた。しかし、最終日に林阿牛たちが資金を持って戻り、查辟たちを追い払ってしまう。

查辟は湯澤に報告し、韓文芳は迎風鏢局の実力を知る。彼らは胡記薬鋪が迎風鏢局の支援を受ければ、南封斎の商売を奪うのではないかと懸念を抱く。

許清嘉の決意

翌日、許清嘉と胡嬌は村民のもとを訪れ、薬材を長期的に買い取ると告げる。村民の不安を払拭するため、許清嘉は自身の身分を明かす。さらに、華拓は王福を連れてきて、老三の真の死因を明らかにする。

こうして、胡記薬鋪は危機を乗り越え、村民たちとの信頼関係も深めていく。一方、南封斎と韓文芳はさらなる策略を巡らせていた。

第23話の感想

第23話では、様々なドラマが展開され、見応えのある内容でした。特に印象に残ったポイントをいくつか挙げてみます。

1. 許清嘉と玉娘の絆

許清嘉と玉娘の絆がより深まった回でした。玉娘は高正寧を助けるために奔走し、許清嘉は玉娘の思いを受け止めて行動を起こします。二人が互いに信頼し合い、支え合っている姿は感動的でした。

2. 高正寧の苦悩

高正寧は南封斎に捕らえられ、苦しめられます。しかし、彼は最後まで正義を貫こうとする強い意志を持ち続けていました。彼の不屈の精神は、見る者に勇気を与えてくれるでしょう。

3. 胡記薬鋪の危機

胡記薬鋪は南封斎の策略によって窮地に陥ります。しかし、胡嬌と林翠の機転によって危機を乗り越え、村民たちとの信頼関係も深めていきます。困難を乗り越える彼らの姿は、希望を感じさせてくれるものでした。

第23話は、正義と悪の対決が描かれた見応えのある回でした。登場人物たちの成長や絆、そして希望を感じさせてくれる内容でした。今後の展開にも注目です。

つづく