『風起花抄~宮廷に咲く瑠璃(るり)色の恋~』第22話 あらすじ/ネタバレ
裴行倹(はいこうけん)の怪我が見事に回復し、庫狄瑠璃(るり)の心も安堵する。東宮を訪れた瑠璃(るり)は、元気な裴行倹(はいこうけん)の姿に喜び、左衛率昇進を祝う。裴行倹(はいこうけん)は、お祝いに寢衣を縫って欲しいと瑠璃(るり)に頼む。瑠璃(るり)は快諾し、裴行倹(はいこうけん)の体に直接採寸をする。その際、裴行倹(はいこうけん)は李治(りち)にも採寸をしたことがあるのかと質問する。瑠璃(るり)は、李治(りち)の衣服は尚服(しょうふく)局に記録があるので、採寸は必要なかったと答える。裴行倹(はいこうけん)は少し嫉妬し、他の男の採寸は禁止だと冗談めかして言う。
一方、楊妃(ようひ)は尚服(しょうふく)局が用意した衣裳の図案に不満を持ち、卓錦娘(たくきんじょう)は繡娘たちに怒りをぶつける。瑠璃は、楊妃(ようひ)の好みを考慮した新しい図案を提案し、楊妃(ようひ)の怒りを鎮める。
松涛(しょうとう)と郎侍衛(ろうじえい)は、假山裏で密会し、郎侍衛(ろうじえい)は松涛(しょうとう)を抱きしめる。しかし、その様子を楊妃(ようひ)の侍女である阿監(あかん)に見られてしまう。阿監(あかん)は、松涛(しょうとう)に秘密の任務を強要する。松涛(しょうとう)は怒りながらも、郎侍衛(ろうじえい)に平手打ちをし、仕方なく任務を引き受ける。
李治(りち)は貴重な葡萄酒を手に入れ、裴行倹(はいこうけん)と庫狄瑠璃を招いて一緒に楽しむ。席間、王内侍(おうないし)は裴行倹(はいこうけん)に玉兒の身元を尋ねるが、裴行倹(はいこうけん)は巧みに話題を逸らす。瑠璃は、子供の頃に母親が持ち帰った葡萄酒を盗み飲みした思い出を語り、李治(りち)を咲わせる。3人は楽しく酒を飲み、親睦を深める。しかし、瑠璃は酒に弱く、すぐに酔ってしまう。裴行倹(はいこうけん)は、瑠璃が酔って秘密を漏らすのではないかと心配し、李治(りち)に瑠璃を尚服(しょうふく)局まで送る許可を求める。李治(りち)は少し残念がるが、許可する。
道中、裴行倹(はいこうけん)は瑠璃に酒を飲み過ぎないようにと注意する。また、李治と距離を置くように忠告し、近侍として李治の側に仕えることになれば、不必要なトラブルを招くと心配する。瑠璃は裴行倹(はいこうけん)の気遣いに感謝し、母親の冤罪を晴らすために調査をしていることを打ち明ける。
月初めになり、繡娘たちは賞賜の食事を楽しむが、瑠璃は尚服(しょうふく)局に残って楊妃(ようひ)の礼服の図案をデザインする。瑠璃は、楊妃(ようひ)が後宮で唯一の存在であることを意味する百鳥朝鳳図を丁寧に描く。鄧七娘(とうしちじょう)は卓錦娘(たくきんじょう)にそのことを報告するが、卓錦娘(たくきんじょう)は瑠璃が自分の手柄を横取りしようとしていると勘違いし、瑠璃を叱責する。瑠璃は自分の意図を説明し、図案が完成したら卓錦娘(たくきんじょう)に渡すことを約束する。最終的に、卓錦娘(たくきんじょう)は納得して図案を楊妃に提出する。楊妃は大喜びし、卓錦娘(たくきんじょう)に礼服を縫うように命じる。
第22話の感想
第22話は、裴行倹(はいこうけん)と庫狄瑠璃の距離がさらに縮まった回でした。裴行倹(はいこうけん)は瑠璃に寝衣を縫って欲しいと頼み、瑠璃は裴行倹(はいこうけん)の体に直接採寸をするという大胆な行動に出ました。また、李治は貴重な葡萄酒を手に入れ、裴行倹(はいこうけん)と瑠璃を招いて一緒に楽しむという場面もありました。
一方、松涛(しょうとう)は郎侍衛(ろうじえい)との密会が楊妃の侍女である阿監(あかん)に見られてしまい、秘密の任務を強要されてしまいます。松涛(しょうとう)は怒りながらも、仕方なく任務を引き受けるという辛い決断を迫られました。
つづく