玉面桃花 ~福を呼ぶ契約結婚~ 第9話 あらすじ/ネタバレ
迟文俊の冤罪疑惑
これまで迟文俊は自分の無実を訴え続けてきたが、許清嘉はそれを信じず、楊主簿の制止を無視して迟文俊の事件の記録を見せてもらった。すると、玉娘(たまむすめ)も事件に関連していることが発覚する。許清嘉は玉春楼を訪ねて真相を探ることを決意する。
玉娘(たまむすめ)の秘密
朱県令は楊主簿に玉娘(たまむすめ)に連絡を取り、いつものように対応するよう指示する。玉娘(たまむすめ)はすでに準備しており、お茶に薬を盛っていた。高正はそれを察知し、玉春楼に駆けつけるが、そこで胡嬌と鉢合わせになる。二人は協力して許清嘉を「救出」する。玉娘(たまむすめ)は高正に追いかけられるが、高正は玉娘(たまむすめ)の正体を暴く。彼女はもともと京の官僚の家に生まれたが、家運が傾き、茶楼の女将に身を落としたのだ。玉娘(たまむすめ)は否定するが、高正は彼女の言い分を信じていない。
朱県令の暗躍
朱県令たちは玉春楼に駆けつけるが、すでに許清嘉の姿はなかった。許清嘉は目を覚ますと、胡嬌がそばにいることに気づく。高正が現れ、玉娘(たまむすめ)が事件でどのような役割を果たしていたかを説明する。迟文俊は高正に連れ去られたが、どこへ連れて行かれたかはわからない。高正は許清嘉の信頼を得るために、夜に県牢の外で会う約束をする。
高正の策略
夜になり、許清嘉は高正に従って暗がりから様子を伺う。囚人たちが囚人車で運ばれていくが、城を出ると姿を消してしまう。高正によると、朱県令は囚人を送り出す前に合図を送り、城外に出るとほとんどの囚人は戻ってこないという。高正は許清嘉に近づきすぎないように注意するよう忠告する。残りのことは許清嘉自身で解決するしかない。
許清嘉の決意
許清嘉は、一度決めたことは曲げない性格だ。彼は迟文俊の事件記録をくまなく調べたが、村民の失踪については触れられていなかった。胡嬌は、人夫の徴用には必ず帳簿があり、その機密文書は県令が保管しているはずだと指摘する。
楊主簿と宋押司は朱県令に相談し、今年の春耕の仕事を許清嘉に任せ、地元の住民に彼を支持してもらい、将来コントロールしやすくしようと企む。許清嘉は、この機会に事件を詳しく調べようと意気込む。失踪した村民は開墾中に逃げ出した可能性があるが、具体的な場所は記録されていないという話を聞き、さらにやる気を出す。
石羊寨への調査
許清嘉は胡嬌を連れて書斎に行き、地図上の場所を指さす。そこはおそらく石羊寨であり、迟文俊からもらった石と一致する。しかし、彼らは直接石羊寨に行くことはできず、慎重に行動しなければならない。胡嬌は分かれて行動することを提案し、彼女は牢で様子を伺い、許清嘉は春耕の視察を名目に調査を行う。
真相への一歩
許清嘉は今回の旅が危険であることを承知しているが、このままではいられないと決意し、住民たちに寒衣税の真実を告げようと決意する。胡嬌は彼を全力で支持する。
その夜、胡嬌は着替えをして馬に乗り、県牢へ向かう。許清嘉は高正を見つけ、自分の計画をすべて打ち明け、高正に上庸に残って事件を捜査し続けてほしいと頼む。許清嘉にとって高正は信頼できる仲間なのだ。
第9話の感想
第9話は、玉面桃花の物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。
玉娘(たまむすめ)の正体
玉娘(たまむすめ)の正体が明らかになったことは、大きな驚きでした。彼女はもともと京の官僚の家に生まれた人物だったとは意外です。家運が傾き、茶楼の女将に身を落としたという過去には同情を禁じえません。しかし、事件にどのように関わっているのか、今後の展開が気になります。
高正の活躍
高正は今回も重要な役割を果たしました。許清嘉を救い出し、事件の真相を明らかにしていく姿は頼もしいです。彼の正義感と行動力には感心させられます。
許清嘉の決意
許清嘉は、村民の失踪事件の真相を明らかにするために、危険を顧みず行動を起こしました。彼の正義感と勇気は素晴らしいです。今後、どのように事件を解決していくのか、目が離せません。
胡嬌のサポート
胡嬌は、許清嘉の良き理解者として、常に彼のサポートをしています。彼女の存在は、許清嘉にとって大きな力になっているでしょう。
今後の展開
第9話で明らかになった事実をもとに、物語はさらに複雑な展開を迎えることが予想されます。玉娘(たまむすめ)の真の目的、村民の失踪事件の真相、そして高正の正体など、今後の展開が楽しみです。
つづく