与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 第18話 あらすじ/ネタバレ

緊迫した状況下、仇烟織は巧みに神才軍の監視を振り切り、将棋営へと急行します。一方、斉宸(せいしん)と鞍王は戒備の厳しい晴雨亭に連行されますが、韓岳(かん がく)は仇子梁(きゅう・しりょう)をここで排除するつもりでしたが、仇子梁(きゅう・しりょう)は約束の時間に現れません。夏紫苑(かしようえん)が二人を案内しますが、玉娘(ぎょくじょう)は密かに後を付け、信号弾で情報を伝えます。

知らせを受けた韓岳(かん がく)は急いで戻り、すぐに斉宸(せいしん)を皇帝に擁立しようとしますが、斉宸(せいしん)は傀儡になることを拒否します。その後、程兮(ていせい)率いる紫衣局の女侠たちが奇襲を仕掛け、守衛を制圧して分散行動を開始します。韓岳(かん がく)は程兮(ていせい)の力を借りて斉宸(せいしん)を擁立しようとしますが、拒否されます。混乱の中、女侠たちは营帐を爆破し、斉宸(せいしん)を救出します。韓岳(かん がく)は鞍王を人質として残し、夏紫苑(かしようえん)に監視を命じます。

仇烟織は将棋営の密道を探し回り、ついに仇子梁(きゅう・しりょう)の隠れ場所を見つけます。すぐに厳修(げんしゅう)に韓岳(かん がく)への報告を命じます。厳修(げんしゅう)が駆けつけると、韓岳(かん がく)はすぐに増援に向かいます。一方、程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)が生きていると信じ、柴房の秘密の通路を思い出し、韓定(かんてい)と共に探します。危険な放水路で瀕死の斉焱(せいえん)を見つけます。斉焱(せいえん)は臨終の言葉で、仇子梁(きゅう・しりょう)を倒すことを託し、韓定(かんてい)に代わりに果たすように頼みます。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)を助けようとしますが、斉焱(せいえん)は「将棋営」と最後の言葉を絞り出して気を失います。

程兮(ていせい)は斉宸(せいしん)を無事に安置した後、鞍王の安否を知り、韓岳(かん がく)が危害を加えるつもりはないと知り、少し安心します。斉宸(せいしん)は玉娘(ぎょくじょう)を仇烟織のもとに送り、対策を相談します。事態は複雑になる予感がします。案の定、韓岳(かん がく)は急いで密室に向かい、仇子梁(きゅう・しりょう)に復讐しようとしますが、厳修(げんしゅう)と仇烟織に捕らえられてしまいます。仇子梁(きゅう・しりょう)は悠然と立ち上がり、笑声に得意げな様子が表れます。韓岳(かん がく)は再び敗北を喫します。

王統軍は仇子梁(きゅう・しりょう)の生還を喜びます。仇子梁(きゅう・しりょう)は韓岳(かん がく)に降伏を勧めますが、拒否されます。その後、鞍王と仇烟織の安全を交換することを提案します。仇烟織はこれを機に韓岳(かん がく)の正体を明かし、仇子梁(きゅう・しりょう)への忠誠を誓って信頼を得ようとします。実は、仇烟織はすでに仇子梁(きゅう・しりょう)が生きていることを知っており、わざと策略を仕掛け、韓岳(かん がく)に罪を擦り付けて、その深い策略を見せつけます。

仇子梁(きゅう・しりょう)が去った後、仇烟織は韓岳(かん がく)に真実を明かします。爆破装置が作動した時、仇子梁(きゅう・しりょう)はすでに安全な場所に移動していたのです。韓岳(かん がく)は自分が再び敗北したことに気づき、落胆します。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)を宮殿に連れ戻そうとしますが、仇子梁(きゅう・しりょう)に阻まれます。仇子梁(きゅう・しりょう)はこれを機に帝位を奪うつもりです。斉焱(せいえん)は事前に将棋営の地下道を調べていたため、脱出に成功します。

仇烟織は韓岳(かん がく)に謝罪し、来世で恩返しすることを約束します。韓岳(かん がく)は自分の命が長くないことを悟り、仇烟織に後を託します。厳修(げんしゅう)は涙ながらに処刑しますが、仇烟織は耐えられず、複雑な気持ちになります。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は困った状況を打破しようと、外に助けを求めようとしますが、程兮(ていせい)と韓定(かんてい)が間に合います。程兮(ていせい)は李得昀(り・とくうん)の密書を斉焱(せいえん)に渡し、紫衣局の女侠たちは斉焱(せいえん)を堂々と宮殿に連れ戻し、人目を引かないように噂を広めます。

厳修(げんしゅう)は仇烟織を守るため、韓岳(かん がく)が自害したと嘘をつきますが、仇子梁(きゅう・しりょう)はそれでも納得せず、厳修(げんしゅう)を厳罰に処し、韓岳(かん がく)の遺体を切り刻もうとします。仇烟織は悲しみを堪え、表面上は平静を装いますが、辺境からの急報が適時届きます。兆儀節度使の劉琮堅が先帝の遺詔を手に、蠢動しています。仇烟織はこれを機に斉焱(せいえん)の解放を願い出ます。辺境の動乱を避けるため、仇子梁(きゅう・しりょう)はこれを承諾します。

斉焱(せいえん)は無事に宮殿に戻り、程怀智(てい かいち)は喜びます。斉宸(せいしん)はすぐに斉焱(せいえん)の治療を開始しますが、斉焱(せいえん)は薬を求め、鎮吴と廬从の情勢を安定させるために、劉弥紗(りゅう・びさ)を救出するために夜通し行動します。薬を飲んだ後、斉焱(せいえん)は斉宸(せいしん)、程若魚(てい・じゃくぎょ)を連れて救援に向かいます。劉弥紗(りゅう・びさ)は感謝の気持ちを表しますが、斉焱(せいえん)との別れを惜しみ、別れ際に深い抱擁を交わし、程若魚(てい・じゃくぎょ)に斉焱(せいえん)の面倒を見るように頼みます。

第18話の感想

第18話は、緊迫感あふれる展開と衝撃的な事実が明らかになる、見どころ満載のエピソードでした。

まず、仇烟織の活躍が目覚ましかったです。神才軍の監視を巧みに振り切って将棋営に駆けつけ、さらに仇子梁(きゅう・しりょう)の隠れ場所を発見するなど、冷静な判断力と行動力で物語を引っ張っていました。

また、韓岳(かん がく)の立場が大きく変化したことも印象的です。仇子梁(きゅう・しりょう)に敗北し、さらに仇烟織に命を救われたことで、これまでとは違う道に進むことになりそうです。

そして、ついに仇子梁(きゅう・しりょう)の正体が明らかになりました。彼の策略によって、韓岳(かん がく)は窮地に追い込まれ、仇烟織は複雑な立場に立たされました。今後の展開が気になります。

一方、斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)の関係も進展を見せました。瀕死の斉焱(せいえん)を救い出し、共に困難を乗り越える姿は感動的でした。

つづく