与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第17話 あらすじ/ネタバレ

仇烟織は密室から出てくると、厳修(げんしゅう)が佛見笑の劇毒に侵されているのを見つける。厳修(げんしゅう)は仇子梁(きゅう・しりょう)が追ってくることを恐れて、すぐに逃げるように促す。仇烟織は厳修(げんしゅう)を連れて行こうとするが、彼の助けが必要だった。彼女は将棋営の配置図を取り出し、仕掛けや隠し通路について詳しく説明する。この営は北斗七星の配置に従って作られており、2つの出口がある。仇烟織は夏紫苑(かしようえん)に斉宸(せいしん)を天枢の隠し通路から脱出させ、韓岳(かん がく)は斉焱(せいえん)を瑶光の出口から逃がすよう指示する。そして、火薬の場所も教える。これらはすべて、かつて仇子梁(きゅう・しりょう)に対抗するために彼女が仕掛けたものだった。

夏紫苑(かしようえん)は無事に斉宸(せいしん)を連れ出し、韓岳(かん がく)も斉焱(せいえん)を安全な場所に送り届ける。程若魚(てい・じゃくぎょ)は負傷して寝たきりだったが、韓岳(かん がく)は監視を付けていた。彼女は隙を見て斉焱(せいえん)から贈られた信号弾を打ち上げる。韓定(かんてい)はすぐに駆けつけて彼女を救い出す。左馬(さま)は仇子梁(きゅう・しりょう)に仇烟織の正体を明かし、証拠を提出する。仇子梁(きゅう・しりょう)はすぐに彼女に直接問いただそうとする。左馬(さま)は密室への道を案内するが、韓岳(かん がく)が現れて復讐を果たそうとする。仇子梁(きゅう・しりょう)は韓岳(かん がく)を捕まえようとするが、逆に密室の奥深くまで誘い込まれてしまう。左馬(さま)は援軍を待つために口を閉ざし、厳修(げんしゅう)は神才軍の侵入を防ぐ。

仇烟織と厳修(げんしゅう)が到着し、左馬(さま)を殺害する。仇子梁(きゅう・しりょう)は韓岳(かん がく)を追って牢獄まで行く。韓岳(かん がく)は戦いながら後退し、仇子梁(きゅう・しりょう)を奥深くまで誘い込む。韓定(かんてい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を連れて逃げ出し、途中で斉焱(せいえん)がすでに韓岳(かん がく)の正体を知っており、彼の命を救ったことがあることを明かす。程若魚(てい・じゃくぎょ)は驚愕する。

厳修(げんしゅう)と仇烟織は重傷を負った斉焱(せいえん)に出くわす。仇烟織は怒りを抑えきれず、8年前に負った矢傷の痛みを思い出す。斉焱(せいえん)は長年探し続けてきた人物の苦しみを正直に打ち明け、朝露の変の後、韓岳(かん がく)を救ったことを話す。彼は仇烟織の正体を知らない。仇烟織は怒りをあらわにするが、斉焱(せいえん)は耐え忍ぶ。程若魚(てい・じゃくぎょ)は必死に密室に侵入し、斉焱(せいえん)の解放を要求する。仇烟織と激しく戦い、最終的に厳修(げんしゅう)に制圧される。韓岳(かん がく)が現れ、仇烟織は程若魚(てい・じゃくぎょ)を殺さないように懇願する。韓岳(かん がく)は承諾する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)の苦衷を説明するが、仇烟織は信じず、彼女を追い払う。韓定(かんてい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を救出し、2人は宦党の力を借りて斉焱(せいえん)を救い出すことにし、仇子梁(きゅう・しりょう)が捕まったという情報を流す。

仇子梁(きゅう・しりょう)は牢獄に閉じ込められ、生き延びることを夢見る。韓岳(かん がく)は火薬に火をつけ、火の手が上がる。斉焱(せいえん)の姿が見えず、急いで仇烟織を探す。宦党が援軍に駆けつけ、仇烟織は韓岳(かん がく)の逃走を助ける。程若魚(てい・じゃくぎょ)は神才軍を率いて到着し、仇烟織に仇子梁(きゅう・しりょう)の行方を問い詰める。自ら廃墟に突入して斉焱(せいえん)を探すが見つからず、悲しみに暮れる。王統軍は仇烟織に配置図を渡すように迫るが、拒否される。王統軍は仇子梁(きゅう・しりょう)の捜索と仇烟織の捕縛を命じる。

厳修(げんしゅう)は仇子梁(きゅう・しりょう)の遺体が発見されることを心配し、仇烟織は天枢の出口を自ら探す決意をする。王統軍に許可を求めるが、監視付きとなる。

発掘は失敗に終わり、卒子の遺体が見つかっただけだった。皆が落胆する。仇烟織は斉焱(せいえん)の生死を気にかけており、自ら捜索することにする。厳修(げんしゅう)が代理で申し出ると、王統軍は監視付きで同行を許可する。

第17話の感想

第17話は、怒涛の展開と衝撃の事実が明らかになり、視聴者を釘付けにした。特に、仇烟織と厳修(げんしゅう)の過去、そして韓岳(かん がく)の正体が明らかになったことは、今後の展開を大きく左右する重要なポイントとなった。

仇烟織と厳修(げんしゅう)の過去は、悲劇的なものであった。仇烟織は、仇子梁(きゅう・しりょう)によって家族を殺され、自身も重傷を負った。厳修(げんしゅう)は、仇子梁(きゅう・しりょう)の策略によって左遷され、復讐の機会を伺っていた。二人は、互いに支え合いながら生きてきたが、仇子梁(きゅう・しりょう)との戦いで厳修(げんしゅう)は命を落としてしまう。仇烟織は、仇子梁(きゅう・しりょう)への復讐を果たすために、一人で戦い続けることを決意する。

韓岳(かん がく)の正体は、宦官の韓定(かんてい)の息子であった。韓定(かんてい)は、仇子梁(きゅう・しりょう)の策略によって殺され、韓岳(かん がく)は孤児となった。韓岳(かん がく)は、仇子梁(きゅう・しりょう)への復讐を果たすために、宦官となり、潜入捜査を行っていた。韓岳(かん がく)は、仇烟織と出会い、彼女の復讐を手助けするようになる。

つづく