与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第24話 あらすじ/ネタバレ

李則寧(りせきねい)は太皇太后に演奏を披露し、その隙に斉焱(せいえん)に求婚する。しかし、斉焱(せいえん)は愛のない結婚はしないと断固拒否。李則寧(りせきねい)は斉焱(せいえん)が程若魚(てい・じゃくぎょ)を想っていることを指摘し、程兮(ていせい)が鞍王を仇子梁(きゅう・しりょう)に引き渡したことを告げる。斉焱(せいえん)は信じようとしないが、李則寧(りせきねい)は程兮(ていせい)と対峙することを勧める。

程兮(ていせい)の行動を知った仇煙織は、その背景を疑い、厳修(げんしゅう)と共に右丞相を訪ねる。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)に鞍王の行方を尋ねるが、真実を隠す。斉焱(せいえん)は真実を聞きたいと訴えるが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は嘘をつき続ける。

仇煙織は右丞相に3つの質問をするが、右丞相は1つの答えしか書かない。彼は程兮(ていせい)とは異父兄弟であり、皇太子を支持する意思があることを認める。仇煙織は仇子梁(きゅう・しりょう)がそれを認めないだろうと告げ、程若魚(てい・じゃくぎょ)と程兮(ていせい)の出自を尋ねる。右丞相は逆に彼女の身元と遺詔の在りかを問う。仇煙織は自分の身元を明かし、遺詔は妹の靴に隠されていると話す。右丞相は疑い、仇煙織は諦めて去る。

鞍王のことで心を痛めた斉焱(せいえん)は食事を拒否する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は心配して宮殿を訪れると、斉焱(せいえん)が李則寧(りせきねい)から贈られた弓を拭いているのを見て複雑な気持ちになる。食事を届けると、斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を裏切り者だと責める。程若魚(てい・じゃくぎょ)は程兮(ていせい)の行動を正直に話し、真相を明らかにしたいと訴える。斉焱(せいえん)は怒って追い出そうとするが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は拒否する。斉焱(せいえん)は弓を向け、最終的に程若魚(てい・じゃくぎょ)を跪かせて謝罪させる。そして、程懐智(じょうかいち)に彼女を連れ去るように命じる。

夜、程兮(ていせい)は右丞相を訪ね、鞍王を仇子梁(きゅう・しりょう)に引き渡して兵変を起こそうとしたことを告白する。右丞相は冷たく対応する。斉焱(せいえん)は李則寧(りせきねい)との過去を思い出し、先帝の命令で離れ離れになったことを悲しむ。程懐智(じょうかいち)は程兮(ていせい)の裏切りを責めるが、程兮(ていせい)は反論できず、程懐智(じょうかいち)は失望して去る。程若魚(てい・じゃくぎょ)は程兮(ていせい)を告発した後、紫衣局の女性たちに拒否され、一人雨の中をさまよう。

仇煙織が現れ、程若魚(てい・じゃくぎょ)を乗せて去る。彼女は斉焱(せいえん)の側にいて乱を鎮めるよう説得し、李則寧(りせきねい)が彼女の行動を暴露したことを告げる。仇煙織は劉弥紗(りゅう・びさ)を連れ戻して斉焱(せいえん)の許しを得ることを勧める。程若魚(てい・じゃくぎょ)は勇気を出して斉焱(せいえん)に会いに行くが、ひどい言葉を浴びせられる。そこで、蹴鞠で別れを告げ、劉弥紗(りゅう・びさ)を連れ戻して罪を償うと誓う。

第24話の感想

第24話は、物語が大きく動き、登場人物たちの心情が複雑に絡み合う重要なエピソードでした。李則寧(りせきねい)の求婚、程兮(ていせい)の鞍王引き渡し、そして程若魚(てい・じゃくぎょ)と斉焱(せいえん)の確執など、衝撃的な展開が続きました。

特に注目すべきは、程若魚(てい・じゃくぎょ)と斉焱(せいえん)の関係です。これまで信頼関係を築いてきた2人でしたが、鞍王のことで溝ができてしまいました。斉焱(せいえん)の怒りと悲しみは理解できますが、程若魚(てい・じゃくぎょ)もまた苦渋の決断をしたはずです。2人がどのようにしてこの危機を乗り越えていくのか、今後の展開が気になります。

また、仇煙織の存在も気になります。彼女は程若魚(てい・じゃくぎょ)に協力を持ちかけましたが、その真意は不明です。彼女は本当に程若魚(てい・じゃくぎょ)を助けるつもりなのか、それとも別の思惑があるのか、今後の動向に注目です。

つづく