風起花抄~宮廷に咲く瑠璃(るり)色の恋~ 第10話 あらすじ/ネタバレ
宮廷内
李世民(りせいみん)は、李治(りち)が酒色に溺れ、政務を怠っていることに激怒し、激しく叱責します。李治(りち)は、父皇の健康を祈り、日夜経文を書き写していたため、疲労で腕の筋骨を痛めてしまい、薬酒を塗っていたと説明します。李世民(りせいみん)は半信半疑で、潘(はん)内侍に太医院に確認するよう命じます。
李明(りめい)は、この機会に李治(りち)を陥れようと、潘(はん)内侍に宗太医(そうたいい)を連れてくるよう指示します。しかし、武媚娘(ぶびじょう)は李明(りめい)の企みに気づき、病と称して宗太医(そうたいい)を先に呼び寄せます。潘(はん)内侍は仕方なく他の太医を呼び、李治(りち)の言葉が真実であることを確認します。李世民(りせいみん)は真相を知り、李治(りち)に謝罪し、その孝心に感銘を受けます。
情感糾葛
曹吾(そうご)は、阿霓(あねい)に告白しますが、あっさりと断られてしまいます。一方、阿霓(あねい)は庫狄瑠璃(るり)の助けを借りて、普通の籠裙を美しい芸術品に作り変え、二人の関係はさらに親密になります。庫狄瑠璃(るり)は、文人の面子を利用して、裴行倹(はいこうけん)から遺品を奪い、隠された秘密を暴こうとします。
朝堂
李世民(りせいみん)は奏折を閲読中に、李治(りち)の科挙製度に関する意見に注目します。武媚娘(ぶびじょう)は、李治の純粋さに共感し、彼を全面的に支持します。
裴行倹(はいこうけん)は、李世民(りせいみん)が科挙製度の改革を検討していることを知り、喜びを感じます。しかし、同僚たちの懸念もあり、慎重に事を進める必要があります。四門学庫房(しもんがくこぼう)で物資を受け取ると、軍隊が護衛し、必要量をはるかに超える物資が納入されていることに気づきます。調査を進めると、紙巻ではなく、大量の皮革が混入していることが判明します。
商戦
曹吾(そうご)は、曹記(そうき)が劣質の布を使って阿霓(あねい)を陥れていることを知り、苦悩します。そして、阿霓(あねい)に真実を告げる決意をします。阿霓(あねい)は、曹吾(そうご)の言葉に傷つきますが、庫狄瑠璃(るり)の助けを借りて気持ちを切り替え、籠裙を改造し、新たな命を吹き込みます。
第10話感想
第10話は、宮廷内の陰謀とロマンスが複雑に絡み合った、見応えのあるエピソードでした。李世民(りせいみん)と李治の親子関係、曹吾(そうご)と阿霓(あねい)の恋模様、そして庫狄瑠璃(るり)の謎めいた行動など、様々な要素が盛り込まれており、視聴者を飽きさせません。
特に印象的だったのは、李世民と李治の誤解が解けるシーンです。李世民は李治を誤解していましたが、潘(はん)内侍の調査によって真実が明らかになり、李世民は李治に謝罪します。このシーンは、親子間の信頼関係の大切さを教えてくれるものでした。
また、曹吾(そうご)と阿霓の恋模様も注目すべき点です。曹吾(そうご)は阿霓に告白しますが、あっさりと断られてしまいます。しかし、曹吾は阿霓への想いを諦めず、真実を告げます。阿霓は曹吾の言葉に傷つきますが、庫狄瑠璃(るり)の助けを借りて気持ちを切り替え、新たな一歩を踏み出します。
つづく