与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第13話 あらすじ/ネタバレ
劉弥紗(りゅう・びさ)の野望と程若魚(てい・じゃくぎょ)の活躍
劉弥紗(りゅう・びさ)は寧和郡主(ねいわぐんしゅ)を訪ね、斉焱(せいえん)の寝宮の場所を聞き出そうとする。程懐智(じょうかいち)は仕方なく、斉宸(せいしん)に劉弥紗(りゅう・びさ)の訪問を報告する。
一方、仇子梁(きゅう・しりょう)は劉弥紗(りゅう・びさ)に辱められたことで恨みを抱く。仇煙織は劉弥紗(りゅう・びさ)が皇后になるのではないかと心配するが、仇子梁(きゅう・しりょう)は斉焱(せいえん)が賢明な皇后を選ぶと自信を見せる。そして、斉焱(せいえん)が李徳昀の娘から遠ざかるように仕向けたことを明かす。
斉焱(せいえん)は宴を催し、劉弥紗(りゅう・びさ)は鎮呉藩の臣下たちと交流する。劉弥紗(りゅう・びさ)は恒安に長く滞在したいと願い、斉焱(せいえん)はそれを許可する。
射撃の試合では、劉弥紗(りゅう・びさ)が斉焱(せいえん)に挑戦するが、程若魚(てい・じゃくぎょ)が代わりに戦い、見事な技で矢をキャッチして周囲を驚かせる。
厳修(げんしゅう)は劉弥紗(りゅう・びさ)の部屋で馬乳酒を発見し、寧和郡主(ねいわぐんしゅ)が酔わされて暗殺されそうになったのではないかと推測する。そして、斉宸(せいしん)が黒幕ではないかと疑うが、斉宸(せいしん)は否定する。仇煙織は、鎮呉軍に軍師がいて策略を立てていると推測するが、その正体は不明のままである。
劉弥紗(りゅう・びさ)は7本の矢を連続で放つが、程若魚(てい・じゃくぎょ)はすべて受け止める。劉弥紗(りゅう・びさ)は激怒し、必殺技の「三陽開泰」で攻め立てるが、斉焱(せいえん)が程若魚(てい・じゃくぎょ)を救う。劉弥紗(りゅう・びさ)は怒ってその場を去る。
孫烈(そんれつ)は劉弥紗(りゅう・びさ)に落ち着くように諭し、程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)に感謝する。仇子梁(きゅう・しりょう)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を呼び出し、武術の腕前を褒め、意味深な国花を贈る。
劉弥紗(りゅう・びさ)は斉焱(せいえん)に鎮呉の力を示し、嫁妆として大興の復興を助けると申し出る。その条件として、皇后に立ててもらうことと、軍師に会わせてもらうことを要求する。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)が盗み聞きしていることに気づき、それを指摘する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は笑って、斉焱(せいえん)が美男計を使っているとからかう。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)との間に私情はないと否定し、仇子梁(きゅう・しりょう)が花を贈ったことを伝える。
斉宸(せいしん)は寧和郡主(ねいわぐんしゅ)が昏睡状態になった真相を斉焱(せいえん)に伝える。斉焱(せいえん)は徹底的に調査することを約束する。
宮殿に戻った斉焱(せいえん)は、程若魚(てい・じゃくぎょ)に二人に私情はないことをはっきりと伝える。程懐智(じょうかいち)は劉弥紗(りゅう・びさ)の結婚の意思を程若魚(てい・じゃくぎょ)に伝える。程若魚(てい・じゃくぎょ)はそれを受け入れる。
厳修(げんしゅう)は斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)が話している様子を目撃し、仇子梁(きゅう・しりょう)に報告しようとするが、斉焱(せいえん)に阻止される。斉焱(せいえん)は、仇子梁(きゅう・しりょう)が斉焱(せいえん)と仇煙織の結婚を望んでいることを明かす。
程若魚(てい・じゃくぎょ)は偶然、韓定(かんてい)向が斉焱(せいえん)に帳簿を提出している場面に出くわす。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)の存在に気づき、一緒に帳簿を見るように誘う。韓定(かんてい)向は程若魚(てい・じゃくぎょ)がスパイではないかと疑うが、斉焱(せいえん)は翌日、程若魚(てい・じゃくぎょ)を紫衣局に送り返すことに決める。
第13話の感想
第13話は、劉弥紗(りゅう・びさ)と程若魚(てい・じゃくぎょ)という二人の女性の対比が印象的な回でした。劉弥紗(りゅう・びさ)は野心家で、皇后の座を狙い、鎮呉の力を背景に斉焱(せいえん)に迫ります。一方、程若魚(てい・じゃくぎょ)は武芸に優れ、斉焱(せいえん)を陰ながら支え、その忠誠心は揺るぎません。
特に印象的だったのは、射撃の試合のシーンです。劉弥紗(りゅう・びさ)が放った矢を、程若魚(てい・じゃくぎょ)が軽々と受け止める姿は、二人の力量の差を見せつけるものでした。また、劉弥紗(りゅう・びさ)が必殺技を繰り出すも、斉焱(せいえん)が程若魚(てい・じゃくぎょ)を庇う場面は、二人の絆の深さを物語っていました。
また、仇子梁(きゅう・しりょう)と仇煙織の兄妹の思惑も気になるところです。仇子梁(きゅう・しりょう)は劉弥紗(りゅう・びさ)との結婚を望み、仇煙織は斉焱(せいえん)との結婚を望んでいるようです。果たして、二人の思惑は交錯するのでしょうか?
つづく