玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~ 第25話 あらすじ/ネタバレ
胡嬌の奮闘
ボロボロになった肉屋を直すため、胡嬌は全財産を兄の胡厚福に託し、大工を探しに行かせます。しかし、胡厚福が出かけた直後、あのならず者たちが再び現れます。しかし、彼らは胡嬌の敵ではなく、すぐに泣きながら逃げ出してしまいました。
林翠の登場と黒幕
胡嬌の帰郷を聞いた林翠は急いで駆けつけ、ならず者たちは姿を消します。許清嘉は居心地が悪くなり、買い物を口実に外出し、黒幕を探ります。すると、またも韓文芳の仕業であることが判明します。許清嘉は説得しようとしますが、彼女は復讐心に囚われて聞く耳を持ちません。許清嘉は無駄だと悟り、その場を去ります。
韓文芳の動揺
翌日、韓文芳は自ら肉屋を訪れ、胡嬌を罵倒します。財産を失い、何も得られなかったと。それを聞いていた林翠は、韓文芳の陰謀を暴き、湯澤が彼女を利用していることを説明します。韓文芳は最初は信じませんでしたが、林翠の論理的な説明に動揺し始めます。
許清嘉と韓文芳の再会
一方、許清嘉は永寿から韓文芳が再び騒ぎを起こしていることを聞き、急いで駆けつけます。橋の上で韓文芳と再会しますが、今回は彼女の態度が軟化しており、上庸を離れることを告げます。そして、丞相府との婚約を破棄し、肉屋の娘と結婚した許清嘉を賢明で幸運だと称えます。
肉屋の開店と新しい道
その後、皆は肉屋の開店準備に追われます。許清嘉は役に立てず、怪我をしてしまいますが、内心では妻の家に頼っていることに罪悪感を抱きます。林翠は彼の気持ちを察し、胡嬌に気遣うように促します。しかし、胡嬌は鈍感で、許清嘉の気持ちに全く気づかず、胡厚福のために紅焼肉を作ります。
肉屋の開店日には、近所の人々が集まります。胡嬌は、いずれこの店を兄に譲り、自分は何らかの道を見つけなければならないと考えていました。ちょうどその時、林阿牛が腰を痛めたため、胡嬌は襄州で学んだ技術を使って治療します。林翠は彼女に医館を開くことを提案し、許清嘉も賛成し、医館の名前を「松松坊」と名付けます。
医館開業への資金調達
しかし、医館を開業するには多額の資金が必要です。困っていたところ、許清嘉は蔵書である先秦古籍を質に入れますが、わずか三両しか得られません。娘が医館を開くことを知った胡庭芝は、自分の棺桶代をすべて渡します。父娘は互いに涙を流し合います。
三両の銀を持って帰る途中、許清嘉は胡嬌に出会い、彼女が持っている銀票を見て複雑な気持ちになります。胡嬌は喜ぶばかりで、許清嘉の落胆に気づきません。胡嬌が去った後、許清嘉は銀を見て、胡嬌に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
今後の展開
果たして、胡嬌と許清嘉は医館を開業することができるのでしょうか? そして、二人の関係はどのように変化していくのでしょうか? 次回も乞うご期待!
第25話の感想
第25話は、胡嬌と許清嘉の奮闘が描かれた回でした。胡嬌は兄のために全財産を託し、肉屋の再建に奔走します。一方、許清嘉は黒幕の正体を突き止め、韓文芳を説得しようとします。しかし、韓文芳は復讐心に囚われて聞く耳を持ちません。
胡嬌はならず者たちを撃退したり、林阿牛の怪我を治療したりと、頼もしい姿を見せてくれました。また、許清嘉も韓文芳を説得しようとしたり、先秦古籍を質に入れて資金を調達したりと、誠実な一面を見せてくれました。
しかし、二人の間にはまだ溝があるように感じられます。許清嘉は妻の家に頼っていることに罪悪感を抱いており、胡嬌は彼の気持ちを理解できていません。
つづく