猟罪図鑑~見えない肖像画~ 第12話 あらすじ/ネタバレ

陳秋雯(チェン・チウウェン)の部屋から見つかったスタンガンを怪しんだ杜城(ドゥー・チョン)は彼女を再び尋問する。陳秋雯(チェン・チウウェン)は、スタンガンは護身用で、趙明哲(チャオ・ミンジョー)が意識を取り戻しかけたため、自分が先に殺したと主張(チャン)局長する。

画家として警察署勤務となった沈翊(シェン・イー)は、警察学校で学生たちに授業を行っていた。彼は、2人の女性が暴君を殺害する絵について説明する。学生からの質問の中で、沈翊(シェン・イー)はこの絵と趙明哲(チャオ・ミンジョー)事件との関連性に気づく。彼は、陸婷(ルー・ティン)が音に過敏に反応していること、陳秋雯(チェン・チウウェン)に会った時の様子を杜城(ドゥー・チョン)に伝える。杜城(ドゥー・チョン)は再び現場と趙明哲(チャオ・ミンジョー)の住居を調べ、沈翊(シェン・イー)は、ビルの下から写真を撮っても眼球に光の反射が映らないことを発見する。一方、李晗(リー·ハン)は、趙明哲(チャオ・ミンジョー)が陳秋雯(チェン・チウウェン)の住居を見つけるために使った写真が合成されたものであることを突き止める。

証拠が揃っても陳秋雯(チェン・チウウェン)は口を割らず、沈翊(シェン・イー)は彼女が陸婷(ルー・ティン)を知っているかどうかを問いただすが、彼女は頑なに否定する。

隣の部屋では、陸婷(ルー・ティン)が座っていた。蔣峰(ジャン·フォン)は陳秋雯が故意殺人罪で起訴される可能性があると告げ、陸婷(ルー・ティン)は陳秋雯の状況を心配し、すべてを打ち明けることを決意する。

陸婷(ルー・ティン)は、趙明哲(チャオ・ミンジョー)と一緒になってからも家庭内暴力を受けていた。彼女は何度か逃げ出そうとしたが、趙明哲に捕まってしまい、逃げたら家族に危害を加えると脅される。陸婷は家族を守るために趙明哲のそばに留まらざるを得なかったが、妊娠がわかったことで、趙明哲から完全に解放されることを考え始める。

陸婷は中古サイトを通じて陳秋雯を見つけ、趙明哲に流産させられた経験を持つ陳秋雯は陸婷の境遇に同情し、2人の計画が始まる。まず、陸婷は合成された写真を趙明哲に見せ、趙明哲は陳秋雯の目の反射から彼女の住居を見つけ出す。

趙明哲は陳秋雯を探すために北江(ベイジャン)へ向かい、陸婷も後を追って陳秋雯の家に先回りして隠れていた。宅配業者に扮した趙明哲が陳秋雯の家に入り込むと、陳秋雯はスタンガンで彼を気絶させる。リビングに現れた陸婷は、意識を取り戻した趙明哲に捕まってしまう。陳秋雯が趙明哲を引っ張(チャン)局長ると、陸婷は果物ナイフを手に取り趙明哲を刺す。

趙明哲の死によって2人は重荷から解放され、陳秋雯は妊娠している陸婷に計画通りに逃げるように指示する。その後、陳秋雯は現場を掃除し、わざと自分の指紋を果物ナイフに残す。

杜城(ドゥー・チョン)は沈翊(シェン・イー)のオフィスを訪れ、キャンディーを盗み食いしながら、彼の席に座って絵を描き始める。杜城(ドゥー・チョン)は、沈翊(シェン・イー)が拐売事件の捜査のために多くの肖像画を描いていることに気づき、沈翊(シェン・イー)は、絵を多く描けば手がかりが増えるかもしれないと答える。

沈翊(シェン・イー)は張(チャン)局長の命令で、鳳池(フォンチー)派出所が捜査している女子大生強姦事件の捜査に協力することになる。女子大生?柳小葉(リウ・シャオイエ)はパーティーの後、強姦された。事件現場が校外だったため、犯人の特定が困難だった。

鳳池(フォンチー)派出所の小劉(シャオリウ)は、柳小葉(リウ・シャオイエ)の証言をもとに、3つの目を持つ犯人の肖像画を描いた。沈翊(シェン・イー)は、その絵を見て考え込む。柳小葉(リウ・シャオイエ)の同級生によると、彼女は保守的で、内向的で、性格が奇抜な女の子だった。

何溶月(ホー・ロンユエ)は柳小葉(リウ・シャオイエ)を診察し、犯人のDNAを採取できなかったものの、彼女の体内に「おとなしくなる水」と呼ばれる幻覚剤を発見する。

胡所長は、「おとなしくなる水」は短時間で抵抗力を奪う効果があり、闇市場で流通していることを明かす。沈翊(シェン・イー)は柳小葉(リウ・シャオイエ)に会いたいと申し出るが、胡所長は、強姦された時のことを思い出させることで彼女に二次被害を与えてしまうのではないかと心配する。沈翊は、柳小葉に犯人の特徴を説明させないことを約束し、彼女が描いた肖像画が実際に見たものなのか、それとも想像したものなのかを確認したいだけだと説明する。

第12話の感想

第12話は、緊迫感と衝撃が交錯する展開で、最後まで目が離せない内容でした。陳秋雯と陸婷の共犯関係が明らかになり、彼女たちの苦悩と決断に胸を打たれました。また、沈翊の鋭い観察力と推理力が光る場面が多く、彼の活躍に魅了されました。

特に印象に残ったのは、陳秋雯が趙明哲を殺害するシーンです。彼女の必死さと悲壮感が伝わってきて、見ていて辛くなりました。また、陸婷が趙明哲から逃れるために必死に抵抗する姿も、見ていて胸が痛くなりました。

つづく