与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第21話 あらすじ/ネタバレ

仇煙織は斉焱(せいえん)の策略にはまり、李得昀(り・とくうん)が宮中に入ったことに気づくが、時すでに遅し。彼女は厳修(げんしゅう)を連れて仇子梁(きゅう・しりょう)に報告し、自分の失態を認める。しかし、右士(うし)がすでに李得昀(り・とくうん)の行方を報告しており、仇子梁(きゅう・しりょう)は李得昀(り・とくうん)の朝廷での基盤を恐れて、まだ行動を起こしていなかった。

朝廷では、斉焱(せいえん)が廬従の戦について群臣と協議するが、武官たちは責任を回避しようとする。程若魚(てい・じゃくぎょ)は立ち上がり、出征を志願するが、仇子梁(きゅう・しりょう)は反対する。李得昀(り・とくうん)は適宜に現れ、自ら廬従へ向かうことを申し出る。仇子梁(きゅう・しりょう)は期限を1ヶ月、斉焱(せいえん)は2ヶ月と定め、李得昀(り・とくうん)に軍令状を書かせた。百官は李得昀(り・とくうん)に熱心にもてなし、斉焱(せいえん)も笑顔を見せる。先帝が残した多くの暗棋について言及し、程若魚(てい・じゃくぎょ)は安心する。

寧和郡主(ねいわぐんしゅ)は斉宸(せいしん)の世話で日を追うごとに回復し、斉焱(せいえん)に勇敢に立ち向かうよう励ます。斉焱(せいえん)は仇子梁(きゅう・しりょう)との戦いは避けられないことを悟り、程若魚(てい・じゃくぎょ)を危険にさらしたくないと考え、斉宸(せいしん)に彼女を遠ざけるよう頼む。厳修(げんしゅう)は右丞相の身元を調査し、仇子梁(きゅう・しりょう)が白空寺で右丞相に助けられたことを突き止める。仇煙織はこのことが右丞相と関係があるのではないかと疑う。

ある日、程若魚(てい・じゃくぎょ)は馬場で斉焱(せいえん)と狩猟に出くわす。李則寧(りせきねい)は案内役を自薦し、程若魚(てい・じゃくぎょ)を遠ざける。程若魚(てい・じゃくぎょ)が去った後、程兮(ていせい)は彼女を太皇太后郭氏のもとに連れて行き、桃夭镯を贈られる。これは婚約を意味する。李則寧(りせきねい)は狩猟中にわざと転倒し、斉焱(せいえん)は冷たくあしらうが、それを機に李得昀(り・とくうん)と密談する。李則寧(りせきねい)は斉焱(せいえん)に弓を贈り、斉焱(せいえん)はしぶしぶ検討することを約束する。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は桃夭镯を見つめ、斉焱(せいえん)が白狐の皮を贈ってくる。二人は太皇太后の意図を理解する。仇子梁(きゅう・しりょう)は斉焱(せいえん)を嘲り、2ヶ月後に決着をつけようと約束し、寧和郡主(ねいわぐんしゅ)の死を告げる。斉焱(せいえん)は悲しみに暮れ、桃夭镯を奪い返し、程若魚(てい・じゃくぎょ)の思いを断ち切る。程懐智(じょうかいち)は程若魚(てい・じゃくぎょ)が良縁を逃したと嘆くが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)を想い、他に何も求めない。

斉焱(せいえん)は寧和郡主(ねいわぐんしゅ)の霊前で一人過ごし、皆を帰す。仇煙織は郡主の死を聞き、感慨にふけり、厳修(げんしゅう)を連れて右丞相に会いに行く。右丞相は仮面をつけて現れ、文字で会話し、自分の正体が十三であることを認め、仇煙織の祖父である王揚(おうよう)に恩返しをする。仇煙織は血縁関係を否定し、怒って立ち去る。

斉焱(せいえん)は寧和郡主(ねいわぐんしゅ)の仇を討つことを誓い、夏紫苑(かしようえん)が突然現れて襲いかかる。程若魚(てい・じゃくぎょ)が助けに入り、二人は協力して敵を倒す。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を庇って怪我をするが、夏紫苑(かしようえん)を捕らえることに成功する。

第21話の感想

第21話では、物語が大きく動き、様々な思惑が交錯する展開となりました。

まず、仇煙織と斉焱(せいえん)の関係が大きく変化しました。仇煙織は斉焱(せいえん)の策略にはまり、失態を認めることになります。また、斉焱(せいえん)は仇子梁(きゅう・しりょう)との戦いが避けられないことを悟り、程若魚(てい・じゃくぎょ)を危険にさらしたくないと考えます。二人の関係は、今後どのように変化していくのでしょうか。

次に、李得昀(り・とくうん)の登場が物語に大きな影響を与えました。李得昀(り・とくうん)は廬従への出征を志願し、仇子梁(きゅう・しりょう)と斉焱(せいえん)の間に新たな緊張関係を生み出します。また、李得昀(り・とくうん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)の関係も気になるところです。

そして、寧和郡主(ねいわぐんしゅ)の死が明らかになりました。斉焱(せいえん)は悲しみに暮れ、仇子梁(きゅう・しりょう)への復讐を誓います。夏紫苑(かしようえん)の襲撃事件も、今後の展開に大きな影響を与えそうです。

つづく