与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 第12話 あらすじ/ネタバレ
左馬(さま)は仇煙織に拷問を加え、彼女の真の姿を暴こうとするが、仇煙織は屈しない。その危機に、仇子梁(きゅう・しりょう)が現れ、左馬(さま)に時間を制限して尋問するよう命じる。左馬(さま)は仇煙織の部屋で、仇子梁(きゅう・しりょう)の肖像画に偽装された仕掛けを発見し、自分が罠にはめられたことに気づき、恐怖に陥る。彼は仇煙織に命乞いし、命を助けるために忠誠を誓う。仇煙織はそれを受け入れ、薬を与えて傷を癒す。
程若魚(てい・じゃくぎょ)は急いで涇州に向かい、寧和郡主(ねいわぐんしゅ)が重傷を負って昏睡状態になっていることを知る。彼女は応急処置を施し、一時的に容態を安定させる。鎮呉郡主の劉弥紗(りゅう・びさ)は斉焱(せいえん)に興味を持ち、程若魚(てい・じゃくぎょ)に剣器舞を踊るように要求するが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は時宜に合わないとして断る。程若魚(てい・じゃくぎょ)は宮殿に戻り、薬を持ち帰り、斉焱(せいえん)と劉弥紗(りゅう・びさ)の関係を妬む。
仇煙織は仇子梁(きゅう・しりょう)に罪を認め、自罰として仏撃を受け、自分の正体を明かす。同時に、斉宸(せいしん)が第三の人物である可能性を指摘し、斉焱(せいえん)に私心があり、彼を利用して女皇になりたいと告白する。仇子梁(きゅう・しりょう)は仇煙織の野心に驚きながらも、すぐに処罰することはしなかった。
斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)は対策を相談し、刺客が鄭禄(ていろく)の子孫であることを知り、自ら尋問することにする。尋問中、斉焱(せいえん)は刺客が拷問を受けているのを見て、程若魚(てい・じゃくぎょ)に回避を命じる。左馬(さま)は、刺客の首領である鄭天が阿嫵の死に関与していることを明らかにし、背後に第三者がいると推測する。
程若魚(てい・じゃくぎょ)は劉弥紗(りゅう・びさ)が寧和郡主(ねいわぐんしゅ)を城に護送していることを知り、急いで斉焱(せいえん)に報告する。その途中、血を見て吐いてしまう。劉弥紗(りゅう・びさ)は恒安に到着し、繁華な光景に好奇心を抱くが、馬が驚いて暴走し、危ういところを斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)に助けられる。大殿の前で、劉弥紗(りゅう・びさ)は仇子梁(きゅう・しりょう)の傲慢な態度に不満を表明し、無礼な発言をする。仇子梁(きゅう・しりょう)は怒って立ち去る。
第12話の感想
第12話は、緊張感と謎が深まる展開で、目が離せない内容でした。仇煙織の正体が明らかになり、彼女の野心と仇子梁(きゅう・しりょう)との確執が浮き彫りになりました。また、斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)の絆が深まり、劉弥紗(りゅう・びさ)の登場で三角関係が複雑化していく様子が描かれました。
特に印象に残ったのは、仇煙織の強さと決意です。拷問を受けても屈せず、自分の信念を貫き通す姿は圧巻でした。また、斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)が刺客の首領である鄭天を尋問するシーンは、緊迫感があり、今後の展開が気になります。
つづく