玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~ 第35話 あらすじ/ネタバレ

革桑は周鳴安に報告した後も、玉满楼に潜入捜査を続けることになった。しかし、玉娘(たまむすめ)は革桑を罠にはめ、高正はすぐに彼女を捕らえてしまう。

胡嬌は革桑に、手紙は偽物で、最初から罠だったと告げる。革桑は許清嘉に尋問されても何も話さず、胡嬌と許清嘉が毒にやられていることに気づく。そして、全員で死ぬ覚悟だと脅す。

許清嘉たちは革桑から何も聞き出せなかったため、崔五郎の秘密の場所に監禁することにする。一方、寧王は太子に傅太師に騙されていることを伝えようとするが、太子は聞く耳を持たず、寧王を軟禁してしまう。張公公はそれを聞いて傅太師に報告する。

傅太師は寧王が太子の病を知っていることを知り、薬師を殺すことを決意する。崔五郎も革桑を京郊の別荘に移そうとするが、そこは人目につかない場所だった。玉娘(たまむすめ)は胡嬌の首に赤い跡があることに気づき、崔五郎はそれが南江の奇毒「枯草散」だと説明する。無色無味で、火に近づくと煙が発生し、中毒すると首が痒くなり、7日後に死に至るという。

許清嘉は革桑の言葉を思い出し、解毒剤を求めて彼女のもとへ向かう。革桑は許清嘉たちが師兄を殺したことを恨んでいたが、許清嘉は周鳴安がやったことだと説明する。解毒剤には8種類の薬が必要で、集めるのは非常に難しい。崔五郎と高正は黄薬師を救出するが、黄薬師は金があっても薬は揃えられないと話す。

時間が迫る中、許清嘉は自分を責めるが、胡嬌は彼を責めず、一緒に多くの人を助けられたのであれば死んでも本望だと話す。高正は玉娘(たまむすめ)に、彼女を守れなかったことを謝罪する。玉娘は名誉や富には興味がなく、早く結婚できなかったことを残念に思うだけだと答える。高正は感激し、その日の夜に玉娘と結婚式を挙げる。

崔五郎は薬を探し回るが、どこにも見つからない。玉娘は革桑を解放し、革桑は自分の過ちを認め、傅太師と戦い、師兄の仇を討つために玉娘たちに協力することを誓う。

第35話の感想

    革桑の葛藤: 革桑は玉娘に裏切られ、許清嘉たちに捕らえられてしまいます。許清嘉たちが師兄を殺したと思い込み、恨みを抱きますが、真実を知ってからは協力するようになります。革桑の複雑な心情が描かれており、見応えがあります。

    許清嘉と胡嬌の絆: 許清嘉と胡嬌は毒に侵され、死の危険にさらされます。しかし、お互いを思いやり、最後まで諦めません。二人の強い絆が感じられるシーンです。

    高正と玉娘の結婚式: 高正は玉娘を守れなかったことを悔やみ、玉娘は早く結婚できなかったことを残念に思います。そんな二人がついに結婚式を挙げるシーンは感動的です。

    崔五郎の苦悩: 崔五郎は解毒剤を探しますが、見つかりません。革桑を解放し、傅太師と戦うことを決意しますが、不安な気持ちも隠せません。崔五郎の葛藤が伝わってくるシーンです。

    第35話は、登場人物たちの葛藤や絆が描かれた見応えのある回でした。特に、革桑の心情の変化や許清嘉と胡嬌の絆は印象に残りました。また、高正と玉娘の結婚式や崔五郎の苦悩も心を打つシーンでした。

    つづく